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大人になってからAPDに気づいた私の経験談

前回は、APDの背景や要因についてまとめました。今回は、自分のことについて書いていきます。

今考えれば、子どもの頃は…

私の場合、APDというものを知ったのはつい最近なのですが、今考えると子どもの頃から聞き取りの悪さはありました。

・次の授業がどの教室か先生が言っていたが聞こえていなくて、どこに行けば良いかわからない
・作業中だと先生の着席の指示が聞こえなくて、みんな着席しているのに一人立っている

…など、先生の話の一部が聞こえていなくて、他の子と行動が違ってしまうということが主で、まだ子どもでしたし、あまり意識していませんでした。

その後の学生時代もずっと、こういったことはありましたが、生活に大きな支障はなかったので、当たり前のことと認識しており、みんなこんなものだと思っていました。

社会人になって気づいた「みんなとの違い」

そして、社会人になってから、もしかしたらみんなとは違うのかもしれないと思うことが出てきました。

・周囲がザワザワしている中での朝礼で、伝達事項が聞き取れず、後から周囲の同僚に聞くと、聞こえていないのは私だけだった
・飲み屋での飲み会で、雑音のため近くの人との会話もままならないが、聞こえづらくて大声になっているのは私だけだった

こういった経験から、もしかしたら他の人より聞こえが良くないのかも、と思うようになりました。

難聴?とも考えましたが、健康診断での聴力検査はいつも正常。腑に落ちない思いで過ごしていましたが、最近ニュース番組で取り上げられて初めてAPDを知り、これだ!と納得しました。

私の場合、以下のようなことがよくあることから、APDであると気づきました。

・何回も聞き返すので、相手がついに「もういいよ!」と怒ってしまう
・呼びかけに気づかず、突然「聞いてる!?」と言われてびっくりする
・仕事や作業中に呼ばれても気づかず「集中力あり過ぎ!」と怒られる
・電話応対で相手の会社名や名前を聞き取るのが難しく、取り次ぐ時には忘れてしまっている
・特に重要な単語に限って聞こえず、何を指示されたかわからないことが多い
・初めて聞く単語は特に聞き取れない
・急に話しかけられると最初の単語が聞き取れない

今回は、自分の経験についてまとめてみました。でも、実際のところ、まだ病院で診断してもらったわけではありません。次回は、APDの診断や治療についてまとめていきたいと思います。

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