イエス玉川「芸は身を助く」木馬亭、若手浪曲競演会

 木馬亭では毎年、暮れに「木馬亭大忘年会」が開かれる。大看板の浪曲師たちが余芸をやったり、素人さんが浪曲を唸ったり。
 今年はこのコロナで、この忘年会も中止。代わりに「みなぎる!若手浪曲競演会」なんて会が催され。トリは玉川奈々福さんの予定だったが、やっぱりコロナ関係の濃厚接触?なことがあり、前日に急遽、代演イエス玉川師匠と決まった。


 さいわい日曜日、からだもあいている状況で。イエス師匠なら観にいかねばならない。
 澤雪絵さんや、東家孝太郎さんの「幡随院長兵衛」もよかった。けれど、やっぱり、イエス玉川師匠がすごかった。
 まくらでさんざん、「奈々福の代演」、「きょうはスケジュールいっぱいだったのに。大掃除のスケジュールで」って笑わせたあと、新作浪曲に。玉川太福の弟子いっ福が、結婚を申し込みに、相手の実家に挨拶にいく。
 っていうだけのストーリーなのに。おなじみの「朝からのむのはアサヒビール」からはじまるビールのギャグやら、「靖国を護った男」という浪曲を演じたことについてブログで批判されたことに延々と文句を言ったり、すごいものを聴いた、と思った。ビデオ撮影もされているようだったので、ぜひ、DVD化などしてほしい。

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