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1007週 飲酒の動機

1007 月

めずらしく朝から外出仕事があり、早起きして向かう。気圧のせいか、大したことはしていないのに異様に疲れ、オフィスに戻ってぐったり。昼休みはずっと寝ていた。
その後もなんとなくダウナーながら粛々と働いて退勤。「オールスター後夜祭」を観ながらごはんを食べて、ちょっとだけお酒を飲んでから早めに眠る。今日、なんだかずっとうっすら眠たかった。

1008 火

始業ギリギリまで眠りこけていたが、まだ眠い。お昼にかぶと鶏肉のスープをつくってから出社。謎に打ち合わせが続いて少し疲れた。
帰宅して、米、先ほどのスープ、刺身、作り置きのナムル。口内炎ができかけている雰囲気があり、慌てて野菜を食べている。ちょっとだけ、のつもりで、早瀬耕『未必のマクベス』を読んだらページをめくる手が止まらなくなり、気づいたら読み終えていたし、気づいたら日付が変わっていた。ふだん読まないタイプの小説であったが、かなり名作。

1009 水

午前中から外出仕事。雨。眠い。そのまま出社する。昼休み、あまりにも眠くてフードコートで寝ていた。受験生みたい。
早めに退勤して表参道の某ジュエリー店へ。ずっとラピスラズリの指輪を探しており、取り寄せていただいた現品を見せていただく。ラピスラズリのような透明度のない石がよいのか、光を受けてきらきらする石がよいのか悩んでしまい、いったん別の商品を取り寄せていただくことにした。

1010 木

出社。大して打ち合わせは多くなかったはずなのに、やたらとばたばたしてしまい、気づいたら20時半を過ぎていた。今から最寄り駅に戻っても大きなスーパーは閉まっていそうだったので、帰路にある成城石井に寄る。チーズともずくキムチ以外の商品をほとんど購入したことがなかったのだが、お総菜売り場に「豚肉と2/3日分の野菜」的なレンチン商品が500円程度で売られており、購入。コンビニ総菜とは一線を画すクオリティでかなりよかった!今後も使ってしまいそう。

1011 金

今日も外出仕事。今週は毎日外に出ており、気温の乱高下も相まって、まじで着る服がない。
仕事を早めに切り上げ、アーティゾン美術館の「空間と作品」展へ。夏ごろからずっと気になっていたのに行きそびれていて、14日までだということで慌てて。芸術作品は美術館に飾られるために作られたとは限らないし、芸術作品が美術館の壁面に展示されるまでには、いろいろな所有者がおり、さまざまな工夫が凝らされている。ということを、非常にわかりやすく伝えていただける展示であった。ふだん美術館に行くと、自分が「正しい感想」を抱けているのか不安になるのだけれど、この展示は美術品と外界との接続を描いているから、これまでとは感覚的にかなり異なる鑑賞体験ができて非常に楽しかった。
帰宅して少しだけ仕事をしてから晩酌。Amazon Primeで『リバー、流れないでよ』を観る。貴船の旅館でループする2分間の物語。時間のループ、切り出されるのがどの2分間であるかによってまったく感触が異なるだろうな。思ったよりもコメディタッチで、楽しく観た。
22時ごろに都心での飲み会に呼んでいただいたのだけれどさすがに時間的に行けず(残念)、夫の帰りも遅そうで、気温もちょうどよかったので、自宅冷蔵庫の缶ビールを持って散歩へ。1時間くらい歩き回る。
ここ2〜3年くらい、たぶん酒量が増えている。お酒の味自体がどうこうというよりも、「酔いたい」という動機で飲酒しているなあと思う。中島らも的にはアル中の思考なんだろうな。そして、酔うとなんだか余計なことばかり考えてしまい、自分という人間の心の隙間を感じる。勢いではじめて行くバーにも寄って、0時半ごろ最寄り駅に戻ってきた夫と落ちあう。バーのお会計をするとき、なんとなく2人で5000円か6000円くらいかなあ、と思っていたら3000円台で衝撃を受ける。良心的すぎるよ!!!

1012 土

お昼ごろまで寝ていた。ひさびさにジムに行く。ジムではずっと、さらば青春の光のYouTubeを眺めている。
仕事をしている夫を横目にいそいそと買い物を済ませ、パーティ(キングオブコント鑑賞)に備える。
ぶり大根、枝豆、キムチ、ビーフジャーキー、鶏スープ、鮭ときのこの炊き込みごはん。がっつり日本酒を飲みながらキングオブコントを観る。
1本目、シティホテル3号室とファイヤーサンダーが特に好きだった。舞台設定が秀逸なコントに惹かれてしまう。そして愚かなことに、2本目を観る前にすさまじい眠気に襲われて寝落ちした。

1013 日

早く寝すぎて6時台に起床。見損なった2本目を観てから、昨日の残りもので朝ごはん。炊き込みご飯をお茶漬けにしたらかなり美味しかった。
夫の体調が万全でなさそうだったので午前中はゆっくりして、回復してきたというので吉祥寺へ。個人的には吉祥寺といえばデートの街!なのだが、今日はなにかとフィーリングが合わず、夕方ごろ撤退。ひさびさの丸一日デートで楽しみにしていたのになあ、と落ち込む。愚か者。
夫に宥めてもらい(ほんとうに頭が上がらない)、ずっと気になっていた近所の居酒屋へ。自宅徒歩1分という立地で、通るたびに「今度行こう」と話していたのだが、かなりかなり良店であった。最寄り駅でプチ贅沢したい日はここで決まりかも!ということで、先ほどまでのダウナーが嘘のように元気になり、散歩してカラオケして帰宅。しかし、こう読み返すとわたしがわがままな妻すぎるな。愛想を尽かされたくない。

写真は「空間と作品」展の一幕。

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