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ねこと暮らす家を建てました!③
ねこが大好きで、これからもねこと暮らしていきたいと考えている私。家を建てよう!ということになったとき、優先して考えるのは、やはり「ねことの暮らしやすさ」でした。
本シリーズでは、そんな我が家で家を建てるにあたって、ねこのために考慮したポイントのお話をしています。3回目の今回は、人間とねこの生活スペースの区画について、考えてみたいと思います。
我が家の場合、ねこが自由に行き来できるスペースも多いですが、原則ねこを入れないスペースや、タイミングにより入れない時もあるスペースというように区画を決めています。その区画分けを守るために工夫したところを書いていきます。
引き戸には両面サムターン錠
我が家には1匹、プロの「引き戸開け師」がいます。他のねこからの依頼を受け、引き戸を開ける彼の後ろには、開くのを待つねこの列ができていました。
そこで、新居ではすべての引き戸に「両面サムターン錠」をつけました。人間には簡単に開け閉めできるけれど、ねこには開けられない錠を付けたのです。
人間としては、引き戸を開けられる心配がなくなったものの、「引き戸開け師」は引越し当初、失業してしまい寂しそうでした。でも最近、彼は錠を付けられなかった小上がりの畳スペースの戸を動かせるということに気付いて、日々鍛錬しています。ただ、常に開けてある戸なので「引き戸閉め師」に転職した形となりました…。
格子戸
我が家のねこたちは、キッチンでの調理中やダイニングで食事をしているときに、いたずらするのが好きで困っていました。
でも、キッチンやダイニングを別室にしてしまうのも、ねこたちの様子が見えなくて困るので、リビングとキッチン・ダイニングの有機的な繋がりは保ちながらエリア分けできるよう、格子戸で仕切ることにしました。
ねこが登れないよう、縦方向だけの格子で、子猫でもすり抜けられないよう、間隔は3.5cmにしたのですが、ちょうど良い仕様の市販品がなく、建具職人さんに造作していただいたので、高くつきました。
でも、ねこたちとより快適に暮らすために、我が家ではここが一番大切なポイントだと考えていたので、重点的にお金をかけました。
保護猫部屋
身寄りのないねこを保護して家族探しをする活動をしているので、ストレス対策や感染症対策として、自宅のねこと完全に分けられる部屋が欲しいと思っていました。
そこで、小さな部屋ではありますが、手洗い設備と換気扇を備えた保護猫部屋を作りました。我が家のねこたちのいるスペースとは、直接繋がっている扉はなく、廊下を隔てて空間的に完全に離れているため、感染症の子も安心して保護できるようになりました。
今回は、家の中の区画について、戸や部屋分けに関するお話をしました。本シリーズ、次回が最終回となります!