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第1327回 サンショウクイ

①https://www.ac-illust.com/main/search_result.php?word=山椒より引用のイラスト

   第1326回に紹介しました甘いもの好きな日本の身近な野鳥であるメジロヒヨドリ、また世界には色んな果実しか食べない熱帯性の野鳥のオオハシという凄くクチバシの大きすぎる鳥もいるくらいです。あくまでも人間の話ですが、この野鳥たちのように甘いもの好きな甘党がいたり、甘いものは大嫌いな、多分お酒が好きな辛党がいます。日本の野鳥でも、魚を主食とするミサゴカワセミ、ハチが大好きなハチクマ、果実を主食とするアオバトと色んな野鳥の食生活があります。

②https://nekonome4.hatenadiary.org/entry/20100719/p1より引用の甘いもの好きなサトウチョウ(体長10〜15㌢)

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   前回に紹介しました②の写真のサトウチョウは、インコの仲間です。インコも甘い果実は好きですが、サトウチョウは疎林、林縁、樹木の多い庭園などに群れをつくって住み、甘味の多い果実を好んで食べます。しかし果実園に被害を及ぼすこともあります。メスはオスに似ていますが、頭頂部や胸の赤色斑を欠くものが多いです。果実は長い上くちばしの中に咥え込み、下クチバシと舌を使って上手に裂いて食べます。この名前を聞くと、メジロは目を白黒させているかもしれません。

③https://www.jtb.co.jp/kaigai_guide/report/NZ/2014/07/sp_kiwi.htmlより引用のニュージーランドの国鳥キーウィ(体長約25〜45㌢)

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   次に紹介いたします③の写真のニュージーランドの国鳥であるキーウィは飛ぶことのできない野鳥としても有名です。飛翔するための胸筋が付着するための突起である竜骨突起も、尾羽もありません。地上生活に対応するため、嗅覚が発達し、クチバシ基部から生えた剛毛による触覚も発達しています。キーウィの名前の由来は、マオリ族の呼称で、鳴き声の「キーウィ」が基です。主食は昆虫の幼虫やクモ、多足類、ミミズなどで、決して果実のキーウィしか食べないことはありません。

④仙台にいるからセンダイムシクイ(体長約12㌢)?

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   日本の野鳥に目を向けると、④の写真はセンダイムシクイです。漢字表記は「仙台虫喰」でそのままでは仙台に生息していて、虫を主食にする鳥ということになります。その昔は『仙台』は[千代]と書いていました。この漢字の元となったのは、ききなしの「焼酎1杯グイ」「鶴千代君(つるちよぎみ)」で[千代]を「ちよ」と呼んで欲しかったのに「センダイ」と読まれてセンダイムシクイになりました。字の如く昆虫を主食にしています。エゾムシクイメボソムシクイなどいます。

⑤辛い山椒を食べるサンショウクイ(体長約20㌢)?

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   ④の写真のセンダイムシクイが本当に主食を昆虫にしているからムシクイなのに対して、⑤の写真のサンショウクイは本当に山椒の実を食べるのでしょうか。サンショウクイの漢字表記は「山椒喰」で漢字通りにすれば、あのピリっと辛い山椒の実を平気で食べることになります。サンショウクイもききなしがあって、山椒辛くて「ヒリリン、ヒリリン」があり、この鳴き声から山椒の実を食べる鳥ということに名前の由来があります。食性は動物食で、辛い山椒の実は食べないです。

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