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第1618回 猛禽類の見分け方

①http://hobbysworld.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/iphone55s-fd84.htmlより引用の猛禽類のイメージ

   猛禽類を見分けるには、まずは大まかな分類です。①の写真は左から『フクロウ』「タカ」「ワシ」に別れているのを示しています。しかし、普通に野鳥のことをご存知の方の殆どは、猛禽類は『ワシタカ』だと思っている方が多いです。ワシタカは精悍な顔に鋭い鉤状のクチバシ、鋭い鉤爪を持っており、これが猛禽類だと思います。しかし、そんな『猛禽類』には『フクロウ』もいて、また『ワシタカ』の中には、ハトより小さな「タカ」もいますし、殆ど狩をしないものもいます。

②-1.https://blog.goo.ne.jp/khp-owlets/e/18392aa3a8afbf5df1c5c31aff91d041より引用の猛禽類の色んなクチバシのイラスト

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②-2.https://www.google.co.jp/amp/s/www.pinterest.jp/amp/pin/435582595190861574/より引用の猛禽類の鉤爪のイラスト

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   ②-1.のイラストのクチバシが猛禽類の「ワシタカ」の鉤状のクチバシです。②-2.はこんなに鋭い鉤爪を持ち、時に自分より重たい獲物をぶら下げて飛び去ります。Wikipediaの猛禽類の定義は「猛禽類は、鋭い爪とクチバシを持ち、他の動物を捕食かまたは腐肉食する習性のある鳥類の総称。獲物を捕まえるための鋭い爪、掴む力が強い趾、鉤型に曲がったクチバシを持つことが共通の特徴である。 一般的に生態系の頂点に位置する例が多いことから、強さ・速さ・権力・高貴さの象徴」

③-1.https://www.birdfan.net/2009/09/25/4411/より引用のイヌワシ(体長約81〜89㌢)

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③-2.https://www.birdfan.net/2008/10/17/3035/より引用のカンムリワシ(体長約55㌢)

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③-3.https://www.birdfan.net/2017/09/08/55308/より引用のクマタカ(体長約72〜80㌢)

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③-4.https://www.birdfan.net/2015/07/31/36667/より引用のツミ(体長約27〜30㌢)

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   日本の「ワシタカ」はワシが冬鳥のオオワシオジロワシ、③-1.の本州各地で見られるイヌワシ、③-2.はタカの仲間より小さいカンムリワシの四種に、タカが鷹狩りにも使われるオオタカに、③-3.のタカの中で一番大きなクマタカ、③-4.のクマタカの小型化みたいな夏鳥のハチクマサシバミサゴトビ、冬鳥のチュウヒ、漂鳥のノスリハヤブサ、冬鳥のチョウゲンボウハイタカ、ツミの十二種と、ワシタカの区別はワシの体長より小さいのがタカという曖昧な分け方をしています。

④-1.https://www.birdfan.net/2019/02/08/67958/より引用のフクロウ(体長約50㌢)

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④-2.https://ja.m.wikipedia.org/wiki/シマフクロウより引用の羽角のあるシマフクロウ(体長約70㌢)

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④-3.https://www.birdfan.net/2017/06/16/53512/より引用の羽角のないアオバズク(体長29㌢)

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④-4.https://www.birdfan.net/2010/01/08/4795/より引用のコノハズク(体長約20㌢)

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   この猛禽類である『フクロウ』の分別がまたややこしいのです。『フクロウ』は「フクロウ」と「ミミズク」に分かれます。この二種の定義は耳の形をした羽角という羽がある方が「ミミズク」で④-3.の羽角のないアオバズク、④-4.の最小のコノハズク、オオコノハズク、リュウキュウコノハズク、コミミズク、トラフズク、ワシミミズクの七種と「フクロウ」の④-1.のフクロウ、④-2.の羽角のあるシマフクロウ、シロフクロウ、キンメフクロウの四種、計十一種が『フクロウ』の仲間。

⑤-1.https://www.birdfan.net/2018/02/09/59734/より引用のミサゴ(体長約55〜63㌢)

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⑤-2.https://www.birdfan.net/2019/07/26/72398/より引用のハチクマ(体長約57〜61㌢)

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⑤-3.https://www.birdfan.net/2019/06/28/71776/より引用のトビ(体長約59〜69㌢)

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   猛禽類の定義に「他の動物を捕食かまたは腐肉食する習性のある鳥類」とありますが、なぜかこの定義の場合の動物は地上の哺乳類や鳥類、爬虫類両生類などを思い浮かべてしまいます。⑤-1.の魚類主食のミサゴは魚類主食で、カワセミのようなもの。また⑤-2.のハチクマはハチ主食のタカということになります。スズメバチの巣を襲って、巣を破壊して捕食します。勿論郁雛時も巣のいちふを運び食べさせます。最後の⑤-3.のトビは腐肉食に、カラスの食べ物と同じような物を食べます。

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