![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/30140288/rectangle_large_type_2_024ab88fef33ab384ae631ba0034d75b.jpeg?width=1200)
第1144回 カモとはどんな鳥?
①マガモのつがい(左がメス、右がオスともに体長約59㌢)
カモという鳥は、カモ目カモ科の鳥類のうち、雁に比べて体が小さく首があまり長くないものの総称です。分類学上のまとまった群ではありません。冬羽繁殖羽ではオスとメスでは、色彩が異なりますが、カルガモのようにほとんど差がないものもいます。日本では主にカルガモ、オシドリなどが通年生息し、日本全国の河川や湖などで見られます。日本ではカモの多くが冬鳥である為、冬季にはマガモ、コガモ、オナガガモ、スズガモなど多種が見られます。色んな区分けもあります。
①https://pixabay.com/ja/photos/カモ-鳥-カップル-水-動物-283638/より引用のマガモのつがい(左がメス、右がオスともに体長約59㌢)
カモという鳥は、カモ目カモ科の鳥類のうち、雁に比べて体が小さく首があまり長くないものの総称です。分類学上のまとまった群ではありません。冬羽繁殖羽ではオスとメスでは、色彩が異なりますが、カルガモのようにほとんど差がないものもいます。日本では主にカルガモ、オシドリなどが通年生息し、日本全国の河川や湖などで見られます。日本ではカモの多くが冬鳥であるため、冬季にはマガモ、コガモ、オナガガモ、スズガモなど多種が見られます。カモの科目は広いです。
②http://yachou.g1.xrea.com/gankamo2.htmより引用の左側シジュウカラガン(体長約67㌢)とコハクチョウ(体長約120㌢)
カモといっても、猛禽類の鷲鷹やフクロウ、又はサギやキツツキの総称とは違って、非常に広義な鳥の総称です。②の写真は例として掲載しましたが、このハクチョウやガン、バリケンの仲間もカモという科目に含まれます。ハクチョウやガンと比べて、身体の大きさも小さく、首も短いのがカモといえます。北半球ではカモは多くの種が夏に北方で繁殖し、越冬のために南方へ渡ります。日本で冬を過ごすカモは、ロシアの東部などから長い距離を渡ってきていることがわかっています。
③越冬にやってくるマガモ
カモのほとんどが、北の国で繁殖して、その若鳥を連れてきて、日本に越冬します。一番多い冬鳥としてマガモが一番目に頭に思い浮かびます。北半球の冷帯から温帯に広く分布し、北方で繁殖するものは冬季は南方への渡りをおこない越冬する何よりもわかりやすい野鳥です。コガモ、ホオジロガモ、シノリガモ、ミコアイサ、オナガガモ、ホシハジロ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、ヒドリガモ、オナガガモまだまだいます。これだけの種を並べても、やはりマガモが一番有名です。
④留鳥のオシドリ(左側がオス、右側がメス共に体長約45㌢)のつがい
ほとんどのカモは冬の渡鳥で、越冬のために北の国から日本に秋口にやって来ます。しかし、留鳥として一年中日本にいるカモの仲間もいます。それがこの④の写真のオシドリと、ヒナを引き連れて巣の引っ越しをするカルガモの二種類です。オシドリは鴛鴦夫婦として有名な水鳥で、非常にオスが派手な出で立ちと派手な色合いをしています。同じ留鳥のカルガモはオシドリとは正反対に、雌雄同色の地味な色合いをしています。同じカモの留鳥なのに、両極端な二種だと思います。
⑤カモの仲間ではないカイツブリの一家(左側がオス、右側がメス共に体長約27㌢)
ハクチョウやガンの仲間がカモの仲間なら、⑤の写真のカイツブリやカワウもカモの仲間かもしれないと考えてもおかしくはありません。またカイツブリもカワウも基本的には、オシドリやカルガモ同様に留鳥です。カイツブリとカワウはカモの仲間ではありません。カイツブリはお尻のすぐ近くに脚が生えていて、歩くのは苦手で、尚且つ飛行も苦手です。またカワウは全蹼という水掻きの脚ですが、枝にも止まれます。またこの二種とも潜水します。でもカモの仲間でありません。