第1273回 改めて有名なききなし ⑵
①https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/toritori5963/entry-12564505497.htmlより引用のイラスト
②https://orbis-pictus.jp/article/kijibato.php我が国より引用のキジバト(体長約33㌢)
②の写真は最近街中に進出してきたキジバトです。ちょっと前まで街中ではドバトしか見かけませんでしたが、単独かつがいで少数ながらお目見えしてきました。さのききなしは基本的に「デ、デ、ボッポー」が「てでぽっぽ」「父(てで)っぽっぽ」「父(てで)懐(こよ)しい」「てでっぼっぼ」「とど(父)恋しい、とど恋しい」「ててーっ、ぽっぽー 土手ー、つけ(築け)つけ」(土手を高く築け)「テデッポッポ 雨が降るじど 土が流れる 乳こ飲みたい」といろんな解釈で変化いたします。
③-1.http://blog.livedoor.jp/kubokawablog/archives/49980431.htmlより引用のさえずるキビタキ(体長約14㌢)
③-2.https://www.google.co.jp/amp/s/toribakka.exblog.jp/amp/31153945/より引用のさえずるクロツグミ(体長約22㌢)
②-1.の写真のキビタキと②-2.の写真のクロツグミは共にさえずりが上手な野鳥です。キビタキのききなしは「オーシツクツク」が有名で、「ツクツクホーシ・ツクツクホーシ」とツクツクボウシの鳴き真似や「チョットコーイ」とコジュケイの鳴き真似も。クロツグミは「おい、おい、手打て、五両、五両、手打て」と博打で負けたからの言い訳や「キョロン、キョロン、キヨコ、キヨコ」「キョロキョロ、キョコキョコ、キャラキャラツリー」と遠くまで通るききなしを見せます。
④http://shirobai.jugem.jp/?eid=390#gsc.tab=0より引用のコジュケイ(体長約27㌢)
④の写真はコジュケイです。コジュケイは外来種の野鳥です。鳴き声がとても大きいから、狩猟用としては好都合とばかりに野に放ったうちの生き残りが今にいたります。そんな大きな鳴き声のききなしは「ちょっと来い、ちょっと来い、ちょっと来い」が一番有名です。このききなしのおかげでコジュケイの別名はケイサツドリです。他には「母ちゃんかわいい、母ちゃんかわいい」また面白いことに英語圏の人には、「People pray」(人々は祈る)と聞こえるききなしです。
⑤https://toyota.eco-inst.jp/wp/1000year-hitotigai/より引用の夜のコノハズク(体長約20㌢)
⑤のコノハズクは長期にわたり、ブッポウソウと勘違いされたミミズクの仲間です。誰もが知っておられるききなしはウグイスの「法、法華教」のように「仏法僧(ブッポウソウ)」は有名です。他には仏教繋がりで「ブッキョッコー」や「御祈祷」変わっているのは「ブッカン、ブッカン」と鉦(かね)を叩く音の様に聞こえるききなしもあります。鶏のような「ウッコッコー」や「オットット」金属音のような「ブツポンソン」何を販売するのか「ブッパン、ブッパン」と多彩なききなしです。
⑥https://www.vario-media.net/cute/20181020_43389/より引用のさえずるサンコウチョウ(写真はオス体長約45㌢)
⑥の写真は私が地球外生物だと思うほど不思議な野鳥のサンコウチョウです。そのききなしはイカルが「月、日、星」に対して「月日星(ツキヒホシ)ほいほい」と月日星の語尾にほいほいが付きます。そこに行った思い出があるのか「四十七里ホイホイ、七里ホイホイホイ」お爺さん想いなのか「喜平爺、喜平爺、餅搗(つ)いた喰え、喰え、喰え」と搗き立てのお餅を振る舞ったり「吉次(キチジ)、来い来い来い」と気安く人を呼びつけたり「年寄り、来い来い来い」やはりお爺さん好き。