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第1236回 難しい鳥の雌雄の見分け方 ⑴

①https://www.irasutoya.com/2016/04/blog-post_185.html?m=1より引用のイラスト

   第608回に野鳥の雌雄の見分け方をご紹介しましたが、それにも増して、鳥の雌雄の見分け方を紹介します。今回の分け方は、②-1.では留鳥であるオスが派手な色で、メスが地味な色のオシドリなど、②-2.は夏鳥として、繁殖期を日本で迎えるキビタキなど、②-3.は冬鳥で越冬しにくるマガモなど、③-1.は留鳥で雌雄同色のスズメなどの小鳥、③-2.は雌雄真っ黒いカラス、③-3.は留鳥で鳩より大きな鳥たち、③-4.は雌雄共に綺麗なカワセミなど、④-1.は鷹鷲などの猛禽類、④-2.は猛禽類のフクロウたち、⑤は雌雄逆転のタマシギなどです。

②-1.有名でどなたもご存知のオシドリのつがい(左がオス、右がメス共に体長約45㌢)

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②-2.https://note.com/hiho2351/n/n41aa0b5a5bb6より引用のイソヒヨドリのつがい(左がオス、右がメス共に体長約25㌢)

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   ここでは留鳥のオスが派手な色合いで、メスが地味な野鳥として、②-1.の写真のオシドリや、今や海の磯部から都会に進出してきたイソヒヨドリが上がります。オシドリの雌雄は個体の差も激しくて体色を見るより、身体の形を見て簡単に判断ができる野鳥です。それに対してイソヒヨドリは漢字表記で「磯鵯」と『鵯』が付くのにも関わらず「鶫」の仲間です。鵯に似ているのはメスのことで、オスは②-2.の写真のように青い海に相応しい青い身体付きをして、メスと共にさえずります。

③-1.https://note.com/hiho2351/n/nc69a55f8fafbより引用のキビタキのつがい(手前がオス、奥側がメス共に体長約14㌢)

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③-2.https://www.google.co.jp/amp/s/ezosuzuran.wordpress.com/2015/06/12/%25E8%25B1%258A%25E5%25B9%25B3%25E5%25B7%259D%25E3%2580%25806%25E6%259C%258811%25E6%2597%25A5/amp/より引用のノビタキのつがい(左がメス、右がオス共に体長約14㌢)

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   ③-1.の写真は夏鳥でオスが派手な色合いをしており、メスは地味な色合いのキビタキです。また③-2.の写真はノビタキです。他にはルリビタキコルリオオルリとヒタキの仲間が多いです。ヒタキの仲間は数多くいますが、ヒタキは全種が夏鳥ではありません。ジョウビタキは韓国では留鳥ですが、日本では冬鳥となっています。コルリルリビタキオオルリの三種のオスは宝石の瑠璃のように青く、またオオルリは日本三鳴鳥です。夏鳥でオスが派手な色の野鳥は多くありません。

④-1.マガモのつがい(左がメス、右がオス共に体長約59㌢)

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④-2.本当につがいかと思うミコアイサ(左がオス体長約43㌢、右がメス体長約39㌢)

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   対する④-1.の写真は、マガモを代表とする冬鳥の雌雄の区別の簡単なオスが派手な色合いで、メスが地味な色合いの野鳥は④-2.ミコアイサをはじめ、冬鳥のカモの仲間が多いです。鳩より少し大きな身体のコガモ、オスの繁殖羽は頭部に黒、緑、黄色、白の巴状の斑紋が入いるトモエガモコガモに大変似ているヨシガモ、そのヨシガモの仲間のオカヨシガモは対照的に地味なカモです。金、黒、白の三色のコントラストが素晴らしいキンクロハジロなどなど綺麗なカモは多いです。

⑤-1.http://suzumeshiki.blog.fc2.com/blog-entry-728.htmlよりスズメの雌雄(左がメス、右がオス共に体長約15㌢)

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⑤-2.https://saruya-akira.hatenadiary.org/entry/20170213/1486999879より引用のメジロのつがい(左がオス、右がオス共に体長約12㌢)

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    それでは次のステップに移るに際して、私たちの身近にいる野鳥の雌雄の区別を追っていきます。まず身近すぎる⑤-1.の写真のスズメは雌雄同色の代表的なものです。パッと見ただけではわからないです。このように写真で見ると黒斑が濃くて、ちょっと身体付きが大きな方がオスです。その仲間として、ネクタイの太い細いの判断のシジュウカラ、身体の色の濃さが決め手のメジロ、やはり顔の黒さの濃さのホオジロ、身体付きが大きく、色が濃い早贄で有名なモズなど沢山います。














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