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第1035回 書きそびれた野鳥のことわざ ⑵
①https://www.google.co.jp/amp/s/nopppi.exblog.jp/amp/23833542/より引用の「着た切り雀」
⑴寒の兎か白鷺か(かんのうさぎかしらさぎか)→冬は兎の毛が白くなる。真っ白なものの例え ⑵着たきり雀(きたきりすずめ)→いつも同じ衣服を着ていること、またその人。「舌切り雀」の語呂合わせ ⑶漁夫の利(ぎょふのり)→シギとハマグリが争っているのを見て、漁夫が両方とも捕らえてしまった ⑷孔雀は羽ゆえ人に獲らる(くじゃくははねゆえひとにとらる)→孔雀は美しい羽ゆえに人に獲られてしまう美点がかえって仇になるという例え
②https://www.fleapedia.com/五十音インデックス/け/けんもほろろとは何か/より引用の「けんもほろろ」
⑸くちばしが黄色い(くちざしがきいろい)→雀のクチバシは成鳥繁殖期は黒色だが、幼鳥は黄色。そこで、経験が浅く未熟なことの例え ⑹けんもほろろ→無愛想に人の頼みを拒絶して、取りつくしまもないさま「けん」はキジの鳴き声。慳貪(けんどん)は「思いやりがない」「ほろろ」は羽音 ⑺鵠は浴せずして白し(くぐいなよくせずしてしろい)→白鳥は毎日水を浴びなくても白い。本性の良い者は、飾らなくても自然にその性質の良さが現れるという例え ⑻鷺足を使う(さぎあしをつかう)→抜き足差し足で歩くこと ⑼鷺は洗わねどもその色白し(さぎはあらわねどもそのいろしろし)→人はこの世に生まれた時から運命が定まっているという例え
③http://pmkujira.sakura.ne.jp/sozai/illust22/illust22.htmより引用の「三羽烏」
⑽三羽烏(さんばがらす)←部下や門下のなかの特に優れた三人。また、ある部門で特に秀でた三人 (11)翠は羽を以って自ら残う(すいははねをもってそこなう)→カワセミは美しい羽があることのために、人に捕えられる。長所がかえって禍を引き起こすことの喩え。(12)木兎引き木兎に引かれる(みみずくひきみみずくにひかれる)→昼間目の見えないミミズクは鳥にばかにされ突かれる。そこで、ミミズクを囮に鳥をおびき寄せ、鳥を捕まえる (13)聖人は鶉居して彀食す(せいじんはじゅんきょしてこうしょくす)→「鶉居」は鶉の巣。「彀食」は幼鳥が母鳥に餌をもらって食べること。聖人は粗末な場所でも平然としているる。食物を選ぶこともしない。物に拘束されない (14)鶴の粟を拾うがごとし(つるのあわをひろうがごとし)→細いクチバシで小粒を拾う動作から、きわめて少しずつの意の例え
④http://contest.japias.jp/tqj2004/70237/n/nakazu.htmlより引用の「鳴かず飛ばず」
(15)鳶も物見ねば舞わぬ(とびもものみねばまわぬ)→鳶は獲物がいると思わなければ舞いはせぬ。転じて、利益にならないことに骨を折るものではないという例え (16)鳥篭に鶴をいれたよう(とりかごにつるをいれたよう)→小鳥の鳥篭に鶴を入れたら狭くて身動きできない。押さえつけられ、のびのびしない様子 (17)鳥は古巣に帰る(とりはふるすにかえる)→故郷は忘れることができない (18)鳥も止まりどき(とりもとまりどき)→物事にはそれぞれふさわしい時機のあることの例え (19)鳴かず飛ばず(なかずとばず)→目立った働きのないこと。中国の史記より。即位して三年、何もしないので「岡の上にいる鳥が三年も飛びも鳴きもしないがどういう鳥か」と尋ねたとことから (20)鳰の浮巣(におのうきす)→不安定なことの例え
⑤https://photohito.com/photo/6589214/より引用の「闇夜の烏」
(21)白鷺は塵土の穢れを禁ぜず(はくろはじんどのけがれをきんぜず)→白い鷺は、たとえ汚れた土の上に立っても汚れることはない。正しい者はどんな環境や境遇にあっても悪に染まることはない (22)闇夜の烏(やみよのからす)→周りの物と区別がつかぬ物の喩え (23)夜鷹の宵だくみ(よだかのよいだくみ)→ヨタカは夜間に虫を捕えるが、腹一杯にならぬことから、昼間飛んで小鳥を捕えようと計画した。だが、夜も飛び回るので疲れて昼間も寝てしまう。せっかくの企ても計画倒れになってしまうこと (24)良禽は木を択ぶ(りょうきんはきをえらぶ)→賢い鳥は自分の停まるべき木を選ぶのだから、まして、人間も己の処すべき道を考え、頼み甲斐のある人物や友人を選べ