見出し画像

第691回 野鳥の雌雄の見分け方

①https://pixta.jp/tags/オス%20メス%20男女%20マークより引用のオスメスイラスト

   このタイトルの「野鳥の雌雄の見分け方」はよくあるオスが派手な色合いで、反対にメスは地道な色合いのヒタキの仲間や、カモの仲間はほとんどがオスが派手な色合いで、メスが地味ときています。また猛禽類はオスの身体の方がメスより小さいと言うものの、離れていましたらとても見えないので、掲載しようとは思います。また雌雄同色でも、さえずるのがほとんどオスなので、ウグイスなども省いています。ある有名な野鳥関係者が交尾の際に上になるのがオスと言うのも…

②https://doudesyo.blog.ss-blog.jp/2009-04-16より引用のイソシギのつがい(体長約20㌢、手前がオス、奥側がメス)

画像1

   ア行→1.アオツラカツオドリ メスの嘴は緑がかる  2.アオバズク オスの方が縦斑が太くて濃い  3.
アカショウビン メスの体色が淡い  4.アカモズ 額の白い部分はオスのほうが大きい。メスの額の白と茶褐色の境界は灰色がかり、頭上から背の体上面の色もくすんでいる。脇に波状の斑が出る  5.
②のイソシギ 成鳥オスの胸は白っぽく腹が膨らみ
全体的にすっきりしている。メスは胸が膨らむ  6.
ウトウ オスのクチバシ高、頭長、ふ蹠長はメスより大きい  7.オオジシギ 尾羽が14枚の個体はメス、16枚の個体は75%もメス、しかし18枚の個体はオスが83%とわかりにくい  8.オオセッカ オスのクチバシは繁殖期は黒く、メスは翼長と尾長がほぼ同じ長さで、オスは尾長が1.25倍  9.オオソリハシシギ オスのクチバシは短い(メス11cm、オス8cm)、繁殖羽はオスの方が濃い。わかりにくい  10.オオミズナギドリ クチバシ先端のクチバシ高
オス10.8mm以上、メス10.3mm以下 わかりにくいです。 

カワセミのつがい(体長約17㌢、オス左クチバシが黒い、右がメスクチバシが赤い)

画像2

   カ行→11.カモメ  個体差がありますがメスは自分より大きなオスを選ぶのでつがいでは大きい方がオス  12.カルガモ オスは上尾筒、下尾筒が黒。
メスは全体的に淡色で三列風切の外弁に褐色が混ざる  13.カワウ オスが巣材運び、メスが組み立てる  14.写真③のカワセミ  メスはオスよりも鮮明さや美しさが劣り、メスのクチバシは赤い  15.キジバト 巣材を運ぶのはオス。組み立てるのはメス。
オスがやや大、またオスは肩羽や雨覆、三列風切などの赤褐色の羽縁が太く濃い。頸から胸にかけてオスは灰色味、メスは茶色味  16.キレンジャク
オスの初列風切の先端に白斑、メスは外弁先端のみ白斑  17.クロサギ オスは冠羽が多い。メスや若鳥は嘴が黒っぽい  18.コサギ オスはメスより体重が25%重い  19.ゴジュウカラ オスは脇、下尾筒の色が濃い  20.コジュケイ オスには距がある  21.コチドリ 過眼線がオスは黒っぽいし、体が大きくアイリングが太く、首輪の黒が太い  22.コミミズク
オスはメスより淡色。

タンチョウのつがい(右側がオス体長約140㌢、左側がメス体長約130㌢)

画像3

   サ・タ・ナ行→23.セグロセキレイ オスの背は頭や胸と同じように黒い  24.セッカ オスは会合線から口角にかけて黒く、繁殖期のオスは頭部上面が一様に褐色で、口中は黒。メスは頭部上面は縦斑があり、口中は肉色  25.④のタンチョウ オスが先に『クルゥー』と伸ばして鳴き、その後、メスが『クワッ クワッ』とか『カッ カッ』と短く二声  26.チュウサギ 繁殖期の飾り羽はメスの方が短い  27.ツグミ オスはは背、翼が黒っぽい  28.ツバメ オスの喉はメスより赤い。29.ツルの仲間 頭部の裸出部はメスが大  30.トキ オスは体重、体型ともに大、頭部の顔の裸出部が大きいし、クチバシは太く、クチバシのオスの長さ18cm、メスの長さ16cm、行動はオスは幼鳥のときから強い食欲で食べる量が多く、仲間とよく争います。反対にメスは食べる量は少ないし、おとなしく、人を恐れます  31.トラフズク オスは羽色が濃く、胸の縦斑が太い 32.ノスリ オスは上面が黒く、メスは脛羽に横斑がある。

メジロのつがい(体長約12㌢左側がオス、右側がメス)

画像4

  ハ・マ・ヤ・ラ行→ 33.ハシブトガラス クチバシの長さはオス6~7cmでメス5~6cm  34.バン 額板はオスの方が大きいことが多い  35.ヒバリ オスの後趾の爪は大変長く、メスは短い  37.ヒレンジャク メスの初列風切内弁の白斑が細く、最外側は白くない  38.マナヅル オスは灰色が濃い  39.ムクドリ オスは頭部に光沢があり、頭上から頸、胸にかけて黒味が強い、メスは全体に褐色味が強い  40.メジロ オスは脇腹の羽色が濃く、喉と下尾筒の黄色が鮮やかで
腹部の中央に黄色っぽい縦線があり、胸と下尾筒に繋がるり、跗蹠の基部を覆う羽毛や眼先の黒っぽい過眼線の上縁から上嘴の基部に沿っての羽毛はオスの方が黄色味が強いく、また頑丈な体格で目が鋭い。声はオス『ツィー』で尻上がりの強い声、メスは『チー』弱い低めの声  41.ヤマガラ メスは体色が淡くて華奢  42.ヤマショウビン メスは首や胸が錆び色を帯びる  43.ルリカケス オスは胸と背の青が大きく鮮やかで、喉の白色部もオスは目立つ 44.レンジャクの仲間 オスは喉の部分と胸の部分の黒の境界線がハッキリしている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?