未経験でトリマーへ。転職可能なの?
ペット業界は年々右肩上がりで業績を伸ばしています。
(2013-2020までの業績の伸び率 参考)
今や、ペットは家族の一員として愛されています!
そんな動物たちにとっても必要なのが動物業界で働く従事者の方々です
今回はトリマーについて書いてご紹介していきます!
トリマーってどんな仕事をしているんだろうか、未経験者でも転職できるのかなどを解説していきます。
トリマーって何してるの??
トリマーの仕事は、犬や猫を中心とするペットの「トリミング」(毛を整えること)を行うことです。
簡単にいうと、犬や猫、その他動物の美容室です。
人間が美容室や床屋へ行くのと同じように、ペットも定期的に毛を整えることで、清潔さや見た目の美しさ、可愛さなどを保ちます。
動物の特徴はもちろんのこと、飼い主さんの好みや理想を把握したうえで、ふさわしいスタイルを見つけ出すことがとても大切です。
それを実践するためには、確かな経験と技術が求められます。
また、トリミング技術だけではなく、病気や栄養、飼育方法など、動物に関するさまざまな知識を身に付けておくこともトリマーにとっては大切です。
トリミングの際に皮膚状態をチェックすることで健康状態がわかることも多くあります。(トリマーに関する質問)
主に、トリミングサロンやペットショップで働くことが一般的です!
動物病院やショッピングモールなんかにも併設されていることがあります。
トリマーへの転職状況は?
トリマーへの転職状況を見てみると、他業界から転職する人はいるものの、それほど多くないようです。(→ペットワークスでの状況)
一般的な企業に比べてトリマーの年収はそれほど高くないことが理由として多いと思います。
求人自体はとても多く、正社員募集の求人も多数ある為、転職先探し自体は難しくはないと思います。
しかし、転職の需要は雇用形態をアルバイト・パートも入れれば数はありますが、正社員募集では「経験者」を求める求人が多くなります。
実際、未経験でもトリマーへ転職可能なのか見てみましょう。
無資格・未経験でトリマーになる為には??
そもそもトリマーになる為には資格は必要なのか。
理容師・美容師には国家資格が必要ですから、対人間が、対動物に変わっただけですしトリマーも国家資格が必要になると考えるのも自然です。
結論、トリマーになる為に国家資格は必要ありません。
しかし、動物に関して何の知識や技術も持たないまま、新しくトリミングの世界に飛び込んでも、実際の仕事現場では役に立たないことが多いのが現実です。
動物だからと言っても1つの命には変わりありませんから、ハサミを持って見様見真似でいきなりやることは不可能だと思います。もしも、自分の愛犬や愛猫だったら任せられませんよね?
そこで専門学校やスクールなどでトリマーとしての基本を学び、その上でトリミングサロンやペットショップ、動物病院などへ就職する道が一般的になっていますし、知識まっさらで応募し、動物への愛を語ったとしても相手にされないことの方が多いです。(絶対ではありません。)
未経験でも現場を学びながらという理由でアルバイトから始めることも不可能ではありませんが、1年間ずっとシャンプー業務をやらされてハサミには一切触れないなんてこともありえます。
そこまでの根性とやる気があれば問題はありませんし、むしろ費用はかからず、わずかでもお金をもらって勉強できる為いいかもしれませんが・・・。
転職への近道
トリマー転職への近道は専門学校やスクールに通うことです。
近道と言っても「簡単に!」や「楽に!」といった訳ではありません。
一番とは言えませんが、トリマーになるに当たって絶対に損しないでしょうし、未経験でまっさらの状態よりも、ある程度学んでから転職することでメリットの方が多いでしょう。
仕事をしながらという方は、夕方以降に授業がある専門学校の夜間制のコースを選べば、日中は今まで通り仕事をしながら授業を受けることが可能です。
家の近くに夜間制の学校がない場合は、通信講座を使う方法もあります。
仕事前の早朝や帰宅後、通勤中などの時間を利用して自分のペースで勉強することが可能です。
関東圏内には18個のトリマーを目指せる専門学校があります。(スタディサプリにて)
トリマーへの未経験転職でも自分に合った学び方を選んでみましょう!
トリマーの専門学校での費用はどのくらいかかる?
先ほどと重複する部分もありますが、一般的な通学期間は2年間です。
1年制、半年制などの短期科や昼間仕事をしながらでも通うことのできる夜間科もあるので、トリマーへ未経験で転職を考えながらだとライフスタイルに合わせて通学することが可能です。
一体費用はどれほどかかるのでしょうか。
主な費用の相場は昼間部ならば初年度で130万~150万円程だと言われています。2年間の場合は240万~300万円程です。
これは授業料や入学金だけではなく、施設・設備費やテキスト代、道具(ハサミや練習台)などの教材費が全て含まれた金額です。
夜間部の場合は授業時間が少ないこともあり、年間80万~100万円程となります。未経験で仕事を続けながら学ぶにはもってこいかもしれません。
また、こちらも未経験者に優しい通信制の場合は教材費と一部のスクーリングのみとなる為、更に費用を抑えることができます。
しかし、トリマーとして働くには実習の有無が重要な為、手に感覚は残らない通信制を卒業したからといってすぐに活躍できるとは言えません。
費用ランキングが書いてあるサイトも見つけたので参考にどうぞ。
トリマーの資格の難易度をご存じでしょうか?難易度と言っても一概には言えないですよね。。。。
こんな、トリマー資格の難易度に関する記事を見つけたので、トリマーへ転職したいと思っている方、未経験でトリマーになるために専門学校に通おうとしている方はぜひ、ご覧ください!
トリマーは女性だけではない!男性トリマー!
トリマー業界の大半では女性が活躍しています。確かに、トリマーと言われたら未経験の方でも、すぐに女性トリマーを想像するのではないのでしょうか?
確かに少ないですが、男性トリマーも多く活躍しています。世界で活躍するトリマーの中では男性トリマーの割合が多く、活躍しています。
先ほど話で出てきた、未経験でもトリマーになりたいという、トリマーの専門学校では男性トリマーは約1割ほどいらっしゃいます。
男性トリマーについて詳しくご紹介しているサイト記事を発見しましたので、興味のある方はご覧ください。
また、女性に比べ、身長の高い男性はトリマーとして働く環境にも気をつけなくてはいけません。トリミング台が慎重に合わないと腰痛などさまざまなトリマーの職業病に悩まされてしまいます。
トリマーには三大職業病と呼ばれるものがあります。トリマーの三大職業病についてはこちらをご覧ください!未経験でトリマーへ転職して活躍しようと努力している方はこの職業病への知識をつけておくことで、普段から気をつけることができ長きに渡って活躍できるでしょう。
JKCって?トリマーになる為に知っておきたい!
トリマーになるに当たって知っておきたいのが「JKC」という言葉。
冒頭でも言いましたが、トリマーになる為には国家試験は存在しません。
しかし、民間の企業や団体が認定している民間資格は何種類か存在しています。
その中でも歴史が古く、公共性の高い「JKC公認トリマー資格」という民間資格があるので紹介します。
JKCとは何かと言うと、一般社団法人ジャパンケネルクラブのことです。
JKCトリマーは技術と経験のレベルによって
「C級」「B級」「A級」「教士」「師範」の5種類に分かれています。
この資格を取るには「独学」もしくは「JKC公認の養成機関へ入学する」
選択肢があります。
独学の場合は、2年間以上JKCの会員であることが必要で、なおかつJKC発行のマニュアルを参考に自分で勉強しなければいけません。
JKC公認の養成機関とは専門学校やスクールのことで、そこで所定の課程を修了し、卒業試験に合格するとC級を取得することができます。
この資格を得ることで、未経験からステップアップでき、さらに転職がしやすくなる為チェックしてみるのもいいかもしれません。
事務職から未経験でトリマーへ転職!
事務職からトリマーへ未経験でも転職できます!
動物に関する仕事がしたい方、夢を諦めてしまったけど追いかけたい方など様々な理由でトリマーを目指す方も少なくありません。
離職率が高いと言われるトリマーですが、その分目指す方も多いということです。離職率の高いと言われる理由、事務職からトリマーへと転職したいと思う理由などが記載された「事務職から未経験トリマーへ転職!」の記事をよろしければお読みください!
未経験でも可能。トリマーへの転職求人をご紹介!
未経験トリマーさんでも活躍可能な転職求人をご紹介します!
トリマーとして働く事の近道としてはトリマーの専門学校へ通う事と言いましたが、トリマー専門学校を卒業したからといって一人前のトリマー扱いあしてくれません。
トリマーとしてしっかり一人前として、働くためには日々の鍛錬と経験が必要となります。
ペットのおしごとというエージェント会社の転職者募集!トリマー求人をご紹介します。
トリマーの店長候補募集の求人や初心者でもできるトリマー求人、フリーランストリマーの募集など幅広い転職が可能となりますのでチェックしてみてください!
まとめ
転職を考えながら、仕事もしながらトリマーを目指すことはそう簡単なことではありません。
好きなことを仕事にできるということは素晴らしいことです!
未経験者でも経験者でもトリマーを目指す方々は皆動物好きです。
そんな動物に囲まれ、動物好きと共に働ける環境で働いてみてはいかがでしょうか。