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第561回 キジバト(8回目)登場
①あんまり人のいるところを好まないキジバト(体長約33㌢)
「鳩」と一括りにまとめてしまっても、今や公園、寺社仏閣、駅のホームとどこでも見られるドバトと、昔は同じく山にいたんだからとヤマバトとされたキジバトとアオバト。住んでいる環境も良く似たところでありますが、せめて身体の色合いなんか全く違うんだから、はっきりしてあげても良かったんじゃないかと思ってしまいます。
②キジバトもアオバトも別名は「ヤマバト(山鳩)」
キジバトの漢字表記は「雉鳩」で、キジのメスの体色が似ているからとキジバトと名付けられました。雌雄同色の日本らしい柄の色合いをしています。さすが日本の国鳥キジのメスのことから名付けたと思います。またキジバトの首には、必殺仕掛け人の中村主水のようにネッカチを首に巻いたりしつて、日本らしさを演出しています。
③ドバトと違って自分で餌を探すキジバト
最近では、ハシボソガラスとハシブトガラスが街での縄張りを入れ替えたのと同じように、環境の変化でキジバトも街中に進出をしています。今までは、遠い昔はヨーロッパでカワラバトと呼ばれた飼鳥で日本にも輸入されてきましたが、いつの間にか「伝書鳩」ブームも去って放鳥され、名前も自然に帰すのだからドバトとなりました。
④つがいになれば凄くイクメンまでするキジバト
反対に街中に進出して来たキジバトはやはり育ちの違いからか、当たり前ではありますが、草の種や樹木の実をみつけはついばんで採餌をしています。かって子供の頃の私は街中にいるドバトはなんて可愛らしい野鳥なんだと思っていました。公園などのベンチに腰をかけていると、トコトコと足元まで寄ってきてくれるからでした。それが餌目的のために寄ってくるのだと知らずに…
⑤https://blog.goo.ne.jp/zassougoo/e/7b176c8153f8e9622bf36b2dc29c4202より引用のキジバトの人工物での営巣
さぁ何回やるのって聞かれるこの前の第547回④にも登場の「鳩居堂」。これまで私は「閑古鳥」の別名を持つカッコウが「鳩居堂」に住み着いたら、店はガラガラの閑古鳥状態のために、敢えて「鳩」として、ハトも間借りした「鳩居堂」と思っていました。そのハトはドバトだと…しかし、その当時にはドバトはいず、⑤のように山からキジバトが住み着いたのではと思い始めました。