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第1439回 性欲の強い鳥

①https://www.g913-jiro.com/entry/20160424/1461499720より引用のメスを追いかけまわすオスのドバト(体長約33㌢)

   ①の写真はドバトのオスが繁殖期に於いて、つがいになって欲しいメスに対して、求愛ディスプレイの胸を膨らませて、つがい関係を結ぼうとしています。しかし、相手のメスにそっけなくあしらわれて、メスは何事もなかったようにその場を去ろうとしている写真です。なんか、こんな光景は昔も今も、よく繁華街で見られるようにも思います。鳩にしろ、人間にしろ、やはり健康な心身を持っていれば、時がくれば、異性を求めるのは自然な事であり、生き物は繁殖を求められます。

②https://amanaimages.com/info/infoRM.aspx?SearchKey=32058000011より引用のドバトの求愛ディスプレイ

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   こちらのオスのドバトはやっとこさ、自分の方をメスが振り返ってくれて、求愛ディスプレイの甲斐があったと思っているに違いありません。これは鳩に限ったことではなく、人間を含めたすべての生き物に当てはまります。この鳥類の中でも、ドバトは街中に現れる頻度が高く、こんな求愛ディスプレイを目撃されることは、皆さんもしょっちゅうあると思います。鳩より身近なスズメにしてもこんなに求愛ディスプレイを見かける事はないと思います。それは鳩の性欲が強いからです。

③https://animaroll.jp/bird/bird-knowledge/1033086より引用の交尾するドバト

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   スズメの交尾場面より、ドバトが駅のロータリーや公園なんかで、脇目も振らずに交尾している場面に良く出くわします。ドバトの繁殖期間は、春秋で年に7〜8回産卵します。鳩は10〜20年も寿命があり、生後半年で繁殖期に入ってしまうため、繁殖数が非常に多いことが問題になってきます。親鳥はヒナを育てている最中に次の産卵をすることもあり、育雛と抱卵を同時期に行うこともあります。このため年間5〜6回の繁殖が可能となるため、鳩は非常に繁殖能力の高い鳥といえます。

④http://yanbaru1.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/post-9f1f.htmlより引用のドバトの営巣

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   ④の写真はドバトの営巣です。簡単な造りになっていますが、それでもつがいのオスがせっせと巣の在りを運んで、メスが完成させます。一度つがいになれば、その繋がりはほかの野鳥よりも長いです。遠くの昔に人に飼われて名前をカワラバト と言われたドバトは偉いです。年に7〜8回産卵するということは、それだけ普段から餌を食べないといけないからです。そう考えてみると、街中で人間にねだるようにして、パンやスナック菓子を食べ、繁殖期には虫まで食べて必死で育てます。

⑤http://miyazaurus.ldblog.jp/archives/50982187.htmlより引用のカワガラス(体長約22㌢)

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   ⑤の写真はカワガラスです。ドバトの繁殖とは違いますが、カワガラスの繁殖期は二月から六月といわれています。他の野鳥に比べて繁殖活動の開始時期が早いのです。まだ雪が十分残っている二月に、巣材のミズゴケを運びます。かなり早い例で、既に一月には子育てを始め、四月には二回目の繁殖に入ることもあるといわれています。カワガラスの餌が、水生昆虫であるため、他の野鳥より早く繁殖活動に入ることができるのでしょう。鳩はピジョンミルクで育て共通点はあります。


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