第507回 鳥がつく言葉
①https://jp.123rf.com/photo_77418701_ベクトル-イラスト飛ぶ鳥の群れ%E3%80%82ムクドリ%E3%80%82.htmlより引用
1)鳥雲→ 1.小鳥が群がり飛び、遠くから見ると雲のように見えること。2.鳥や雲の動きのように機に臨んで、集合離散が自在にできるようにした陣立て。鳥雲の備え。鳥雲の陣。 2)鳥瞰(ちょうかん)→鳥が空から見おろすように高い所から広い範囲を見おろすこと。また転じて全体を大きく見渡すこと。俯瞰 (ふかん) 。「山頂から市街を鳥瞰する」「日本経済を鳥瞰する」
②雀に雲がついてヒバリ(雲雀)
3)鳥人→飛行家、またはスキーのジャンプ競技の選手を空飛ぶ鳥にたとえた語。 4)鳥葬→死体を野山などに放置して鳥の食うのに任せる葬法。ヒマラヤ周辺に現存。 5)鳥道→鳥しか通わないような険しい山道。鳥路。鳥径。 6)鳥媒→鳥によって植物の受粉が媒介されること7)鳥馬→ツグミの別名。ぴょんぴょんとび歩くのでいう。
③鳥馬(ツグミ)
8)鳥目(ちょうもく)→銭 (ぜに) の異称。また、一般に金銭の異称。江戸時代までの銭貨は中心に穴があり、その形が鳥の目に似ていたところからいう。現在は多く「お鳥目」の形で用いる。 9)鳥座(とくら)→鳥のねぐら。とや。 10)鳥柴(としば)→鷹狩りの獲物を人に贈るとき、その鳥を結びつけた木。初めは柴につけたが、のち季節に応じて松・梅・桜・楓 (かえで) などの枝を用いた。鳥付け柴。とりしば。
③鷹狩のタカはオオタカ
11)鳥総(とぶさ)→木のこずえや、枝葉の茂った先の部分。昔、木を切ったあとに、山神を祭るためにその株などにこれを立てた。 12)鳥屋(とや)返る→夏の末ごろ、鳥屋にいるタカの羽が抜け替わる。 13)鳥屋掛け→鳥小屋を作る事。またその鳥小屋。14)鳥足升麻(しょうま)→ユキノシタ科の多年草。 山地に生え、高さ約60センチ。6〜7月咲く。
④https://blogs.yahoo.co.jp/syory159sp/24889591.htmlより引用の鳥頭の太刀
15)鳥居→神社の神域を象徴する一種の門。2本の柱の上に笠木 (かさぎ) を渡し、その下に貫 (ぬき) を入れて柱を連結したもの。笠木の下に島木 (しまぎ) のある明神鳥居の系統と、島木のない神明 (しんめい) 鳥居の系統に大別される。 16)鳥打帽子→前びさしのついた丸く平たい帽子。ハンチング。鳥打ち帽。 17)鳥影が射す→鳥の影が壁などに映る。来客のある前触れ。
⑤https://www.smartcrutch.jp/blog/best-fit-foryou2syurui/より引用の不杖の鳥口
18)鳥口→文杖 (ふづえ) などの尖端 (せんたん) の、物を挟む所。ここに文書などを挟んで位の上の人に差し出した。鳥のクチバシに似ている。 19)鳥竿(鳥刺)→先に鳥もちをつけて小鳥をとる竿。とりさしざお。 20)鳥じもの→(副詞的に用いて)鳥のように。 21)鳥衾(とりぶすま)→大棟 または隅棟 などの鬼瓦の上に、反って長く突き出した円筒状の瓦。雀瓦