第589回 意外なエナガ(2回目)
①https://sukai2.exblog.jp/10571666/より引用の肉の脂身を食べるエナガ
NHKの「ダーウィンが来た」でも特集されたエナガ。第541回「匠の技で生きる!里山のもふもふ鳥エナガ」でエナガの魅力を思う存分楽しめました。そのエナガを自分なりに調べようと、ネットを検索していましたら、①のような写真の「肉の脂身」を突いている二羽のエナガが写っていました。エェッエナガみたいな可愛らしい小さな野鳥も牛肉の脂身を食べるなんて…信じられない。
②可愛いエナガ(体長約14㌢)
エナガは体長約14㌢で②の写真のように丸っこい身体と、その身体の割に長い尾羽を持っています。小さな野鳥を比べる時に、ミソサザイ、キクイタダキ、メジロと必ず比べられます。メジロがパッと見でエナガより大きい(体長約12㌢)のですが、尾羽の長さの分でエナガの体長が大きいとなり、ミソサザイ、キクイタダキ(各約10㌢)は身体の大きさはトントンですが、やはり大きいです。
このエナガに対抗して、小さくてしかも可愛さを競い合うのは、私にはこのキクイタダキだと思います。エナガの漢字表記は「柄長」(柄が長い)キクイタダキは「菊戴」(菊を戴く)と名前からすると、頭の上に菊を戴いていりるキクイタダキに軍配があがるように思いますが、実際に両種を比べてみても、丸っこい身体付きで双方ともに可愛らしく感じられて、私には優劣をつけれません。
④本当のライバル?亜種シマエナガ(体長約14㌢)
でも、当のエナガが言ったわけではないのですが、ネットではエナガのライバルは、北海道に生息する亜種のシマエナガらしいです。④の写真でもわかるように、エナガの正面を真っ白にしたような感じです。誰だってこんな白くてふわふわの、丸っこい小さな野鳥がいたら、大概の人は可愛いと思うに違いあららません。他の生き物では小さなふわふわした子犬や子猫が可愛いように。
⑤https://torinote.net/白っぽい顔のエナガ、オオワシ、ハイタカ、ハヤ/より引用の険しい顔のエナガ
この⑤の写真はエナガが天敵の猛禽類を警戒している時の表情みたいです。あんなにいつもは可愛い顔をしているエナガですが、見る側の目線の角度の違いかもしれませんが、私には険しい表情だと思います。だからこそ、エナガは団子状態に身を寄せ合ったり、カラ類の「混群」に参加したり、また意外なことには①のように、冬こそ体力をつけるために脂身でも食べてしのぐのです。
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