第1741回 皇居の野鳥 ⑶
※https://parknavi.info/kokyohigashi/newpage1.htmlより引用の皇居東御苑
⑤陸域の冬鳥
(21)https://note.com/hiho2351/n/n8c4d77e4c16cより引用のつがいのジョウビタキ(上がメス、下がオス共に体長約14㌢)
東御苑のほぼ全域で見られます。越冬期は雄雌別々の縄張りを持ち、同時に観察されることは少なく、尾を振りながら「ヒッヒッヒッカッカッ」と鳴き、きびきびと動く姿が観察できます。背の白い紋が目立つ事から紋付き鳥とも呼ばれます。
(22)https://cosinon.hateblo.jp/entry/2021/03/15/yoshigamoより引用のツグミ(体長約24㌢)
二の丸雑木林、本丸芝生、野草の島、富士見多聞、桜の島など。越冬期に樹林内や芝地で観察でき,特に本丸芝生が観察しやすいです。両翼をだらりと下げて、両足をそろえて飛び跳ねる「ポッピング」と呼ばれる独特の行動が見られます。
(23)https://www.kunaicho.go.jp/event/yacho/akahara.htmlより引用のアカハラ(体長約24㌢)
(24)http://halcyon32.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/post-c977.htmlより引用のシロハラ(体長約24㌢)
二種とも二の丸雑木林、本丸芝生、野草の島、富士見多聞、桜の島など。冬期に樹林や本丸芝地で採餌行動を観察できます。アカハラは本丸芝生でツグミと争っている姿が見られる事もあります。シロハラはどちらかというと、富士見多聞,富士見櫓周辺の常緑広葉樹の林で多く見られます。
(25)https://www.env.go.jp/garden/kokyogaien/5_album/2/f01/post_14.htmlより引用のキセキレイ(体長約20㌢)
本丸の芝生、二の丸池周辺、白鳥濠周辺、各濠の水際など。留鳥として、秋季から冬季に観察され水際で多く見られます。橋の上や石垣、二の丸池周辺、歩道等でよく見られ、飛び立って飛翔昆虫を空中で採餌する「フライングキャッチ」と呼ばれる行動が観察できます。ちょこまか歩きます。
(26)http://sample.fng.or.jp/kyoto/blogarchive/2008/03/post_ef5b.htmlより引用のアオジ(体長約16㌢)
二の丸雑木林、新雑木林、諏訪の茶屋付近、野草の島、桜の島など。秋季から冬季にツツジやサツキの植え込みの中や藪で多く見られます。植え込みの中にいると姿は見えませんが「チッ」という鳴き声で分かります。春先の渡去前には樹上でさえずる姿も見られます。スズメに似ています。
(27)https://www.kunaicho.go.jp/event/yacho/shime.htmlより引用のシメ(体長約19㌢)
二の丸雑木林、新雑木林、野草の島、富士見多聞、桜の島など。東御苑では「チチッ」と鋭い声で鳴き、木の上に止まっているのを多く観察します。皇居以外の場所ではカワラヒワと一緒です。
(28)https://www.kunaicho.go.jp/event/yacho/uguisu.htmlより引用のウグイス(体長約14〜16㌢)
野草の島、富士見多聞、諏訪の茶屋付近など。
秋季から冬季に、笹ヤブや林床で「チャッチャッ」と鳴く「笹鳴き」を聞けますが、姿はなかなか見せません。春に東御苑から去る前に、稀ですが「ホーホケキョ」というさえずりを聞けます。
(29)https://www.env.go.jp/garden/kokyogaien/5_album/2/f01/post_9.htmlより引用のエナガ(体長約14㌢)
二の丸雑木林、新雑木林、野草の島、富士見多聞、桜の島など。東御苑では数は少ないですが、秋季から冬季に、樹林内でカラ類とともに混群を形成しているのが観察できます。皇居の中のエナガはエナガ団子を形成出来るほどいるのかな。
(30)https://www.env.go.jp/garden/kokyogaien/5_album/2/f01/post_30.htmlより引用のモズ(体長約20㌢)
二の丸雑木林、新雑木林、野草の島、富士見多聞、桜の島など。秋から冬にかけて観察され、木の梢などに止まって「キチキチキチ」と高く鳴く「高鳴き」が観察できます。稀に捕らえた獲物を枝に刺す「はやにえ」を観察する事ができます。
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