ねこと暮らす家を建てました!②
ねこが大好きで、これからもねこと暮らしていきたいと考えている私。家を建てよう!ということになったとき、優先して考えるのは、やはり「ねことの暮らしやすさ」でした。
そんな我が家で、家を建てるにあたって、ねこのために考慮したポイントについて、2回目です。
悩みどころの「壁紙」
ねこと暮らす家で、一番問題になるのは、やはり「壁紙」。爪であっという間に傷付けられるのはわかっているのですが、家族の考え方次第というところもあるので、いくつかの選択肢があると思います。
[選択肢]
1 丈夫な素材のパネルや壁紙で腰高くらいまでガード
2 丈夫な素材の壁紙で全体をガード
3 一般的な素材だが、部分的に張り替えやすいよう、上下で分けて貼る
4 通常通り貼り、短期間で張り替えを覚悟
1や2の場合、ペットの爪にも対応できる程度の強度となると、コストの問題がかなり大きくなります。また、パネルではなく壁紙で強いものを探してみても、ねこの爪に勝てる強度のものはみつかりそうにありません。
さらに、犬の場合は、腰高まで保護するのも有効かと思いますが、ねこの場合、下の方だけ傷が付くとは限らないので、1のように腰高まで重点的に保護してもあまり意味がないとも言えます。
3の場合も同様で、ねこの場合上下切り替えても結局全部張り替えになる可能性が高いため、あまり現実的な対策ではないかもしれません。
こういったことをじっくり検討した結果、我が家では4のとおり、できるだけリーズナブルなものを選んで、貼り替えを覚悟することにしました。いま、住み始めてもうすぐ1年となりますが、すでにボロボロの部分も出てきています。壁紙については、これからも研究課題として良い方法を模索していきたいと思います。
キャットステップと壁の穴
「ねこと暮らす家」と聞いて、大抵の方が思い浮かべるであろう「キャットステップ」。
我が家では、寝室の壁を挟んで吹き抜けの階段があるため、寝室から階下のリビングへのねこたちのショートカットルートとしてキャットステップを作ろうと考えました。寝室の壁にねこ穴を作り、穴をくぐった先の階段の壁にあるキャットステップを使って階下に降りるルートです。
我が家にはねこが3匹おり、中にはねこ同士の関係が微妙なものもいるため、生活の2大拠点となるリビングと寝室の間に複数のルートを設けておいた方が衝突がないだろうというのが設置した理由でした。
寝室の穴は、20cm×20cm。扉なしで枠だけを設け、安全性のため、枠の下側の板を広くせり出した形にしました。
キャットステップは、壁に作りつけにすると後から微調整が効かなくなるため、可動式のものをと考え、最終的に、壁に作りつけるタイプの可動棚を応用してみることにしました。参考例はこのような棚。
これなら、棚柱を壁に何列か設置しておけば、ねこが登り降りしやすいように棚板を掛けることができますし、気に入ってもらえなければ、場所を移動したり、数を増やしたり減らしたりもできます。
ただし、メーカーが想定していない使用法となりますので、あくまで自己責任での活用ということになります。
今回は、壁紙とキャットステップについて考えてみました。次回は、戸のことなど、人間とねこの生活スペースの区画について、考えてみたいと思います。
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