第490回 特定外来生物の野鳥(ソウシチョウ、ガビチョウ共に3回目)
①https://www.birdfan.net/bw/hint/anzai/028.htmlより引用
以前から、ガビチョウとソウシチョウは共に、特定外来生物に指定されており、日本の侵略的外来種ワースト100選定種によって指名手配をされているみたいです。ガビチョウだってソウシチョウだって、好き好んで日本にいるのではなく、本来なら生まれ育った生息地が一番だと思います。
②ガビチョウ(体長約24㌢)
ガビチョウは体長約24㌢といいますから、ものさし鳥でいうとムクドリくらいの大きさです。本来なら中国南部から東南アジア北部にかけて生息していたのが、日本にペットとして輸入されたガビチョウはそのさえずりは七色で?ウグイスやオオルリ、サンコウチョウの鳴き真似をすることもあるようです。
③ガビチョウのつがい(左が♀右が♂)
ガビチョウはどこかスズメに似ていて、民家の側の雑木林を住みかにして、地上採食性で昆虫や果実を食べます。生活感もスズメに似ています。あまり高く飛べないのて、地上に降りて走り回ることが多いのです。繁殖期はつがい又は単独で行動し、非繁殖期は小群をなして行動します。
④ソウシチョウ(体長約15㌢)
④のソウシチョウもガビチョウと同じく被害者です。すごく派手な出で立ちと、それがまた⑤の雌雄同色の美しさ。その上雌雄共々さえずりあうとなれば、人気も高かったはずです。美しいさえずりは当時の飼鳥の中でも人気があり、漢字表記も「相思鳥」体長も15㌢とスズメ並みです。
⑤ソウシチョウのつがい(左が♀右が♂)
ソウシチョウつがいをわざと分けて離してやると、相手のことを思いやりさえずりあうことでも「相思鳥」です。人間は勝手なので鳴き声が大きいということだけで捨てられたり…もっと酷いのはソウシチョウの糞の成分はウグイスの糞の成分と似ているということで、美容洗顔用としても利用したくせに、人間は勝手なものです。