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第634回 野鳥の立寄り食堂(民家の庭)

①https://sozai-good.com/illust/nature/flower/sakura/branch-s/83325より引用のイラスト

   「誘鳥木」というのは、野鳥が好むエサとなる実や花の蜜、花を持つ木のことを誘鳥木といいます。意外に身近な木が誘鳥木だったりします。以前にも語りましたが、いまの世の中はガーデニングが流行っていまして、我が家の庭にも「誘鳥木」を植樹して、自然に野鳥を呼び込みたいと考えている方も多いらしく、ネットにはいろんな記事が溢れています。昔からの民家に植えられている木から、最近の洋風な家のガーデンに合う、洋木で「誘鳥木」を語ってみます。

②https://tanaka-arari.com/2017/02/25/japanese-white-eye/より引用の梅の木に蜜を求めてやってきたメジロ

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    昔からある日本の伝統的な民家に似合っているのは、まず第一はサザエさんの家の庭にもある梅の木だと思います。花の蜜を求めにメジロなどがやってきます。昔はそのメジロウグイスと勘違いして、よく日本画には梅の木にウグイスが止まっていますが、メジロの間違いです。早春から開花し、早めの春の訪れを楽しめます。ちなみにツバキも昔の民家にはよく見かける「誘鳥木」です。花の蜜目当てにメジロが来ます。しかし八重咲の椿は蜜がないので、一重咲きがお勧めです。

③http://www.forest-akita.jp/data/2017-jumoku/35-yama/yama.htmlより引用のヤマボウシの実を食べるヒヨドリ

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    また「誘鳥木」に野鳥は主に、花の蜜や実などを食べて生活しています。そのため、花や実がついている木には野鳥が来やすいのです。また、木に生息する虫なども食べます。野鳥が木に来る理由はそれだけではありません。野鳥は高い木や、枝の生えている木にとまることによって、外敵をいち早く察知したり、身を守ります。黄色や赤の実がなり、ヤマボウシはきれいな白い花が咲くので、ガーデニングにもピッタリです。さらに、手入れも簡単なので育てやすいとのことです。

④https://www.google.co.jp/amp/s/noguchi3.exblog.jp/amp/9313136/より引用のハナミズキの実を食べるシジュウカラ

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⑤http://blog.livedoor.jp/myacyouen-diary/tag/クロガネモチより引用のクロガネモチの実を食べるツグミ

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それに、赤い実をつける木には野鳥が集まりやすいのです。この④のハナミズキもそうですが、モチノキ科の樹木は赤い実をつけます。クリスマスの印象の西洋ヒイラギ、その他にタラヨウ、⑤の写真のクロガネモチ、ウメモドキなどもあります。グミの木は日当たりと水はけさえよければやせ地でも育つ大変丈夫な木らしいです。ちょっと変わった実をつけるマユミ。白マユミや、など数種類あります。他にはナンテンやハナミズキ、マンリョウなど実がなる木は野鳥たちが喜びます。

⑥https://blogs.yahoo.co.jp/REDIRECT/kohshonetより引用のジューンベリーの実を食べるムクドリ

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   最近の洋風の建物のガーデニングにあった洋木の中にも当然「誘鳥木」はあります。まさか洋風の庭に梅の木や椿の花が似合うとは誰もが思いません。クリスマスの印象の西洋ヒイラギや⑥の写真のジューンベリー、こちらは、白い花が咲いてとても可愛らしい見た目です。また、赤い実がなるので、赤と白の色合いがとてもきれいです。日本人は昔から、野鳥をいつもどこかで関わってきました。お庭でゆっくりしながら、野鳥たちに癒されるのも、メリットのひとつです。






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