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第1000回 ダチョウの抗体

①https://www.koutai-mask.com/sp/product/より引用のダチョウ抗体マスク

   10月1日金曜日の夕食時の楽しみに「ざわ金」と言う娯楽番組があります。そのコーナーの一つに各地のご当地カップ麺を複数番組で紹介して、長嶋一茂、高嶋ちさ子、石原良純、MCのサバンナ高橋茂雄の四人が試食してそれぞれの商品価値を競わせるという企画が面白く、今年の春頃から見ています。そんな中に「ダチョウ博士のいま」という一茂企画のコーナーがあり、ダチョウの抗体に注目し、抗体マスクを開発し、四月から京都府立大学学長に就任した塚本康浩教授の歩みでした。

②https://www.tv-asahi.co.jp/zawatsukufriday/より引用の「ざわ金」のタイトル

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   「ザワつく!金曜日  一茂良純ちさ子の会 ~100年後に残したい”日本のスゴい”3時間SP~」 2020年3月27日(金)に放送された内容は残念ながら視聴していませんでした。その内容は「京都府立大学で、世界を救うかもしれない研究をしている男性がいるという。男性は白衣にパーカーというラフな格好の塚本教授。彼は、蹴られて骨折させられたこともあるというダチョウの牧場に入り、なにかを探し始めた。教授は走り回るダチョウから逃げまわり、産み落とされたタマゴを探して採取していた。そのタマゴの中から抗体をとりだして、ダチョウ抗体マスクを作っているのだという。そのマスクは新型コロナウイルスの感染予防の効果が期待されているのだという」とのことでした。

③https://www.jst.go.jp/tt/journal/journal_contents/2020/09/2009-02_article.htmlより引用の京都府立大学塚本康浩教授

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   この③の写真の京都府立大学塚本康浩教授は、小さいころから鳥好きでスズメやインコ、ニワトリなどの鳥を飼っていました。小学校6 年生の時、桜文鳥を死なせてしまったことがきっかけで獣医の道を目指しました。1994年に大阪府立大学農学部獣医学科を卒業し、1998年からダチョウに憧れて観察を始め、ダチョウ牧場「オーストリッチ神戸」のダチョウ主治医に就任しました。ダチョウは不潔でも、ちょっとしたけがでも、病気でも死ぬことがほぼなく、六十年の長寿命。長寿の秘密は、驚異的な免疫力と回復力で感染症に強いからではないかとダチョウの免疫力の高さに気付き、本格的にダチョウ抗体の研究を開始。以後の研究でダチョウ抗体は、ウイルスやバクテリアなどの病原体を不活性化する能力が高いことを発見し、ダチョウの抗体を取り出すことに成功しました。

④https://www.jst.go.jp/tt/journal/journal_contents/2020/09/2009-02_article.htmlより引用の2009年産学官連携推進功労賞表彰授賞式

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   直近では、ダチョウの卵から新型コロナウイルスの抗体を抽出し、ウイルスを不活化する抗体成分を染み込ませたマスクやスプレーなどの商品化。ウイルスの感染力を抑制し感染予防に貢献。しかも、過去にも新型インフルエンザから始まり、SARSコロナウイルス(重症急性呼吸器症候群)、MERSコロナウイルス(中東呼吸器症候群)、エボラ出血熱などでダチョウ抗体を用いた感染予防でも話題をさらいました。このダチョウの抗体マスクが認められ今では京都府立大学の学長様です。

⑤https://www.amazon.co.jp/ダチョウはアホだが役に立つ-塚本-康浩/dp/4344037669より引用のダチョウ博士の本

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   そんなダチョウ抗体のマスクの大成功で、⑤の写真のような単行本も執筆しました。いまやダチョウ抗体のおかげで有名人となった塚本康浩教授は、先日の番組の中でも紹介されていましたが、何もあらゆるものに対する抗体はダチョウだけでは、冬場に卵を産まないと新しくエミュー三頭を飼育しましたが、全てオスだったから当然産みません。ではと、今度はメスやヒナに対して勇敢なキジを雌雄沢山飼いだし、その卵を一茂に盗りに行かせるなど、これからも挑戦は続くようです。

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