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第550回 野鳥図鑑に載っていない野鳥

①ボク達のせいじゃないと訴える特定外来生物のガビチョウ(体長約24㌢)

    日本では現在、四十種以上の外来鳥類の繁殖(または繁殖の可能性が高い)記録があります。なぜ外来種が増えると問題なのか、外来種は開発による「生息地の消失」とならんで生物多様性に重大な影響を与えると考えられています。交雑(遺伝子の撹乱)は、近縁の種や亜種が持ち込まれると起こる可能性があります。交雑によって雑種ばかりになったりして、地域別の違いがなくなります。

②特定外来生物のカオグロガビチョウ(体長約22〜25㌢)

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   外来種とは、本来の生息地から、人間の活動によって運ばれてきた生き物のことです。人間が意図的につれてくる場合と、船にまぎれてくるなど、人間が知らずに移動させてしまう場合があります。①ガビチョウと②カオグロガビチョウ、③カオジロガビチョウ共に指定されています。またヒゲガビチョウは、今年の1月からシリアカヒヨドリとともに特定外来生物に指定されました。

③特定外来生物のカオジロガビチョウ(体長約22〜25㌢)

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   ガビチョウ四種の輸入は1970年代に飼い鳥ブームにのって急増したようです。またこの時期には雌雄同色で雌雄ともにさえずるソウシチョウも特定外来生物に指定されています。中国やインドではこれらガビチョウ四種とソウシチョウは美しい声で、それこそ力いっぱい鳴くことが、爆竹好きの中国人や大きな家に住むインドの人には受け入られましたが、日本では嫌われることに…

④特定外来生物のソウシチョウ(体長約15㌢)

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   普通、日本の野鳥と題された野鳥図鑑にはこのガビチョウ四種やソウシチョウは掲載されていないことが多く、なぜ自分達が日本で観察して、調べようとしているのに不掲載。図鑑編集者としては、近年になってからの外来種であるために、あえて監修しないのでしょう。図鑑編集者としては、近年になってからの外来種であるために、あえて載せていないのでしょう。

⑤今は無罪放免のドバト(カワラバト体長約33㌢)

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   これらのことを踏まえて考えてみますと、私がよく野鳥の写真をお借りしている「BIRD FAN」にはガビチョウ四種とソウシチョウは載せてもらっていますが、今や無罪放免となっているはずのカワラバトは「BIRD FAN」には載っていますが、私的に考えてみますと、カワラバトはヨーロッパでの原種としての名前で、今いる街中で見かける「ハト」は改良されたドバトなのです。


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