見出し画像

第548回 大空でさえずる野鳥

①飛行しながらさえずる野鳥といえばヒバリ(体長約17㌢)

   飛行しながら、大空でさえずる野鳥って言いますと、私たちの世代は親から教えられた昭和の大歌手「美空ひばり」を思い出します。大空に響きわたる美しいヒバリのさえずりで「美空ひばり」そうです。ヒバリこそ大空に飛行しながらさえずる野鳥の代表者だと思います。子育て中は外敵が巣にやってくると我が身を呈して、外敵を己に引きつけつがいのメスやヒナを守るのです。

②http://digibirds.hatenablog.com/entry/20150511/1431270084より引用の飛行しながらさえずるオオセッカ(体長約13㌢)

画像1

   オオセッカは漢字表記すると「大雪加」。大空に飛行しながらさえずる野鳥の中では、②のオオセッカは名前にこそ、大きいの「大」が付きますが、実は体長約13㌢のメジロとどっこいどっこいの大きさの小さな野鳥です。「ジュピジュピジュピ」と鳴きながら円を描く「さえずり飛翔」の声が響きます。繁殖期には特に盛んに鳴いています。

③大空を飛びながらさえずるビンズイ(体長約16㌢)

画像2

   ③の写真のビンズイの漢字表記は「便追」。何か宅急便を追いかける野鳥のような名前。夏は低山から亜高山帯の林や岩場で繁殖し、冬になると暖地に移動してきます。セキレイ科にしては珍しく水辺を離れた生息環境を好む。 セグロセキレイ の仲間なので「波状飛行」しながら、さえずりは「ツイツイチョイチョイ ヅイヅイ」で、地鳴きは「ヅィーッ」

④https://www.google.co.jp/amp/s/plaza.rakuten.co.jp/soundphoto/diary/201703090000-amp/より引用の飛びながら鳴くトビ(体長約59〜69㌢)

画像3

   皆さんご存知の④のトビこそ、さえずりながら飛行する野鳥としては、前出のヒバリと良い勝負をするのではないでしょうか。それほど昔から「鳶がクルリと輪を書いた」と有名で、なおかつ「ピーヒョロロ、ピー」は皆さんご存知の通り、トビの鳴き声です。空高く飛んでいてもその鳴き声から「鷹鷲」ではないとわかるのです。

⑤http://www2.isl.co.jp/SILKYPIX/japanese/special/yacho/photo_bbs/?mode=alk&W=R&no=0より引用して飛行しながらさえずるイソヒヨドリ(体長約25㌢) 

画像4

   今でこそ、今回に語らしてもらっている野鳥のうちで最も身近な野鳥になってたイソヒヨドリ。その漢字表記は「磯鵯」「鵯」がついてもヒヨドリの仲間でなく、和名には「磯」がついてイソヒヨドリなのに、その英名“Blue Rock Thrush”では、岩を表す“rock”つまり高山を表しています。近年どんどんイソヒヨドリは街中に進出してきて、ビルからビルへの間を飛び回っています。

いいなと思ったら応援しよう!