![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83852332/rectangle_large_type_2_4ee27554cd103b9ef154926dadda391d.jpeg?width=1200)
第2156回 鳥のいろいろ ⑵
①-1.https://www.google.co.jp/amp/qpronius.seesaa.net/article/470446550.html%3famp=1より引用の凄い鳩胸のポーターのイラスト
①-2.https://sumical.com/hato/threat/より引用の羽ばたくドバト(体長約33㌢)
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83852342/picture_pc_988b6896a408c35d151d0e330a3d75d6.jpeg?width=1200)
①-1.のタイトルイラストは改良型の飼鳥のポーターという品種のハトです。ハトは当たり前ですが「鳩胸」で有名です。ただでも鳩の胸は目立ち、鳩胸の印象が強いのですが、それを証明すべきことに鳩の鳩胸を示しますのは、鳩胸とは前に大きく張り出した特徴のある胸のことをいいます。実際の鳩を見ても、確かにそうなっています。その鳩胸こそ、鳩を鳩らしい体形に見せる重要点であり、外敵から逃げるために重要な役割を果たしています。胸が大きく張り出して発達しているのは、大きな筋肉があるからで、なんとその割合は、体重の31〜44%にもなります。スズメは16%くらいだから、いかに大きいかお判り頂けると思います。また私も皆さんも体験された事があると思いますが、公園などで鳩が飛び立つ時に発するヒュンヒュンという羽ばたきと、力強く飛び去るその速さは、鳩の胸筋の素晴らしいさです。
②https://www.google.co.jp/amp/s/plaza.rakuten.co.jp/pinghudesu/diary/201911020000-amp/より引用の「鳶がくるりと輪を描いた」のトビ(体長約59〜69㌢)
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83852352/picture_pc_56694e4e80329169e085102c34c9cbe4.jpeg?width=1200)
最近でも我が街のトビは②の写真のように、以前より回数は減りましたが、山の麓の河川敷の空高く「ピーヒョロロ」と「鳶がくるりと輪を描いた」を見せてくれます。又先日、京都に行った際の鴨川では相変わらず、空高く舞って、眼下の獲物を虎視眈々と狙っています。鷹の仲間もこの上昇気流を使ったソアリングを行いますが、なぜトビだけが空高く旋回するのかといいますと、その答えは体重にあると思います。体長約50㌢のオオタカは体重約1,000㌘、ミサゴ体長約59㌢に対し、体重1,400㌘、ハヤブサ体長約46㌢に対し、体重約700㌘、そしてトビは体長約64㌢に対し体重約730㌘と大形の鷹の仲間の中で体長の割に体重が少ないのが「鳶がくるりと輪を描いた」です。
③-1.https://ikimono-matome.com/kiwi/より引用の嗅覚でミミズを探すキウイ(体長約50㌢)
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83855187/picture_pc_ce449dba9392bec25ce796c8d8b0faab.jpeg)
③-2.http://xenopus.s1005.xrea.com/aves/Cathartes_aura.htmより引用の鋭い嗅覚の持ち主ヒメコンドル(体長約64〜81㌢)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83852366/picture_pc_b7c1a883540526e6e65293d7376c4879.jpeg?width=1200)
鳥は他の生き物とまったく違いますのは、翼を羽ばたかせて空を飛ぶことが出来、また空高くからでも地上の獲物の動きが見えるなど、視力が凄く優れているということです。翼を得た代わりに二本趾となり、また視力を得た代わりに鳥には花らしい花はありません。そんな鳥の仲間の中で、抜群の臭覚を誇るものがいます。③-1.はニュージーランドに生息致します国鳥のキウイです。キウイフルーツはこの鳥の容姿がそっくりだからその名前がついたくらいです。世界には飛ぶことが出来ない鳥がいます。ダチョウやエミューに、日本ならヤンバルクイナについでキウイも飛べません。その代わりかどうかわかりませんが、夜行性ですが、視覚も発達せず、臭覚が発達し、匂いで土中のミミズなどを探し当てます。このキウイより鋭い嗅覚を持つと言われますのが、南北アメリカ大陸などに生息致します③-2.の写真のヒメコンドルです。コンドルと名がつくくらいですから、空高くから動物などの死骸を探して、屍肉を啄みます。殆どの仲間は視覚に頼るらしいのですが、この鳥は嗅覚が発達しており、匂いを頼りに死体を探します。一説には16㌖先の匂いまで把握することができるという素晴らしく臭覚の良い鳥です。
④-1.https://www.birdfan.net/2012/02/17/17874/より引用のカモメ(体長約45㌢)を追いかけ回して餌を奪うトウゾクカモメ(体長約72㌢)
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83852388/picture_pc_1327c01810de6af9c756b1a2a03fe677.jpeg)
④-2.http://blog.livedoor.jp/nohohoon_photo/archives/51655220.htmlより引用の左のヤマガラ(体長約14㌢)の貯食を奪うシジュウカラ(体長約14㌢)
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83852440/picture_pc_6e4f64390b870df90dbd10ab9df23df0.jpeg?width=1200)
④-3.YouTubeより引用の人から食べ物を奪うトビ
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83856880/picture_pc_045c169f3d372991f498393a5c83ebc8.jpeg?width=1200)
鳥の中には、自分で獲物を捕獲することが当たり前のことですが、色んな情勢で自分では直接に獲物を捕獲せず、他の鳥が捕獲した獲物を奪い取るということを致します鳥がいます。その代表的な鳥が④-1.の写真のその名の通りのトウゾクカモメです。海鳥に多くてグンカンドリもそのひとつです。洋上でカモメやミズナギドリ、カツオドリの仲間の水鳥を空中で攻撃し、獲物を放したり吐き出したりしたところを空中で奪い取ります。また、自分で魚類を捕食もします。これは海鳥だけではなく、私たちの身近な鳥でも行われています。④-2.の写真はヤマガラが餌の乏しい冬に向けて、木の実を貯食することが知られています。それが真冬の本当に食べ物の少ない季節に、混群での盟友であります④-2.の写真のシジュウカラに食べられてしまいます。食べ物を奪うことは何も鳥同士のことだけではありません。④-3.の写真のトビは昼間に堂々と河川敷でお弁当を食べています人間から、おかずやバーガーを奪っていきます。
⑤-1.https://hakushikijinblog.com/pelican-ecologyより引用の貪欲なモモイロペリカン(体長約160㌢)
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83852447/picture_pc_2fef9199bab93b10920f32a3161135c9.jpeg?width=1200)
⑤-2.https://hakushikijinblog.com/pelican-ecologyより引用の大きな魚も丸呑みのアオサギ(体長約93㌢)
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83852453/picture_pc_e4d30231cff474ad563b536f8b023280.jpeg)
ある意味で、人気者の鳥にペリカンがいます。鳥としては大きな身体で、⑤-1.の写真のように、その大きすぎるクチバシのため、歩行時のバランスを保つため、前後に頭の位置をシフトさせることによって重心を変化させてバランスを維持しています。また、両翼にある1対ないし3対程度の羽根を補助翼のように動かすことで、左右のバランスを調整しています。そんなちょっとユニークな存在のペリカンですが、沿岸や湖沼などに生息し、食性は動物食で、主に魚類を食べますが、甲殻類を食べることもあります。水面で獲物を水ごと咽喉嚢に含み水だけを吐き出して捕食し、モモイロペリカンなどは集団で魚群を追い込み捕食することもあります。また衝撃映像などで映し出される映像には、寄ってきた カイツブリなどの水鳥を一飲みしてしまうこともあります。そんなペリカンの仲間に⑤-2.の写真のアオサギを始めとしますサギの仲間がいます。特にアオサギやダイサギは身体が大きいので、時には水鳥の鴨のヒナ等を捕食してしまいます。何せ肉食の水鳥なのですから。