![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86617031/rectangle_large_type_2_8598881ec036cd3b0c2411873e7dbd40.jpeg?width=1200)
第2204回 似過ぎなセキレイ
①-1.http://photozou.jp/photo/show/3015104/244812729より引用の奥側ハクセキレイ、手前セグロセキレイ(体長共に約21㌢)
①-2.https://yacho-joho.com/niteiru-yacho-chigai-miwakekata/hakusekirei-segurosekirei-chigai-miwakekata/よりハクセキレイとセグロセキレイの比較写真
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86617085/picture_pc_7ab275a949c47cbaed6a681cd7647868.jpeg)
この日本には、身近な鳥がいっぱいいまして、二種いる「スズメ」には遠い昔にいまのスズメみたいに、ニュウナイスズメがいましたが、追いやられて、身近でなくなり、ハトも三種いて、やはり一番身近なドバトは元来外来種で、同じ別名のヤマバトのキジバトとアオバトは、キジバトが街中に進出し、身近な鳥になったり、カラスに至っては、街中の生ゴミ処理の方法で、街中に進出して来ましたハシブトガラスと、未だに郊外で植物性の強い雑食を続けるハシボソガラスの二種があり、最近に身近な鳥となったセキレイ三種のうちで、一番身近になり、コンビニの駐車場で予期見かけるハクセキレイ、今でも川辺でよく見かけるセグロセキレイ、清流沿いを好むキセキレイ。このセキレイで身近な二種と致しまして、①-1.と-2.の二枚の写真でも判別付きにくい身近なセキレイのハクセキレイとセグロセキレイがいるのです。
②https://www.birdfan.net/2015/04/17/34412/よりつがいのハクセキレイ(手前がメス、奥がオス)
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86617129/picture_pc_e864ffbef7b3c698a67f67f3c6708219.jpeg)
身近なセキレイで、最近では街中に進出して来ました②の写真のハクセキレイは、やはりスズメやドバトのようにオセアニア大陸からやって来ました外来種の鳥です。セキレイ全般は尾が長く、尾をフリフリする仕草をするのが特徴的です。基本的に水辺に住む鳥ですが、環境適応して水辺でない場所でも比較的よく見ることができます。またハクセキレイは環境適応能力が高いので、最も都会進出を果たしているのがこのハクセキレイです。河川や海岸などの他、公園、農耕地、駅前など人工的な場所でも住み分けます。開けた場所が好きで、活動中も私たちの前に堂々と現れます。
③http://kamaima.blog.fc2.com/blog-entry-281.html?spより引用のつがいのセグロセキレイ(手前メス、奥側オス)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86617158/picture_pc_7b20b0e46e53fd3c925b657bd2c783b0.jpeg?width=1200)
日本の固有種に近いセキレイはこの③の写真のセグロセキレイです。最近になって街中に進出して来ましたハクセキレイに押されて、存在感が薄いですが、このセキレイこそが日本国誕生の鍵となった鳥なのです。『日本書紀』によりますと、日本国を造ったとされますイザナギとイザナミの二柱の神は国産みの方法をこのセグロセキレイから教わったとされます。国内には他の種類のセキレイもいるが、その鳥はセグロセキレイだったようです。その事実として、大陸から進出して来ましたハクセキレイは当初は東北地方くらいに留まっていて、国産みの島根県やほぼ北海道を除く全国に分布していましたのは、セグロセキレイです。
④-1.http://bird-muromi.sakura.ne.jp/zukan/suzume/kisekirei/kisekirei.htmlより引用のオスのキセキレイ(雌雄共に体長約20㌢)
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86617174/picture_pc_6c027f9a33cca1edec3320e652d1574e.jpeg)
④-2.http://www.forest-akita.jp/data/bird/30-kiseki/kiseki.htmlより引用のメスのキセキレイ
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86617189/picture_pc_8e9c977b0d6bc51f179aaecb50c2dc09.jpeg?width=1200)
日本には割と身近とされますセキレイは、ハクセキレイ、セグロセキレイに、一枚でつがいの姿がなかったので、この④-1.と-2.の二枚の写真のキセキレイの三種がいます。以前での棲み分けはひとつの河川で下流域にハクセキレイ、中流域にセグロセキレイ、渓流域にキセキレイと、おおむね棲み分けています。それがハクセキレイの進出で中流域のセグロセキレイの生息域までに進出してきました。そして未だに清流と言われる渓流域に生息しているのがキセキレイです。また三種の中では少し小さなこの鳥はやはり領域侵犯してくる他の二種に対し、追いかけ回し縄張りを守っているからこそ、立場は変わりませんが減っています。
⑤-1a.https://cbx400fk2.exblog.jp/4643626/より引用のセキレイ(写真はハクセキレイ)の飛び方
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86617243/picture_pc_54fe608dda95814e64366ce3fcd80912.jpeg?width=1200)
⑤-1b.https://j-town.net/2020/04/14303997.html?p=allより引用のヒヨドリ(体長約27㌢)の波状飛行
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86617286/picture_pc_dddaff4efb56bc921411bb128eecdd7f.jpeg?width=1200)
⑤-2a.https://www.birdfan.net/2017/11/17/56930/より引用のセキレイ(写真はハクセキレイ)首振り歩行
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86617308/picture_pc_e4ce4888689d7ef6b2e99b8a3494ff24.jpeg)
⑤-2b.https://www.zenmashiniki.com/より引用のハト(ドバト?)の首振り歩行のGIF
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86617384/picture_pc_add912745cfdf09bc4ef427fa867addb.gif)
また全般的にこの三種のセキレイには、他の鳥より面白い行動を見ることができます。三種の体長は約20〜21㌢ありますが、それは尾羽が約7㌢くらいの長さですから、実際にはスズメより小さな約14㌢くらいとなります。その小さくて細身の身体で飛ぶ姿は、⑤-1a.の写真のように、石槍を飛ばしたような翼をすぼめ、また広げて飛行するという波状飛行です。この飛行方法は⑤-1b.の写真のヒヨドリやキツツキの仲間に見られます。また歩行でもセキレイは独特の歩き方をします。身近で必ず見ることができます⑤-2a.の写真のハクセキレイはコンビニによく見かけます。よく見ますと、尾羽を振りながら歩くのはセキレイの特徴ですが、歩く度に首を前後に振りながら歩きます。この首振り歩行をするのは公園やロータリーによくいるドバトやニワトリなどの鳥がこの歩行です。