第639回 野鳥の立寄り食堂(山野 -は行-編)
①https://www.pinterest.jp/pin/533746993335546790/?amp_client_id=amp-am6AsGw82x9y-YxYXoonFQ&mweb_unauth_id=fb228b09696c3ec532bf481a5d500d77より引用のイラスト
②http://blog.livedoor.jp/myacyouen-diary/archives/4257199.htmlより引用のハナミズキの実を食べるムクドリ
②の写真のヒサカキのこの赤い実をついばんでいるのはムクドリです。ハナミズキの名は、ミズキの仲間で花が目立つことに由来します。やはり赤い実をつける樹木は野鳥にとって安心な食事場所なのでしょう。その実を食べにアオゲラ、アトリ科、オナガ、キビタキ、シジュウカラ、ツグミ類、ヒヨドリ、ムクドリが集まります。ハギにはオオマシコ。ハイマツはホシガラス、ギンザンマシコ。ハクウンボクはヤマガラ。ハゼノキはキツツキ類、メジロ、ツグミ類です。
③http://blog.livedoor.jp/myacyouen-diary/tag/ヒサカキより引用のヒサカキの実を食べるヒガラ
私はヒサカキといえば、仏花のサカキを思い出します。サカキは高級でヒサカキはその代用品。またの名前をビシャコといいます。その③の写真のヒサカキにはメジロ、ツグミ類、ウグイス、オナガ、カワラヒワ、キジバト、ヒヨドリ、ホオジロが集まります。ハマニンニクはユキホオジロ。ハンノキはアトリ類、シジュウカラ類、ホオジロ類。ヒマワリには偏食かとも思えるカワラヒワ。河原に咲くヒマワリが台無しになります。ヒメコウゾにはカラス類、ツグミ類、ヒヨドリです。
④http://blog.livedoor.jp/poporinkon154/archives/52169575.htmlより引用のピラカンサの赤い実を食べるジョウビタキ
真っ赤な実がなる④の写真のピラカンサ。和名は「トキワサンザシ」「タチバナモドキ」で二種ともに今ではピラカンサと呼んでいます。この赤い実にオナガ、ジョウビタキ、ルリビタキ、キビタキ、ノビタキ、メジロ、アカハラ、シロハラ、シメ、イカル、イソヒヨドリ、ツグミ、クロツグミ、トラツグミ、ヒヨドリ、ムクドリ、キジバト、レンジャク類と、また驚くべきは猛禽類の端くれとも言えるモズと多くの野鳥が集まります。こんなにも多種にわたって食べられています。
⑤https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/katujii-0708/entry-12383628460.htmlより引用のフユイチゴを食べるメジロ
フユイチゴと言いますが、私たちが子供の頃からよく摘んでいた野イチゴにヘビイチゴがあります。毒ヘビになりたいヘビが食べる毒イチゴと言われていましたが毒はなく酸っぱかったです。そのイチゴとは別で、食用とされるイチゴです。ウソ、シロハラ、ルリビタキ、メジロと甘いも好きの野鳥が集まります。人も食べる果実にはいろんな野鳥が集まります。それに対して、ビワは古い民家の庭にあった昔ながらの果実で、大きな種が印象的でしたが、ハシブトガラスだけです。
⑥http://blog.livedoor.jp/myacyouen-diary/archives/5166739.htmlより引用のヘクソカズラの実を食べるジョウビタキ
⑥の写真はヘクソカズラって、和名の漢字表記は「屁糞葛」。何かけなしているような名前の付け方です。葉や茎に悪臭があることから屁屎葛(ヘクソカズラ)の別名があります。その実に効用は認められており、しもやけ、ひび、あかぎれなどの外用民間薬として使われるみたいです。全草を煎じたものが腎臓病や脚気、下痢、黄疸に効能があるとされます。薬草の役目が多いです。そんな匂いの強いヘクソカズラにはヒタキ類、ヒヨドリ、メジロが集まりまるようです。