ハザードマップと国土調査
20日 4:20頃に発生した広島の土砂災害。
実家も山の麓にあると気づき、慌てて自治体の『土砂災害ハザードマップ』を確認する。
ハザードマップにも『土砂災害』『洪水』『地震』『液状化危険度』と複数の種類がある事も知った。
画面に表示されるゼンリンの地図の上に描かれている赤や黄色の斜線区域。
ここ最近、帰省する事もなかったので、細かい地図の表示から道を探すのも一苦労。
微かに判断できる川の線と小学校や地元施設の名前の位置から、実家の位置を大まかに計算する。
辛うじて警戒区域からは外れているものの、警戒区域に近い事は変わりない。
そして意外と介護施設の多くが、危険警戒区域の中に建っている。
そういう所は土地が安いという理由でもあるのだろうか?
実家の土地特有の地形なのか、山の奥に湖がある。
車で一時間くらいかかる距離だっただろうか?
広い墓地を越えた所にある湖は、行ったとしても通り過ぎる程度で留まった事はない。
ボートに乗った釣り人がいたという記憶しか覚えていない。
そこが溢れたという事は一度も聞いた事がないのだけど、それは『自分の人生の中』だけの事。
過去の歴史を紐解けば違うのかもしれない。
ふと、昔から土地に居る人から聞いた話を思い出す。
『この辺りは昔は大きな川の底だったんだよ。
だから家を建てる時に地面を掘り起こすと、魚の骨が出てくるんだ。』
土地を知るなら地質からと、国土調査の『土地分類基本調査』をパソコンから閲覧してみた。
眉間にしわを寄せつつ画面を見ていたが、不勉強も相まって全く読めない。
文字と地質の色が混ざり合って読みにくく、見たい方向にカーソルを持って行くと逆方向に動く仕様のようだ。
その上、各色が「どの地質」を表しているのかを確認するのも枠外の説明を見ないと分からない。
そして枠外の文字も薄くて読みにくい。
紙媒体をそのままデジタル画面に載せても、手に取って読める訳ではないのだと改めて実感させられた。