第1722回 鳥の羽根
①https://i-zukan.jp/columns/121より引用の鳥の羽根
皆さんも①のタイトル写真のような明らかに野鳥の羽根であるというものは、子供の頃に拾われなかったと思いますが、お寺や神社、公園など昔子供の頃に遊ばんだ場所で、ドバトの羽根なら拾われたことはあると思います。私は家に持って帰って、綺麗で長いものだけを自分の勉強机で、家にあったインクを借りて、まるで売っている羽根ペンの代わりとして楽しんでいました。勿論スラスラ描ける訳ではありませんが、何故か漫画家になったような気分でした。しかし鳥には重要です。
②http://takibi-club.a.la9.jp/hane/hane-.htmlより引用の鳥の羽の種類
羽があるのは飛ぶにしろ、泳いだり潜ったり、または防寒には欠かせない鳥の身体の一部だと思います。その中でも一番重要な羽は飛ぶための羽です。②のイラストは鳥の身体に生えています全ての種類を網羅してあります。左側の小鳥には、右上から ⑴ 肩羽 ⑵ 中雨覆 ⑶ 大雨覆 ⑷ 初列雨覆 ⑸ 三列風切 ⑹ 次列風切 ⑺ 初列雨覆 ⑻ 尾羽で、右側の大きな鳥では ⑼ 小雨覆 尾羽の元に ⑽ 上尾筒と (11) 下尾筒に分類されます。鳥は脚以外は全身羽毛で覆われてています。
③-1.https://www.google.co.jp/amp/s/www.excite.co.jp/news/article-amp/Labaq_51912922/より引用の風切り羽
③-2.http://www3.famille.ne.jp/~ochi/kaisetsu-01/02-kakubu-meisho.htmlより引用の各部の風切り羽
その鳥の色んな部分に生えている羽の中でも、最も重要なのは飛ぶための、それは③-1.の翼の羽の部分です。イラストの③-2.の ⑷ 初列風切羽 ⑸ 三列風切 ⑹ 次列風切 の三つが鳥を羽ばたかせ空を飛ぶことのできる翼の基になります。またその大切な風切り羽を雨から守る役目が、⑵ 中雨覆 ⑶ 大雨覆 ⑷ 初列雨覆 の三つの雨覆の羽です。また②のイラストの ⑻ 尾羽は方向変換や安定性を保ち、上げれば上昇、下げれば下降、捻れば旋回出来る舵取りの役割をます。それぞれ大切です。
④-1.http://jfik.org/from-forest/?p=728より引用の部分的な羽根
④-2.https://kururu-owl.com/kazakiriba/より引用の初列風切羽と次列風切羽
羽と羽根の違いは「羽」と書くのは、鳥の全身を覆う軽い毛、鳥や昆虫が飛ぶための器官で、翼状のもの。 「羽根」と書くのは、鳥や昆虫の体から抜けた羽や、羽を加工したもの、またそれに模したものをいいます。ですから、④の写真は、全11種類の鳥の身体に生えていた羽根ということになります。その中でも、④-2.の写真の外側の初列風切羽と内側の次列風切羽根が最重要されます。風切り羽は、風を受けてもびくともせずこれによって、空気抵抗や揚力を生み出しているのです。
⑤https://loosedrawing.com/illust/0545/より引用の空を飛ぶ鳥のイラスト
これらの11種類の羽が集まって、鳥の翼となります。体型が流線型をしていて、勿論体重は軽すぎるくらい体重を絞り込み、身体と比べてもとても大きな翼を持ち、その翼で羽ばたきます。また、胸の筋肉がとても発達して、鳥には気嚢という肺に接している空気を含んだ、袋状の呼吸器官があります。この気嚢を、伸び縮みさせることによって、空気の流れを作り出して、呼吸機能を調節したり、体の中の熱を放出しています。また空高く飛ぶ時は体温を奪われるので鳥に羽は重要です。