第650回 野鳥の雑学(世界編)
①https://store.shopping.yahoo.co.jp/zakkakirara/290000236.htmlより引用のフクロウの置物
②https://www.google.co.jp/amp/s/gonnzou3no.exblog.jp/amp/3303667/より引用の驚いた表情のスズメ
野鳥に関する情報で、これはって感じたことを語っていきます。まずは②の写真のスズメ自身もびっくりしているくらいだから、どんな情報なのかといいますと、今一番誰もが一日足りずともご覧になっているスズメ。それほど私たち人間の生活に密接しています?そのスズメ自身も驚く真実は、いまこの世の中の鳥類の種類は約一万四百種。その中でスズメの仲間とされる「スズメ目」に属するその種類はその半分以上の約六千二百種もいるのです。カラスもツバメもがスズメです。
③https://ikimono-matome.com/harpy-eagle/より引用のナマケモノを捕獲したオウギワシ
いま③の写真のオウギワシが両足でがっちりキャッチされているのはナマケモノです。枝につかまるナマケモノ。オウギワシの強靭な爪でしっかりキャッチされ、軽々と子どもの待つ巣まで運ばれてしまいます。お腹をすかせたヒナたちの前で、じたばたと手足を動かしますが、しっかりとつかまれた状態では、どうしようもありません。猛禽類最大のオウギワシは体長百㌢、八kgほどしかない鳥ですが、鋭いクチバシを持ち、ナマケモノの天敵です。オウギワシの餌重量の半分をナマケモノが占めていると言われています。
④https://togetter.com/li/911205より引用のフクロウの耳から見える眼球の裏側
この④のフクロウの耳の中の映像は衝撃的です。この写真でははっきり見えませんが、フクロウの耳の中から眼球の裏側を見ることが出来ます。フクロウの目は筒状になっていて頭蓋骨に固定されているからです。フクロウの眼球は頭蓋骨に固定されていて自由に動かすことができないのです。だから獲物などを見つけた時は、頭ごとぐいっと動かして獲物を真正面から捕獲します。さすがに薄い膜の向こう側ですけど、こんな大事な器官が羽一枚で外部に晒されているとは。
⑤http://www.naturephoto-cz.com/ガラパゴスペンギン-picture_ja-16741.htmlより引用のガラパゴスペンギン
皆さんもご存知の「ペンギン」といえば、主に南半球に生息する海鳥で、飛ぶことができません。そのかわりに海中の中をまるで空を飛ぶように泳ぎまわって、魚を捕食することができます。潜水時間も長くて、カワウやカイツブリの比ではありません。そしてそのペンギンの私たちが知る生息場所は南半球の南極と頭には入ってしまっています。そのペンギンが、赤道直下のガラパゴス諸島にいます。南極からくる冷たい海流がガラパゴスペンギンの生活を守っているのです。
⑥https://www.google.co.jp/amp/naturenz.net/%3fp=1412&より引用の酔っ払うケレル
ぱっと見るだけでこの日本には生息しないハトの仲間だと一目瞭然にわかります。緑色の鳩胸もやはりハトなんだと思います。ハトといえば、殆どの野鳥が雑食に近い食性なのに、ハトの仲間は草食だと思います。このハトの仲間のケレルはニュージーランドの固有種で、国からも保護されている状態です。だからというわけではありませんが、体長約51㌢の大きさです。食べた木の実がお腹の中で発酵してアルコールになり、ケレルは腹一杯食べるから酔っ払ってしまいます。