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第1527回 こんなにもいるカラスの仲間

①https://amanaimages.com/info/infoRM.aspx?SearchKey=20079001433より引用のハクトウワシ(体長約80〜120㌢)にモビングして背中に乗ったアメリカガラス(体長約45㌢)

   上のタイトル画の①-1.の写真のハクトウワシアメリカガラスには、写真を加工修正したようなことはありません。真実を伝える一枚の写真です。カラスの仲間と言えば、普段はこんな猛禽類に捕食される危険性がありますが、こんな大きなハクトウワシが、獲物を探していない時に、そのカラスの縄張りである空域を領空戦犯された時は、このようにスクランブル発進するわけです。しかし、どんなに大きな猛禽類でも、空腹以外は襲われない事をカラスが学習しているからです。

②-1.http://ikimono8000.blog36.fc2.com/blog-entry-1510.html?spより引用の右側ハシブトガラス(体長約56㌢)と左側ハシボソガラス(体長約50㌢)

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②-2.http://kawakami-nature.seesaa.net/article/410301371.htmlより引用の右側ミヤマガラス(体長約47㌢)と左側黒色のコクマルガラス(体長約33㌢)

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②-3.http://kawasemi1971.web.fc2.com/yamanasi_yatyou1903.htmlより引用の右側暗色型、左側淡色型のコクマルガラス

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②-4.https://blog.goo.ne.jp/dwarfgarden/e/9f0524ff37d68d2d27e98c6aedd38bcdより引用のワタリガラス(体長約60㌢)

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   世界にカラスの仲間は約130種いるらしいです。この日本には9種のカラスを見ることが出来ます。その中でも黒いカラスは5種見ることが出来ます。その内の二種は皆さんもご存知に違いない②-1.⑤の街中のハシブトガラスと田園風景で見られるハシボソガラスです。これに加えて冬場に世間を騒がせる②-1.〜3.のミヤマガラスコクマルガラスです。この二種は仲が良く大群をなして九州などに現れます。また北海道にも冬鳥のカラスとしては日本では一番大きな①-4.のワタリガラスです。

③-1.https://www.birdfan.net/2016/12/22/48567/より引用の九州に多く生息するカササギ(体長約45㌢)

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③-2.https://www.birdfan.net/2019/05/10/70491/より引用の猛禽類ツミの巣の近くに営巣するオナガ(体長約36㌢)

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③-3.https://www.birdfan.net/2017/09/22/55627/より引用の高山に棲むホシガラス(体長約35㌢)

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③-4.https://www.birdfan.net/2017/02/03/49734/より引用の厳つい顔のカケス(体長約33㌢)

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   カラスの仲間は黒いだけがカラスの仲間ではありません。この日本にも色んな色のカラスと、また色だけではなく、体型もいつも見ているカラスではない種もいます。③-1.は黒と白のツートンカラーのカササギです。③-2.のオナガは黒い頭にお腹が白く、灰がかった蒼が綺麗な鳥です。この二種ともに尾羽が長いのが特徴です。また③-3.のホシガラスは高山に生息し、頭でっかちのカラスとしては小さな身体です。③-4.のカケスはご覧のように怖い顔というかそれより厳つい顔が特徴です。

④-1.https://www.pinterest.jp/pin/146789269092225900/より引用のダミーの巣を作るアメリカガラス

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④-2.https://www.natureasia.com/ja-jp/nature/highlights/78676より引用の道具を使うカレドニアカラス(体長約40㌢)

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④-3.https://www.naturephoto-cz.com/ベニハシガラス-picture_ja-14812.htmlより引用の炎の様に赤いクチバシのベニハシガラス(体長約40㌢)

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④-4.https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ウオガラスより引用の魚介類が好きなウオガラス(体長約45㌢)

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   さあ、外国の黒いカラスとなりますと、やはり非常に多種に渡りますので、その中の四種を紹介させて頂きます。タイトルにもなりました④-1.のアメリカガラスは北米の種です。西ナイル熱の影響を受けやすく、ウイルスの広がり調査の指標です。④-2.のカレドニアカラスは道具を使い餌を取る事で有名です。④-3.の写真のベニハシガラスはクチバシの色が紅色の変わったカラスです。また④-4.のウオガラスは、日本ではミサゴみたいに魚介類しか採餌しないこれも変わったカラスです。

⑤-1.https://www.pinterest.jp/pin/310044755601971933/より引用のやはりドングリを貯蓄するアオカケス(体長約29㌢)

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⑤-2.https://www.google.co.jp/amp/s/www.cnn.co.jp/amp/article/35142729.htmlより引用の二つのカラスがドッキングした?カササギフエガラス(体長約44㌢)

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⑤-3.http://maroleopie.blog118.fc2.com/blog-entry-506.htmlより引用の山のカササギと書きサンジャク(体長約70㌢)

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   やはり世界のカラスの仲間となりますと、非常にカラフルな仲間が多いです。日本ではオナガカケスの色合いが良いですが、⑤-1.のアオカケスはお洒落な感じたを持たせます。⑤-2.のカササギフエガラスは日本のカササギの色合いの丁度逆パターンです。しかも日本の種とは近縁ではないらしいです。⑤-3.のサンジャクの漢字表記は「山鵲」で山のカササギと書きます。日本のカササギも身体の割に尾羽が長いのが特徴的ですが、サンジャクはなんと尾羽が長く体長約70㌢の容姿です。

⑤-4.https://ebird.org/species/yebmag1?siteLanguage=jaより引用の綺麗なカラスのシナヘキサン(体長約32㌢)

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⑤-5.https://sealant24.rssing.com/chan-13192680/all_p82.htmlより引用のミドリサンジャクことミドリカケス(体長約26㌢)

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⑤-6.https://sealant24.rssing.com/chan-13192680/all_p82.htmlより引用の台湾の固有種ヤマムスメ(体長約68.5㌢)

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   もうこれから紹介します三種に至っては、今までのカラスというイメージを覆されたものとなります。⑤-4.のシナヘキサンは既に、黒いカラスの容姿や、カササギカケスまでのイメージを払拭する様なものです。写真は緑型ですが青系もあるようです。この鳥がカラスの仲間では派手な色合いです。また、⑤-5.のミドリカケスは、緑と黄色の鮮やかな色の鳥です。青と黒の顔に大きな眼も特徴です。⑤-6.のヤマムスメは台湾固有種です。クチバシの赤いのはベニハシガラスと良く似ます。

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