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第501回 街中の野鳥ドバト(12回目)
①https://blog.syuka.com/article/post170024890.htmlより引用の街中のドバト(体長約33㌢)
これまでも「鳩」は何回も語りましたが、やっぱり街中で見かけることが多いのは、ドバトが圧倒的に多いから、身近な存在であることは確かです。「河原鳩・家鳩・塔鳩・堂鳩・土鳩」って皆んな同じくドバトのことです。これに加えて、キジバト、アオバト、カラスバト、シコラバトが国内に生息している「鳩」です。
②https://tap-biz.jp/lifestyle/living/1038532より引用の堂々と鳩胸を張って歩くドバト
よく巷ではドバトは最近減ってきているとレポートもよく目にしますが、またあるレポートにはそれは生存調整しているからだとも…でも私たちのほんの身近にはドバトの群れに出会う機会は多いです。最近では地下の駅のホームにも現れたり、以前からそうですが人間に接近してきます。
③最近ではキジバト(体長約33㌢)も街中に
減っているとされるドバトに対して、別名「ヤマバト」とされるキジバトも最近では、街中でよく見かけるようになりました。本来なら縄張り意識の強いドバトも同じ仲間のキジバトには気を許しているのかもしれません。山野を好むキジバトも街中へと進出しているのです。
④twitterより引用のドバト(左)とキジバト(右)
最近、街中にドバトの群れの中にキジバトが混じって、人より与えられた餌を喧嘩することもなしに、餌をついばんでいます。これはドバトの祖先?の「カワラバト 」が家禽であったため、その系列を受け継ぎ、人への警戒心や食べ物の豊富さから、④の風景になったのかもしれません。
⑤Wikipediaより引用の原種「カワラバト」(ドバトの祖先?)のイラスト
イラストはヨーロッパや中央アジア、北アメリカが原産で、千年近くの時をかけて、人間にいいように改良された、むしろサイボーグのような「鳩」。家禽化された「カワラバト」のうち再野生化した個体をドバトとする説もあるくらいですから、言わばペットの野生化がドバトなんです。