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第1470回 どや顔の鳥のディスプレイ

①https://amanaimages.com/info/infoRM.aspx?SearchKey=02432000172より引用のバイオリニストのフクロウのイラスト

②http://birdopia2012.image.coocan.jp/hanshokukinooojisigi2008.htmlより引用のオオジシギ(体長約30㌢)の求愛ディスプレイ

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    ②の写真のオオジシギはシギの仲間では最大級の身体の大きさです。これといって、体色が派手なこともなし、一体何がこの鳥を有名にしたのでしょう。オオジシギは夏になるとオーストラリアから飛来する夏鳥です。繁殖期になると、縄張りを形成し、写真のように、ジッジッジと鳴きながら草地の上を旋回し「ズビャ ークズビャーク」と鳴いて、バリバリと尾羽で音をたてて急降下する独特の求愛行動を見せます。その急降下する様子は人でいうならバンジージャンプのようです。

③-1.https://www.vario-media.net/interesting/20170710_26370/より引用のアオアズマヤドリ(体長約28〜34㌢)の求愛ディスプレイ

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③-2.https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/pandemonium0299/entry-11420304904.htmlより引用のオオニワシドリ(体長約20〜40㌢)の求愛ディスプレイ

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   次に紹介する野鳥は、つがいなって貰いたいあいてに対して、自分で築き上げた不動産である新居をお相手さんに披露して、気にいって貰えれば求愛成立です。③-1.のアオアズマヤドリは名前の通り、あずまやを作り、青く光る物を集めて、自分の腕前をメスに披露します。また③-2.のオオニワシドリもよく似ていて、あずまやを作る所は一緒ですが、色んな飾り物を内外に設置し、遠近法のトリックを利用し、メスを視覚的に楽しませ、そしてその周りで求愛ダンスを踊り魅了させます。

④-1.https://ysmanarasi.at.webry.info/201205/article_29.htmlより引用のカンムリカイツブリ(体長約56㌢)の求愛ディスプレイ

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④-2.http://www3.famille.ne.jp/~ochi/bird/tancho.htmlより引用のタンチョウ(オスの体長約140㌢、メスの体長約130㌢)の求愛ディスプレイ

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④-3.https://www.vario-media.net/interesting/20180206_34215/より引用のフラミンゴ(体長79〜140㌢)のダンス

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   この④-1.のカンムリカイツブリも、④-2.のタンチョウも、④-3.のフラミンゴもみんな揃ってバレリーナです。カンムリカイツブリはあろうことか、水上でお互いがプレゼントを持ち合って踊り、大きくてスリムなタンチョウはデュエットで、つがい相手に「白鳥の湖」?を舞ったりして、永遠の愛を誓い合います。しかし、デュエットだけではもの足りないでしょうとばかりに、求愛ディスプレイの時だけではなく、写真のように 集団で、フラミンゴのワルツをお披露目します。

⑤-1.https://www.google.co.jp/amp/s/sarobetsu.exblog.jp/amp/21145421/より引用のオジロワシの空中ディスプレイ❶

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⑤-2.https://www.google.co.jp/amp/s/sarobetsu.exblog.jp/amp/21145302/より引用のオジロワシの空中ディスプレイ❷

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   最初に登場しましたオオジシギの空中ディスプレイは、どこかで見ているつがい相手のメスに対して、鳴きながら、尾羽を使って音を立てて急降下という行動を繰り返すものですが、猛禽類の王者の⑤-1.、-2.のオジロワシは、身体も大きいですが、スケールも大きい空中求愛ディスプレイです。大空に舞いながら、お互いの飛翔を確かめあい、そして合体まではいきませんが、大空というキャンパスに絵画を描くように、双方の趾(あしゆび)を絡ませあって、生涯の愛を誓い合います。


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