5年以上続いた絶望から救ってくれた推しの話
noteにて何度も出てくる私の「元推し」
何度も出てくるくらい大好きで大好きで仕方なかったのに、何の説明もなく、最後の言葉もなく、突然いなくなった元推し。
同じグループに新しく推しができても、他のアイドルに夢中になっても、私の心からは消えてくれなくて、5年が過ぎてもなお元推しのことを考えては病む日々を送っていました。
もうあんなに、狂ったように好きになる人なんて一生現れないと思っていました。
元推しが辞めて5年と少し、私はあるアイドルと出会いました。
きっかけは毎週見ていた日曜朝の特撮。
その番組で好きになったキャラが、元推し、そして今もなお推し続ける元推しがいたバンドと同じ事務所の後輩グループ所属だと知って、興味本位でそのグループの動画を見てみました。
クールな見た目と裏腹に、喋って笑ってツッコんで、コロコロ変わる表情
歌って踊るときの、美しく妖艶な動きと表情
大きな瞳、タレ目、特徴的な鼻
「あ、元推しに似てる」
それが、アイドルをしている推しの第一印象でした。
そこからはあまり記憶がなくて、あれよあれよとそのグループにハマっていき、気づいたら横浜にて行われるアリーナライブのチケットを取っていました(笑)
一般チケットだったので3階からでしたが、金髪になった推しはキラキラ輝いていて、MCの楽しそうな表情も、歌う時の真剣な眼差しも、しなやかに踊る姿も、最後の挨拶で流した涙も、全部全部大好きって思いました。
いや…完全に落ちました、恋に。
(余談ですが私はアラサー既婚子持ち、推しは19歳です。もうこの時点で相当狂ってます(笑))
こうして走り出した私の恋…もとい新たな推しを思う日々はある変化をもたらしました。
5年以上、まともに見ることが出来なかった元推しの写真を見ることが出来るようになりました。
5年以上、発することが出来なかった元推しの名前を言えるようになりました。
5年以上もの間、自分の中でタブーとしてきた元推しに関することに、スッと触れることが出来るようになりました。
もちろんそれは推しだけが原因じゃなくて、元推しが辞めてもなお私を魅了し続けてくれた推しバンドの功績でもあります。
でも、変わる「きっかけ」をくれたのは、紛れもなく新しくできた推しだと思います。
12月にあったファンミーティングは、ありがたいことに整理番号がめちゃくちゃ良くて、前から3列目くらいで初めて間近で見ることが出来ました。
目の前で歌って踊って喋って笑う推しは、紛れもなくアイドルでした。
私の感情は「あの頃元推しに感じていた感情」と完全に同じものになりました。
好き以外の感情がなくなっていく感覚を久しぶりに感じてゾクゾクしました。
この日を境に元推しへの負の感情も少しずつ消えていきました。
同時に完全に「過去の人」へと変わりました。
もう、元推しの顔を見ても、名前を見ても、絶望も好意も全部全部なくなりました。
年が明けて、1月の終わりにリリースイベントに行きました。
整理番号争奪に負けたので、ミニライブは全然見えませんでしたが(笑)
サイン会、少しだけど私の言葉も聞いてくれて、ニコッて笑ってサインを手渡してくれて、嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。
グループショット撮影会も、推しの顔を見れて、さり際に手を振って笑ってくれて、天にも登る気分でした。
こんなに好きになるなんて、思ってなかったのに。
気づいたら、狂ったように好きになってました。
私はもう振り返らない、前を向いて、胸を張って、大好きな人に向かって全力で走り続けます!!
もちろん、ここにはずっと大好きなバンドも含めて。
でももう過去は、振り返らない。
以上、私と元推しとの終わり、そして推しとの始まりのnoteでした。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
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