第1602回 鳩って言うけど
①https://www.hatotaisaku.jp/guide/1972/より引用のドバト(体長約33㌢)の羽ばたき
ある意味に於いて「鳩」と言いましたら、この日本には七種のハトがいまして、その中でも私たちか住う街中で頻繁に見られる身近なハトは①の写真のドバトです。皆さんが「鳩」と呼んでいるのは大概がドバトのことです。街中の駅のロータリーやお年寄りや子供たちが集まる公園や寺社仏閣に行きますと大概が群れて集まり、お年寄りや親御さんに連れられた子供たちから、パンやお菓子、ポップコーンなどを貰っています。そして誰かがハトを脅かすと一斉に飛び立っていきます。
②https://taskle.jp/media/articles/444より引用の街中のハトのドバト
②の写真の集団で群がるドバトの様子は、街中の色んなところで見受けられます。駅のプラットホームは当たり前なのですが、勇敢なのか、冒険家なのか、集団ではなく個体で地下のプラットホームまで、行き交う人を上目に餌をねだるドバトを見ると驚かされてしまいます。夕方や夜でもいますのでまさか迷子になったのではと心配すらさせられてしまいます。それほどどんなところにでも飛んでいける飛行態勢は立派であると思います。その「鳩」イコールドバトの飛び方の話しです。
③-1.https://db3.bird-research.jp/news/201804-no4/より引用のカワラバトが転じてドバト
③-2.https://www.birdfan.net/2019/05/17/70628/より引用のヤマバトことキジバト(体長約33㌢)
厳密に言いますと、街中で見られる身近なハトは③-1.のドバトに加えて、③-2.の別名ヤマバトのキジバトも最近では街中への進出を果たしました。またヤマバトの別名のあるアオバトもいますが、街中にはいません。またキジバトはドバトと比べて正確が違って余り群れません。むしろ単独行動か、つがいでの行動です。ドバトは以前の名前をカワラバトといい、飼鳥として改良された「鳩」でした。時の流れと共に人から捨てられ、野に放たれ、基本的に自分からの採餌はできません。
④-1.https://matome.naver.jp/m/odai/2136535054168847901より引用の首振りドバトのイラスト
④-2.https://www.birdfan.net/2013/07/05/23385/より引用のやはり首を振りながら歩くハクセキレイ(体長約21㌢)
その集団で何時も街中の人の集まるところに、同じように集まるドバト。大切な餌を人から貰うために、小さな子供がよちよちながらハトを追いかけても飛び立とうとはせず、ちゃかちゃか歩いて子供をかわします。そんな時に気になるのが歩いている時に連動するかのように、ハトは首を④-1.のイラストみたいに前後に振ります。この行動は顔の真横に眼が位置されている鳥に多い仕草らしいです。最近になり街中に進出してきた④-2.のハクセキレイも同じように首をふりつつ歩きます。
⑤https://midorinotori.com/?p=7557より引用の集団で飛び立つドバトの群れ
そんなハトが地上から飛び立つ時の羽音が凄いです。「バサバサバサ、ヒュンヒュンヒュン」こんな風切り音が聞こえます。一羽でも音がするのに⑤のような一斉飛び立ちの時なら尚更です。一団となって飛ぶ群れの様子は壮観で見る者を圧倒しますが、これはハトたち自身も仲間のおかげで捕食者から身を守り,飛行の助けを得ているのです。時速約70km飛行のハトは、集団でくっつきながら飛ぶ時に,飛行制御と視覚的安定性を高める事ができ、より一層の障害物への衝突回避です。
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