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第693回 温泉好きな野鳥がいる

①https://pixta.jp/illustration/26374020より引用のイラスト

   よく温泉には時々か、場所によってはいろんな動物がやってきて、温泉に浸かっている写真なんかを良く見かけます。野猿が入りにくる地獄谷野猿公苑の温泉なんか有名だし、イノシシやシカなんかも山深い温泉で、傷の治癒に訪れたり、またどこそこかの動物園ではキャピバラが露天風呂に入っていたりとか、やっぱり生き物は寒い時にはあったまりたく、また傷も癒したい時に温泉に訪れます。野鳥だって、ケガをして治癒したい時には本能からか温泉にも入りたいのです。

②https://nipponbiyori.com/hot-spring-history/より引用のアオサギコサギが温泉で足湯?

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   鷺が由来の温泉→⑴湯田川温泉(山形県)→傷を癒していた白鷺を里人が目撃したことから=硫酸塩水  ⑵押立温泉(福島県)→古くは『さぎの湯』⑶折木温泉(福島県)→傷ついた白鷺が鉱泉に入っていたのを見つけた農夫が自らの病を治した=単純炭酸鉄泉  ⑷宝川温泉(群馬県)→日本武尊が白鷺に導かれ病を治した=弱アルカリ性単純泉  ⑸栃窪温泉(新潟県)→鷺が傷を癒した=ナトリウム塩化物泉  ⑹白鷺温泉(愛知県)→傷を負った白鷺が川原で傷を癒した=弱アルカリ性泉  ⑺下呂温泉(岐阜県)→白鷺が温泉の涌く場所を知らせた=単純アルカリ泉  ⑻和倉温泉(石川県)→湯気立つ海で傷を癒す白鷺により発見=含塩化土類食塩泉  ⑼湯涌温泉(石川県)→白鷺が飛び立った場所に湯が涌いていた=石膏含有弱食塩泉  ⑽山中温泉(石川県)→白鷺が流れで傷を癒していた=含石膏芒硝泉  (11)椿温泉(和歌山県)→住職が傷を癒す白鷺を見て=硫化水素泉  (12)湯郷温泉(岡山県)→円仁法師が傷を癒す白鷺を見て=単純塩化物泉  (13)鷺の巣温泉(岡山県)→鷺が巣作り、憩う場に湯が出て湯治場になった=アルカリ性純重曹泉  (14)湯来温泉(広島県)→白鷺が傷を癒した=単純弱放射能温泉  (15)浜村温泉(鳥取県)→矢に射られた白鷺が留まった沢に温泉が涌いていた=塩化物硫黄塩泉  (16)鷺ノ湯温泉(島根県)→白鷺が湯で足の傷を癒していた=含放射能ナトリウム、塩化物泉  (17)道後温泉(愛媛県)→白鷺が脚を温め傷が治った=アルカリ性単純泉  (18)武雄温泉(佐賀県)→傷を負った白鷺が沐浴した=弱アルカリ性単純泉  (19)天草下田温泉(熊本県)→傷ついた白鷺が傷を癒していた=塩化物泉

③https://nipponbiyori.com/hot-spring-history/より引用の鶴の湯

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   鶴が由来の温泉→⑴ 鶴の湯温泉(北海道)→病んだ鶴が沢に舞い降りた=硫黄泉  ⑵温湯温泉(青森県)→傷を癒している鶴を発見、鶴湯ともいわれる=ナトリウム塩化物泉  ⑶鶴の湯温泉(秋田県)→傷を癒している鶴を発見=含硫黄、ナトリウム、カリウム塩化物、炭酸水素泉  ⑷滑多羅温泉(秋田県)
→鶴が傷を癒していた=炭酸水素塩泉  ⑸大滝温泉
(秋田県)→鶴が傷を癒していた=含石膏芒硝食塩泉
⑹上山温泉(山形県)→鶴が脚の傷を癒していた。当初は『鶴脛(つるはぎ)の湯』と呼ばれていた=含石膏弱食塩泉  ⑺温海温泉(山形県)→傷ついた鶴が草むらの湯に脚を浸していた=塩化物泉、硫黄泉
⑻いわき湯本(福島県)→鶴が温泉で傷を癒していた=含硫黄ナトリウム塩化物硫酸塩泉  ⑼元湯鶴屋
(福島県)→傷ついた鶴が湧き水に浸り、飛び立ったことから、この湧き水を引いて入浴した=単純炭酸鉄泉  ⑽早戸温泉(福島県)→鶴が湯に脚を浸すために通っていたのを農夫が発見=ナトリウム塩化物泉  (11)塩壷温泉(長野県)→源頼朝が巻狩りをしていた時、一羽の鶴が傷を癒しているお湯を見つけた  (12)鶴の湯温泉(和歌山県)→温泉で傷を癒す鶴を発見=冷泉含硫黄ナトリウム塩化物泉  (13)
三丘温泉(山口県)→鶴が傷を癒す=硫黄泉、放射能泉  (14)蘇鶴温泉(高知県)→矢傷を負った鶴が毎日飛来=硫黄泉  (15)原鶴温泉(福岡県)→寒い冬に傷ついた鶴が水浴びしていて発見=単純泉  (16)嬉野温泉(佐賀県)→川中に鶴の飛び立つのを見て=重曹泉  (17)湯の鶴温泉(熊本県)→平家の落人が湯浴みしている鶴を見て=硫黄泉  (18)塩浸温泉(鹿児島県)→鶴が傷を癒していた=含土類食塩泉

④http://www.joy.hi-ho.ne.jp/ma0011/T-Saitama14.htmより引用の鳩の湯温泉

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   鶴が由来の温泉→⑴新鳩の湯(秋田県)→単純硫黄泉=硫化水素型  ⑵塩原(畑下)温泉(栃木県)→怪我をした鳩が湯浴みをして治した、共同湯『はとの湯』=弱食塩泉  ⑶鳩ノ湯(群馬県)→鳩が湯に浸かり傷を癒す=炭酸含有塩類泉  ⑷鳩の湯(埼玉県)→
鳩が水浴び=単純硫黄泉  ⑸鳩ノ巣鉱泉(東京都)→
鳩が巣を作った場所が『鳩ノ巣』と呼ばれ、その後温泉の掘削に成功=アルカリ性硫黄泉  ⑹大牧温泉(富山県)→鳩が水浴びしているのを見つけた=石灰含有弱食塩泉  ⑺中宮温泉(石川県)→谷川で傷ついた白い鳩が憩うのを見て=含重曹弱食塩泉  ⑻鳩ヶ湯温泉(福井県)→傷ついた鳩が鉱泉で水浴び=含食塩、含炭酸土類泉

⑤http://www.秘湯宿.com/日帰り温泉/nigata-matsunoyama-takanoyu/より引用の松之山温泉 鷹の湯 & 足湯

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   鷲鷹隼が由来の温泉  ⑴鷹の湯温泉(秋田県)→傷ついた鷹が湯浴み=弱食塩泉  ⑵作並温泉 鷹泉閣 岩松旅館(宮城県)→源頼朝が作並温泉で軍を休めていたところ、渓流で鷹が傷を癒すのを見て=単純温泉  ⑶白布温泉(山形県)→傷ついた白毛斑点の大きな鷹が湯浴みをした瞬間回復、白斑鷹湯と呼ばれ白布高湯に変わった=塩化物泉  ⑷宝川温泉(群馬県)→白い鷹が飛び立つのを見て=単純泉  ⑸鷹の巣温泉(新潟県)→傷ついた鷹が川原で湯浴み=ナトリウム、塩化物硫酸塩泉  ⑹鷹羽鉱泉(新潟県)→怪我をした鷹が羽を休めて温泉に浸かり治療=硫化水素泉  ⑺松ノ山温泉(新潟県)→毎日同じ場所に降りる傷ついた鷹を見て=塩化物泉
鷲  ⑴野沢温泉(青森県)→鷲が傷を治した(鷲ノ湯)=
単純泉  ⑵鷲倉温泉(福島県)→鷲が湯に浸かって傷を癒した=硫黄泉、酸性緑ばん泉  ⑶湯村温泉(山梨県)→病気の鷲が湯気に浸かり全快した=ナトリウム塩化物泉                                                          ⑴はやぶさ温泉(山梨県)→鎌倉期に当地の隼を献上したところ、名鳥であるとして村名を賜った(牧丘町隼)=アルカリ性単純泉

その他→⑴ 朱鷺  朱鷺の舞湯(新潟県)→森の湧き出る水に傷付いた朱鷺が浸かり、清っては舞い上がっていた=ナトリウム塩化物泉 ⑵  鶯宿温泉(岩手県)→きこりが傷ついた脚を浸して治す鶯を発見=硫黄泉  ⑶白鳥  白鳥山温泉(福島県)→白鳥が泉で傷を癒した=硫黄泉  ⑷  岩室温泉(新潟県)別名『霊雁の湯』お告げから湯浴みする雁を発見=ナトリウム、カルシウム塩化物泉  ⑸コウノトリ  城崎温泉(兵庫県)→1,400年前に一羽のコウノトリが温泉で傷を癒した  ⑹仏法僧  作並温泉(宮城県)→行基上人が仏法僧の鳴き声に導かれ、森の奥の渓流沿いに温泉を発見した=単純泉  ⑺ツバメ  燕温泉(新潟県)→冬は雪が多く行けないので、夏鳥のツバメを連想=含土類石膏温泉  燕温泉  イワツバメの飛び交う地  ⑻カラス  1.東山温泉(福島県)→三本足の烏が霊泉の湧く場所へ導いた=硫酸塩泉など  2.山代温泉(石川県)→傷口を癒すカラスを発見
=ナトリウム、カルシウム硫酸塩塩化物泉  3.有馬温泉(兵庫県)→傷ついた三羽のカラスが水浴していた=九つの主成分のうち、七つもの成分  ⑼鳥  
鳥立鉱泉差切旅館(長野県)→傷ついたキジや小鳥が、この鉱泉で傷を癒し飛び立った=単純硫黄冷鉱泉

   寒い時には温泉が一番あったまります。



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