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ドキュメント2月2日【聖光学院入試】

ひぐらし坂の母でございます。

数年前に中学受験を終え、無事に開成中学に合格しました。
このnoteでは息子の中学受験を振り返り、親子のメンタルを最強にするための考え方をお伝えしています。

中学受験は究極的には【親子のメンタル】が重要です。
特に【母親のメンタルが9割】というのが私の持論です。
このnoteの基本姿勢はプロフィールをご覧ください。

さて。
2月1日開成中学の入試を無事乗り越えて、2月2日は神奈川の名門・聖光学院中学の入試です。
開成で100%やりきった息子はすっかりテンションが落ちてしまいましたが、どうなることやら・・・

関内に宿泊

自宅から30分以上かかる学校の受験は前泊と決めていたので、今回も迷わずBooking.comにてビジホを予約しました。
横浜駅は大きすぎ&駅前も広すぎで、電車にたどり着くまでに色々大変そうだったので、宿泊するのは便利な関内にしました。
正直いって横浜には土地勘がないのでどこにするべきか迷いましたが、駅2つというアクセスの良さということを考えても関内という選択は正解だったのではと思います。

1日の開成で全エネルギーを注ぎこんでしまった息子は、明らかにテンションが落ちていました。
普通にいけば合格できると塾の先生からも言われていたにもかかわらず、直前になって「出題傾向が合わない」とか「どうせ開成に受かっているから受験しなくてもいい」などと言っていました。
受験が面倒くさくなっているようです。
こんな感じのテンション低めの発言が出ると本当は良くないのですが。

当日は6時半に目覚め、ホテルのレストランで朝食をとりました。
もちろんここにもたくさんの受験生親子がいました。
きっと聖光学院受験生でしょう。

息子はすでに受験生というよりは旅行客のような風情で朝食を愉しんでおり、緊張感のかけらもありませんでした。

1日同様、ホテルを出る前に受験票などの重要書類を息子に持たせ、ゆっくりとチェックアウトして関内駅に向かいました。
途中のコンビニで昼食用のおにぎり、パン、お茶とお菓子を購入し、母親の愛情をたっぷり注いで息子に渡しました。

関内駅から山手駅まではそこそこ混雑しており、やはりこの日も前泊していて良かったと思いました。

山を登っていざ聖光学院へ!

山手駅を降りると、そこには聖光学院受験生の行列が!
聖光学院までは山手駅からひたすら坂道を登らなくてはなりません。
まるで登山客の列が頂上まで続く休日の高尾山のような光景でした。

登坂の頂上に聖光学院があります。
本当に美しい建築物です。
一目でミッション系とわかる礼拝堂があり、校舎全体の調和がとれています。
何度見ても育ちの良い子の学校の雰囲気が漂っています。
はじめてここに来た小4のとき、息子も私もこの雰囲気に魅了されてしまいました。

校門を入ると様々な塾の先生たちが激励にいらしてました。
横浜市の学校ということでサピックスも横浜校の管轄なのでしょうか、全然知らない先生ばかりでした。
息子の通う塾の先生はいませんでした(笑)
ということで、激励をスルーしてさっさと受験会場に向かいます。
開成のときの不動明王感は皆無でしたが、友達を見つけたらしく駆け足で会場へと消えていく息子でした。
保護者は学生ホールで待機します。
私は受験会場の保護者待機室にいるのが苦手なので、どこか別のところに行きたかったですが、土地勘もないですし、この山を下りてまた登ってこなければならないのか・・・と考えたらやる気もなくなったのでこの日は大人しく読書をして待機しました。

下山するぞ!

粛々と入試が終わり、学生ホールで息子と合流していざ下山です。
来た時と同じ人数が帰るわけですから、帰り道もおのずと行列になりました。
肝心のテストの出来についてはあえて私からは聞きませんでしたが、息子は「手ごたえなし!ここにはもう来ない。」とのこと。
実は私も「この坂道を登ることはもうないだろうな」と直感していました。
こういう時の根拠のない第六感は大切にした方が良いです。
小4のとき、はじめて見た聖光学院に私たち親子はめちゃくちゃときめきました。
でも、受験当日の聖光学院はどこかヨソに来た感じがしました。
不思議なのですが、これがご縁なのでしょう。
おそらくみなさまも学校見学をしているうちにそういう感触を経験することがあるかと思います。
ウチも受験までに色々な学校を見学してきましたが、息子が通学しているイメージがわく学校はほんの少しでした。
偏差値だけではわからないご縁というファクターは、志望校決定において本当は一番重要なのです。
だからこそ早いうちにたくさんの学校を見学に行き、その雰囲気や空気を感じておくことは大切です。
今回ウチが経験したのは、しっかり確認したつもりでも年月とともにそれが変化してしまうこともあるという実例でした。
いや、もちろん聖光学院はとても良い学校です。
誤解無きように一言付け加えさせていただくと、これはご縁の話なので学校や息子の問題というわけではないのです。
受験をしていると、そういう不思議な経験をすることもあります。

息子は塾へ&母親は自宅へ

聖光学院の受験を終え、息子はそのまま塾に行きました。
翌日の筑駒に向けての気合を入れるためです。
1日も2日も前泊をしたので、実は全然家に帰ってない!という話をしたら、
先生に今日は家でゆっくりしなさいと言われたらしいです。
サピックスから転塾して良かったと思うのは、2月に入ってからも毎日塾に行けたことです。
おそらくサピックスは1月末ですべての授業が終了し、その後は電話でのフォローが中心になるのではないでしょうか?
ウチが通っていた塾は2月5日くらいまでは6年生以外の通塾が禁止されていました。
その間、入試があってもなくても塾にいけば志望校にあったプリントで学習ができましたし、先生の採点や説明を受けることができました。
一緒に頑張ってきた仲間と2月も毎日会って、最後の最後まで切磋琢磨できました。
そしてなにより、毎日塾の先生に会って言葉を交わすことがどれだけ心強かったか。
聖光学院で手ごたえのまったくなかった息子に、筑駒への気合を入れなおしてもらえたことは本当にありがたかったです。
息子は塾で筑駒の国語の問題を解き、ほぼ3日ぶりに帰宅しました。
2月3日は最後の入試
筑駒へ行きます。
唯一、自宅から30分以内で行ける学校だったので前泊はせず、自宅から入試に向かいます。
最後の入試は最大の難関!
「悔いのないようにやり切ってほしい」と息子に伝え、早寝をしました。

3日はめちゃくちゃ忙しい

2月3日は我が家は夫も総動員でスケジュールを組んでいました。
筑駒入試、聖光学院合格発表、開成合格発表の3つのイベントが数時間おきにあります。
Aプラン、Bプランを整え、夫の配置を確認して私も早めに寝ました。
何年もかけて準備した中学受験ですが、始まってみるとあっという間です

母親のマインドチェック

・すべての受験が終わるまでは気を抜かない
・子供のテンションが低くても無理に盛り上げない
・ご縁を感じたら素直に受け入れる
・入試ははじまったらあっという間!スケジュールはきちんと組んでおく
・母親の不安は子供に伝わるので最後まで笑顔で!

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ひぐらし坂の母
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