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第588回 混群・巡邏・集団ねぐら・コロニーの違い

①https://miyakejima.seesaa.net/article/411942494.htmlより引用の混群のイラスト

メジロの「メジロ押し」ならぬエナガ団子

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   ②の写真のエナガの団子をご覧になったら、メジロの「メジロ押し」…前回の続きではないけれど、そのメジロより沢山集まるエナガ団子、そして、私たちの本身近にいるスズメの押しくらまんじゅう…でもそれは群れといえば、そうなのかもしれないけれど、目的が違うと思います。それじゃあ、ヒヨドリの渡りはもっとすごいのかということにまで発展して、「混群」とは何かなって…

③https://39598513.at.webry.info/201502/article_3.htmlより引用のアトリカワラヒワの混群

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 「混群」は何もカラ類だけがするのではありません。③の写真のように、アトリカワラヒワの「混群」です。前出の「カラ類の混群」が有名なのは、カラ類の代表的な存在のリーダーのシジュウカラとその右腕ヤマガラが中心になり、カラ類ではないコゲラメジロエナガまで巻き込む「混群」です。このアトリカワラヒワは実はヒワ類はアトリの仲間だから「混群」をします。

④http://hijiki-to-oudon.com/kongun/より引用のカモ類の混群

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   この④の写真はカモ類の「混群」です。ヒドリガモヨシガモカルガモスズガモといろんなカモたちが入り混じっています。これはカモ類の習性で、一般的にカモ類は繁殖期を終えた後、オス達の「エクリプス」が始まる前に、いろんなカモたちが「混群」して大きく輪を描くように、泳ぎまわって、天敵から身を守りながらもオス達だけで、遊びまわっているらしいのです。

⑤https://s.webry.info/sp/wagtail6678.at.webry.info/201303/article_3.htmlより引用のムクドリの「集団ねぐら」

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   前出のカラ類の「混群」やアトリカワラヒワ、水鳥のカモ類の「混群」みんなが集まれば、寒い冬になると、餌も見つけやすいし、また各々の天敵から身を守ることが「混群」の目的であります。この⑤の写真のムクドリは単独の群れを用いていますが、ただ単に天敵から身を守るだけで、餌を探すとかいうカラ類の「混群」のいろんな種が集まって形成されるのとは違います。

⑥https://picnano.com/tags/サギのコロニーより引用

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   ⑥の写真はダイサギの「コロニー」です。「集団ねぐら」と「コロニー」の違いは読んで字の如くねぐらは野鳥たちが夜に猫や蛇などの天敵に襲われないように集団で防御するため、そして「コロニー」は集団の生活空間といえます。繁殖期に集団で営巣して、生まれたヒナを残して親鳥が餌を探しにいる時も、ほかの親鳥が見守ってくれるというメリットがあります。長屋世帯のような…

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