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ネクストソサエティ「ニューノーマル(新常識)」へ!

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

コロナの影響を受けている企業の新入社員には、
入社後一度も会社に出勤することが出来ず、
リモートのオンライン講座で新人研修を受講している方もいると聞きます。
その新入社員は、将来の不安を感じずにいられるでしょうか?
会社に用事があり、出勤したい。
しかし会社に入るためには届け出をして許可証を得る必要があります。
こんな時代になるなど、いったい誰が予想していたでしょうか?

私の大学時代、就職活動を始めた時代は、
一度企業や諸官庁へ務めたら定年まで勤めあげるもので、
退職するなんて選択肢はけしからん、もってのほかという風潮でした。
しかしバブル経済、リーマンショック、
東日本大震災、そしてコロナ・・・。
その影響を受けた企業や組織、個人事業主は仕事を失い、
やむを得ず離職することになります。

スクラムヒューマンパワーは山梨県に拠点を構え、
6月に法人化致しました。
本格的な事業展開がスタートしています。

23年間ひとつの企業に勤め、退職してから起業までに4年費やしました。
そのうち1年半は仕事ができない状態に陥りました。
主治医の許可が降りて復帰しましたが、
無理のできない状況だったため時給800円からのスタートです。
手取り7万円でした。
それでも、お金より社会復帰できる喜びと、
また人と関われるという感謝の心が先に立ちました。

思い返せば、私の大学時代はバブル経済の真っ只中でした。
就職活動をする先輩たちは、有名企業からたくさんのオファーを受け、
「今日は銀座で食事をして六本木のクラブに連れてってもらったよ。でもその会社には行く気がないんだよね」なんて話してくれました。
私は寮生活を営む田舎者でしたので、
銀座に六本木なんて言われても正直ピンときていませんでした。
その会社の方が青葉台までやってきて、
先輩と打ち合わせをしていた時のことです。
先輩は寮へ電話をし、たまたま私が出てしまいました。
先輩の要件は「今から六本木まで車で送ってくれ!」です。

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私は着の身着のまま、サンダルを突っ掛け、横浜から六本木まで運転です。
駐車場で待機かな、なんて思っていたら、
着の身着サンダルのまま高級クラブに入ることに!
「なんじゃこりゃ~!」と驚愕しました。
一流企業で仕事をするということは、
なんとすごいことなんだ!と思いましたが、
その後バブル経済は崩壊、私が4年生時には就職氷河期を迎えます。
私の大学時代の実績は、あまりぱっとしたものは在りませんが、
それでも3社ほどオファーを頂きました。

しかし田舎者の私は、都内にある大手企業にはさほど関心がなく、
地元山梨に新工場とラグビー部が誕生すると聞き、そちらを選びます。
新入社員時代の本社研修ですさまじい通勤ラッシュを経験し、
これに耐えられないと一流企業では働けないんだ・・・と、
自分の選択に安堵しました。ゆっくりのんびり仕事をして、
何年かしたら教員になるのもいいな、
それで大好きなラグビーに関わっていこう、なんて考えていたと思います。

私の恩師も教員生活の前に、
5年ほどラグビー強豪チームを持つ企業に勤め、
社会人日本一を経験しています。
仕事とラグビーの両立の厳しさ、民間企業へ務めた経験が、
のちの教師生活でもっとも大切であったと、
私を含む生徒たちへ説いていました。
「学生からすぐに教師になるより、社会を経験した方がいい!」と
熱く文書にしています。

大学3年生の時に、ニュージーランドへ遠征に行きました。
首都のあるウエリントンでキャンプを張り、
東京とは違うな、閑静な、時間がゆっくり過ぎていくな、
と感じたことを覚えています。ホテルの食事に飽きたころ、
仲間数名で郊外のレストランへ夕食に行きました。
アルコールを注文して、料理を待ちます。

日本では10分後に配膳される料理がなかなか出てきません。
30分待って前菜、メインディッシュが並んだのは1時間後です。
私たちも痺れをきらし、片言の英語でせかしてしまいましたが、
周囲を見回すと皆、楽しそうな笑顔でお酒と食事、
それから会話をゆっくりと楽しんでいます。
30年前ですので、今はどうなのかわかりません。
ただ、当時のニュージーランドの人たちは、日本人のことを
「いつもハードワークで大変そう。日本人は満員電車でそそくさと会社に向かってるイメージ」を持っていると話してくれました。

コロナ禍で、都内では自粛が続いています。
まだテレワークへ移行しない会社もありますが、
それでも仕事で都内へ行くと、
30年前よりは人混みを感じないような気がします。
都内の会社で、業務のパラダイムシフトが起きています。

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易経では、「観光」を「国の光を観る」と言います。
ある本では、「コロナ」は「太陽の王冠」という意味があるといいます。

物資やお金、不動産などの価格競争、
人のステータスを比べて勝ち組、負け組などという表現、
ましてお金=偉い人!という歪んだ認識がまかり通ってしまっています。
これからは、精神性の幸福という、
直接は目に見えない価値や共感を生み出していく時代です。

バブルが過ぎ、ジュリアナ東京もなくなったというのに(笑)、
まだまだ人は変われません。
様々な事が表面化し、事態は深刻化します。

私たちのビジネスも、時代の動きにいち早く情報を収集し、
ネクストソサエティ「ニューノーマル(新常識)」へ、
ポストコロナの、人類の新しいステージへ向かいます。
仕事の環境を自ら創造します。

何のために新しい時代を受け容れるのか?
何のために都会の生活を手放し、地方へ移住するのか?
コンテクスト(=背景)が理解できると、納得せざるを得ません。


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