第1195回 ウグイスの仲間はこれでもかっ
①-1.https://www.silhouette-ac.com/detail.html?id=142559&sw=うぐいすより引用のウグイスのシルエット
①-2.ウグイス(オス体長約16㌢、メス体長約14㌢)
日本の環境省が識別したウグイスの亜種は六種を認定しています。日本でウグイスといえば七種のウグイスが存在することになります。世界的にウグイスを大分類しますと、上下位系統に分かれてウグイス科にエナガ科・メボソムシクイ科に近縁となるみたいです。ヨーロッパウグイスにヤブサメ、タイワンコウグイス、フィリピンウグイス、マンシュウウグイスと調べ出したらキリがないくらい日本のウグイスには親戚縁者が多く存在し、色んな調査機関が含めたり、また外したりです。
②-1.http://www1.cncm.ne.jp/~seifu/karafutouguisu17.htmより引用のカラフトウグイス(体長不明→リュウキュウウグイスだとしたら②-2.と同じ)
②-2.https://birding66.hatenadiary.org/entry/20120302/p1より引用のリュウキュウウグイス(オス体長約15.5㌢、メス体長約14㌢)
日本が認定するウグイスの亜種の六種のうちの②-1.はカラフトウグイスです。分布は北海道の南千島、サハリン南部です。特徴は灰色味があり、赤茶色味を欠きお腹は白いです。沖縄には冬に緑褐色と褐色の南西諸島で灰緑色の②-2.の写真の
11月~4月生息するリュウキュウウグイスがいて、夏には緑褐色のカラフトウグイスがいなくなり、これがDNA判定から、カラフトウグイスと判別されました。リュウキュウウグイスは高緯度の個体ほど長い翼を持ち、遠くへ飛べ、サハリンや南千島の亜種カラフトウグイスは沖縄へ渡ります。
③-1.http://ogatours.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-c05b.htmlより引用のハシナガウグイス(体長約12㌢)
③-2.https://japaneseclass.jp/trends/about/ダイトウウグイスより引用のダイトウウグイス(体長不明)
③-1.のハシナガウグイスは別名をオガサワラハシナガウグイスといい、やや小型で腹部が白っぽく、クチバシは長く赤みがあり、鳴き方も違っていて「ホーホケヶ」と鳴きます。警戒心がうすく、人のすぐそばまで近づきます。③-2.のダイトウウグイスは別名をダイトウハシナガウグイスといいます。羽色は亜種ハシナガウグイスに似ますが、クチバシが長く翼が短いです。ハシナガウグイスは一夫一妻、ダイトウウグイスは一夫多妻。結局はこの二種ともにハシナガウグイスです。
④-1.https://www.google.co.jp/amp/s/huyudori.exblog.jp/amp/15988869/より引用のチョウセンウグイス(体長約17㌢)
④-2.別名チョウセンウグイスのソウシチョウ(体長約15㌢)
④-1.のチョウセンウグイスは、日本では数少ない冬鳥として、西表島、与那国島で少数が越冬し、春秋の渡りの時期に日本海側の島嶼での記録もあります。体長約17㌢でウグイスと似ていますが、一回り大型です。さえずりはウグイスと似ますが、声に張りがありません。また④-2.の写真のさえずり上手のソウシチョウは、外来生物法で特定外来生物に指定されており「日本の侵略的外来種ワースト100」ですが、別名をチョウセンウグイスといいますが、ウグイスの仲間ではないです。
⑤https://ebird.org/species/bfbwar3?siteLanguage=jaより引用のタイワンコウグイス(体長約13㌢)
⑤の写真はタイワンコウグイスです。ウグイスの中ではハシナガウグイスに次いで小さいです。身体付きはチョウセンウグイスに似ているようです。最近ではウグイスなど大半の種は、タイワンコウグイスを模式種として分離されたようです。マンシュウウグイスはタイワンウグイスとも言いますが、この名はタイワンコウグイスを意味することもあり、大変複雑なウグイスの亜種です。コウライウグイスもウグイスと付きますがウグイスの仲間ではありません。身体付きが違います。
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