第1119回 野鳥の冠名⑷
①http://karapaia.com/archives/52169485.htmlより引用のオウギバト
※太文字は日本の野鳥
②ケリ(体長約36㌢)
か行) (138)ケリ→灰色(の頭の色) (139)ケワタガモ→モリッシュ とても柔らかい(体毛) (140)コアジサシ→アルビフロンスalbihrons白い額の 白いalbus+額frons マガンと同じ (141)コアホウドリ→インムタビリス (成鳥と幼鳥が)不変の(羽色の) (142)コイカル→ミグラトリア 移住者+に属する (143)コウノトリ→ココニア コウノトリの亜種名 ボイシアナ コウノトリ(ボイシア地方の) (144)コウライアイサ→スクアマトゥス 鱗模様の
(145)コウライウグイス→オリオルス 金色の (146)コオバシギ→クヌータス イングランド王クヌートから (147)コオリガモ→ヒエマーリス 冬の
③コガモのつがい(奥がオス、手前がメス共に体長約38㌢)
(148)コガモ→クレカ (擬声語)つがい形成中にオスがよく発する声 (149)コキアシシギ→黄色い脚 (150)コクガン→ベルニクラ 英語のエボシ貝 barnacleのラテン語化 雁がエボシ貝から生まれるとの伝説から (151)コゲラ→キズキkizuki 最初の採取地、九州の杵築(きつき)から (キツツキの誤記?) (木突き?)説も 『この鳥は日本語でkizukiという』と記載されている (152)コケワタガモ→ステラーイ Steller氏の (153)コサギ→ガルゼッタ イタリア語のコサギに由来 (154)コサメビタキ→
広いクチバシの (155)コシギ→最も小さい (156)コシャクシギ→ミヌトゥス 小型 (157)ゴジュウカラ→europaea ヨーロッパの
④コジュケイのつがい(左がメス 、右がオス共に体長約27㌢)
(158)コジュケイ→トラキカ 胸に特徴のある (159)コジュリン→イェッソエンシスyessoensis エゾ産(標本は函館で採取) だが、現在北海道では繁殖せず (160)コチドリ→疑わしい (161)コチョウゲンボウ→鳩を狩る者columbarius (162)コバシチドリ→モリネルス morinellus morio馬鹿+ellus小さい=小さな馬鹿者 (163)コヒバリ→カランドレッラ・ケーレッエンシス ターリェン(大連)産の カランドレッラ・ルーフェスケンス 赤味を帯びた (164)コマドリ→ギリシャ神話のカリオペ よく囀ることから (165)コムクドリ→フィリピンと付く 採集は越冬地のフィリピン 繁殖地は日本とその近辺だけなので、日本と付けて欲しかった (166)コモンシギ→スブルフィコッリス やや赤い首の (167)コルリ→キュアネ ギリシャ神話のシチリアのニンフの名 エリタクス(コマドリ属)・キュアネ わルスキニア(サヨナキドリ属)・キュアネ
⑤シマフクロウ(体長約70㌢)
さ行) (168)サカツラガン→キュグノイデス 白鳥+似ている (169)サシバ→インディカス (170)サメビタキ→シベリア由来 (171)サルハマシギ→鉄錆び色の (172)サンカノゴイ→ステルラリス 星斑の
(173)サンコウチョウ→アトゥロカウダータ 黒い尾を持った (174)サンショウクイ→divaricatus 二股に分かれた(尾の) (175)シジュウカラガン→
カナデンスィス カナダ産の・レウコパレイア (176)シベリアオオハシシギ→セミパルマトゥス 半蹼足の (177)シマクイナ→ノヴェボラケンスィス ニューヨーク産の exquisite 非常に美しい
(178)シマセンニュウ→オホーツク産の (179)シマフクロウ→ブラキストニ ブラキストン線で有名なブラキストンに由来 日本産亜種名もブラキストニ