第1182回 難しい鳥用語 ⑶
①https://sozai-good.com/illust/free-background/cute/26650より引用のイラスト
②http://blog.livedoor.jp/shin_megamitensei/archives/43685127.htmlより引用の鳥の磐樟船
(46) 鳥の磐樟船(とりのいわくすぶね)→上代の船の名 鳥のように速く、岩のように堅固な、クスノキでつくった船 (47) 鳥の楽(とりのがく)→雅楽の迦陵頻 (かりょうびん) のこと (48) 鳥の子(とりのこ)→❶ 鳥の卵。特に、鶏 (にわとり) の卵 ❷ 鳥のひな 特に鶏のひな ひよこ ❸ 「鳥の子色」の略 ❹ 「鳥の子紙」の略 ※1. 鳥の子色(とりのこいろ)→鶏卵の殻のような色 淡黄色 ※2. 鳥の子紙(とりのこがみ)→雁皮(がんぴ) を主原料とした上質の和紙 鶏卵の色に似た淡黄色で、強く耐久性があり、墨の映りもよい 福井県・兵庫県産のものが有名で、越前鳥の子・播磨紙ともいわれる ※3. 鳥の子餅(とりのこもち)→祝儀用の、平たい卵形の紅白の餅。鶴の子餅 (49) 鳥司(とりのつかさ)→平安時代、宮中で時刻を知らせる役目の人 鶏人 (けいじん) (50) 鳥の糞騙(とりのふんだまし)→コガネグモ科のクモ 体長約1センチ 腹部は横に大きく膨らみ、黄白色で、葉に脚を縮めて止まっているようすが鳥の糞のように見える 日没後に網を張り、日の出前にこわす
③http://www.shirokumado.net/Bugakuzu/L/Ichikotsucho/Karyobin/より引用の迦陵頻 (かりょうびん) の舞
(51) 鳥の舞(とりのまい)→舞楽 迦陵頻 (かりょうびん) の舞 左舞で、四人の童舞 (わらわまい) 天冠・鳥の羽をつけて舞う (52) 鳥肌が立つ(とりはだがたつ)→寒さや恐怖などによって、皮膚に鳥肌があらわれる。鳥肌立 つ (53) 鳥醢(とりびしお)→塩漬けの鳥肉をさらに麹 ・味醂・醤油などに漬けた食品。鳥肉の塩辛 (54) 鳥衾(とりぶすま)→大棟または隅棟 などの鬼瓦の上に反って長く突き出した円筒状の瓦 雀瓦 (55) 鳥偏(とりへん)→漢字の偏の一 「鴃 (げき) 」「鴕 (だ) 」などの「鳥」の称
④https://aucfree.com/m/items/l466775374より引用の鳥箒
(56) 鳥箒(とりぼうき)→鳥の羽で作ったほうき羽箒 (はぼうき) (57) 鳥見(とりみ)→江戸幕府の職名 若年寄の支配下に属し、鳥見組頭の指揮を受けて将軍の遊猟地の巡検にあたった (58) 鳥黐(とりもち)→さおの先などに塗りつけて小鳥や昆虫などを捕らえるのに用いる粘着力の強い物質 モチノキ・クロガネモチ・ヤマグルマなどの樹皮から作る もち (59) 鳥持ち網代(とりもちあじろ)→海鳥のアビが小魚を追う習性を利用して、その小魚に集まるタイ・スズキなどを捕る漁場または漁法 (60) 鳥黐の木(とりもちのき)→❶ モチノキの別名 ❷ヤマグルマの別名
⑤https://gifte.jp/detail.php?eventmasterid__c=7010K000001eKGqより引用の魚群の鳥山
(61) 鳥屋(とりや)→❶ 鳥の売買を業とする店 また、その人 ❷ 鳥肉を売る店 また、その料理を出す店 (62) 鳥山(とりやま)→魚群の上を多くの海鳥が飛び回っていること 釣りや漁の目安になる 「鳥山が立つ」 (63) 鳥寄(とりよせ)→おとりやえさ、または笛などを使って、鳥を呼び寄せること (64) 鳥臓(ももげ)→鳥の内臓 (65) 鳥目(とりめ)→鳥の多くは夜目がきかないところから(本当は鶏だけ)、夜になると視力が著しく衰えて物がよく見えなくなる病気 ビタミンAの不足により起こる 夜盲症