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4年

 先日、移植後4年検診に行ってきました。結果は、特に問題なしでした。肺機能の数値的には、去年より良くなっているわけではないのですが、頻脈発作の不安が少なくなってきたので、体感的には良くなったと思います。

 肺機能の回復は移植後1年がピークらしいので、このままどこまで維持できるか。もらった命なので、生きている間に、何かひとつでも世の中にお返ししたいと思って4年が過ぎたので、5年目は少しアクセルを踏んでいくつもりをしています。もちろん、無理のない範囲で。

 そういえば、水泳の池江璃花子さんが、レースに復帰したニュースを見たのですが、アスリートと呼ぶにはあまりにも痩せていて驚きました。病気は違いますが、私もリハビリ経験者として、なんとなく理由はわかる気がします。多分、気力はあっても、食事が十分に摂れないのと、体力の回復が遅いので、思うようにトレーニングを積めないんだと思います。身体が軽くなった分、キレはあるのかも知れないですが、1日に複数回のレースとなると続かないはずです。細かい話ですが、これから国際大会に出るとなれば、治療薬とドーピングの問題も出てくるかも知れません。

 彼女の頑張りは痛いほどよく分かりますし、彼女の人生なので何とも言えないのですが、私としては周囲の期待に応えようとして、身体を壊すことがないようにだけはして欲しいと思います。

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 ■私の闘病と移植体験まとめ

『片肺はデフォである』 https://katahighde.jimdofree.com/


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カタハイデ・ワルツ
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