第2092回 本朝七十二候の鳥
①https://7net.omni7.jp/detail/1107270624より引用の日本の二十四節気七十二候イラスト
二十四節気は日本を含む中国文化圏に広く伝えられ、日本の旧暦でも二十四節気、七十二候は早くから取り入れられました。各七十二候の名称は、気象の動きや動植物の変化を知らせる短文になっています。中には「雉入大水為蜃」(キジが海に入って大ハマグリになる)のような実際にはあり得ない事柄も含まれています。古代中国のものがそのまま使われている二十四節気に対し、七十二候の名称は何度か変更されています。日本でも、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され「本朝七十二候」が作成されました。現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。俳句の季語には、中国の七十二候による物も一部残っています。では本朝七十二候とは。
②-1.https://www.birdfan.net/2016/08/05/45455/より引用の黄鶯睍睨(うぐいすなく)
②-2.https://www.543life.com/seasons24/post20200321.htmlより引用の雀始巣(すずめはじめてすくう)
⑴ 黄鶯睍睨(うぐいすなく) 2月9日~13日
まだまだ寒さは厳しいが、鶯が山里で声美しく鳴き始める時節
※1. 「黄鶯」=コウライウグイス
※3. 「睍睨」=鳴き声の良いさま
⑵ 雀始巣(すずめはじめてすくう) 3月21日~25日
春の気ますます盛んとなり、雀が巣を作り構え始める時節
③-1.https://www.google.co.jp/amp/s/www.kyoto-np.co.jp/articles/amp/751599より引用の玄鳥至(つばめきたる)
③-2.https://www.google.co.jp/amp/s/tenki.jp/amp/suppl/usagida/2016/04/09/11441.htmlより引用の鴻雁北(こうがんかえる)
⑶ 玄鳥至(つばめきたる) 3月21日~25日
ツバメがいつものように南からやって来る時節
「玄鳥」=ツバメ
⑷ 鴻雁北(こうがんかえる) 4月10日~14日
雁が北へ渡っていく時節
④-1.https://dot.asahi.com/tenkijp/suppl/2015071800006.htmlより引用の鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)
④-2.https://www.google.co.jp/amp/s/tenki.jp/amp/suppl/kous4/2015/09/13/6642.htmlより引用の鶺鴒鳴(せきれいなく)
⑸ 鷹乃学習(たかすなわちわざをならう) 7月17日~22日 幼い鷹がワザ、つまり飛ぶことを覚える時節
⑹ 鶺鴒鳴(せきれいなく) 9月13日~17日
小川や沼などの水辺でセキレイが鳴き始める時節
⑤-1.https://masaonedayonepohoto.blog.fc2.com/blog-entry-986.html?spより引用の玄鳥去(つばめさる)
⑤-2.https://dot.asahi.com/tenkijp/suppl/2015101000017.htmlより引用の鴻雁来(こうがんきたる)
⑤-3.https://www.543life.com/seasons24/post20210130.htmlより引用の雞始乳(にわとりはじめてとやにつく)
⑺ 玄鳥去(つばめさる) 9月18日~22日
ツバメが南へ渡っていく時節
⑻ 鴻雁来(こうがんきたる) 10月9日~13日
雁が飛来し始める時節
⑼ 雞始乳(にわとりはじめてとやにつく) 1月30日~3日
鶏が春の気を感じ、卵を産み始める時節
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