ひぐらしについて
about
私がボーカルを務めさせていただいているバンド、ひぐらし。たくさん書きたいことがあるんです。たくさん知ってほしい。
去年の夏の終わりごろ、作詞作曲とバッキングギターを務める悠希から急に「オリジナルバンドを始めるからボーカルをやってほしい」というお誘いの連絡が来た時はそれはそれはびっくりしました。彼と私は6月にサークルのライブに一緒に出たきりで、それ以来私はサークルに行ってすらいないし彼と連絡を取っていたわけでもなかったので。他のメンバーは決まってるのかと聞いたところ、リードギターとドラムを担当するのも6月に一緒に組んでいた颯と安路だと聞いてさらに驚きました。まさかまた集まれるなんて思ってもなかったです。6月のライブに出る前、衣装を揃えようという話になって彼らと新宿まで服を買いに行った日に、冗談混じりにこのメンバーでオリバンやろう!という話をした記憶が懐かしい。本当に実現するなんて思ってなかったのでとても嬉しかったです。そして最後に、初め空席だったベースには悠希がどこからか素敵なベーシスト、春を拾ってきてくれてひぐらしがはじまったんです。
今は「花言葉」をモチーフに、悠希が物語を考えて曲を作ってくれています。「ひぐらし」の由来は、その日その日で生計を立てていくことという意味の「日暮らし」と、蝉の「ヒグラシ」から。一応、サークルの同期として出逢った5人で組んだ5ピースバンドです。
メンバー紹介がひぐらしの公式アカウントで上がっているのですが、正直あれじゃ足りないしもっと彼らを知ってほしいので、ここからは一人一人について完全な私の主観で語ろうかなと。
Gt./Comp. 悠希
悠希は才能マンなんですよ。私は彼の書いた曲がめちゃくちゃ好きなんです。寂しさの中に、どこか温かさのあるような曲が多くて、1日の終わりに聴きたくなるんです。疲れきった時でも、ひぐらしの曲聴くとなんか安心して落ち着けるんです、ほんとに。疲れた時に聴ける曲を作れるってすごいなと思います。あと、ひぐらしではバッキングを担当してるけど実は彼キーボードもめちゃくちゃ上手いんですよ。スタジオ入ると練習の合間にさらーっと耳コピした曲とか弾いてくれて、すごいなぁと思います。
性格は、自分をめちゃくちゃしっかり持ってるというか、芯あるなーと思ってます。他者から見ればこれだけ才能があるのに、それをひけらかしたりしないところとか、ほんとにただまっすぐに音楽が好きなんだなーと思います。いつも一定のテンションを保って話すし、ブレない。落ち着いてて芯があるっていいよなぁと思います。
ライブに来てくれた方は、ぜひ彼が作った曲を存分に味わっていってほしいです。
Gt.颯
彼もね、また悠希とは違ったタイプの才能マン。彼はめちゃくちゃ多方面に多才なんですよ。音楽で言えばギターがめっっっちゃくちゃに上手いのはもちろんのこと、バイオリンも弾けるし作詞作曲も出来れば歌も歌える。音楽以外でも、彼計算がすごい速いんですよ。4桁の暗算とかを一瞬で出来るんです。ひぐらしは練習終わりにスタジオを出た後やご飯に行った時、いつも彼に1人当たりの料金を計算してもらってからPayPayで送金しています。
加えて彼のいいところは、これだけ多才でありながら言動の節々から内面の面白さが滲み出てるところ。声のトーンは低くて、落ち着いた感じで喋るのに急に突飛なことを言い出したりするんです。なんかそのギャップというか、こいつ面白いなぁといつも思います。天は二物を与えずとかよく言うけれども、二物どころか十物くらい与えられてんじゃないかってぐらいキャラが濃いギタリスト。
Ba.春
春はね、大人しそうな顔して結構ずばっとツッコんできたりするんです。メンバーの誰かがふざけると、ちゃんとそれを拾ってくれる。だから誰かが滑って空気が凍ることとかがなくて助かってます。
世間でいうベースのイメージって、あんま目立たない楽器って感じなのかなーと思ってるのですが、バンドにおいてベースって本当に大事なんですよ。この間春が体調を崩してスタジオに来られなかったんですけど、その時楽器隊はみんな口をそろえて春がいないとキツいねーって言ってました。春がいつも安定したベースラインを弾いていてくれるからこそみんなが合わせられるんです。いつかベースがめちゃめちゃ目立つ曲で春がスラップとかしてるの見てみたいなーと個人的には思ってます。
あと春のすごいところは、即興でハモれるんですよ。もともと合唱をやってたらしく、その影響ですぐにハモりパートを歌えるんです。「待雪草」という曲のサビでは、春がハモってくれてるのですがめちゃくちゃきれいに歌ってくれるから釣られてしまうこととかないんです。ライブではぜひハモりにも注目してほしいですね。
Dr.安路
彼はね、憎めないんです本当に。いっつも冗談言ってにこにこしてて、しかもめちゃくちゃいい笑顔で笑うんですよ。彼がいるとほんとに空気が良くなるというか、憎めないってこういうことなんだろうなーと思います。彼自身が持ってるエピソードがどれも面白いうえに、それを喋るのがまた上手で。こっちまでつられて笑っちゃう。前に、23時くらいにスタジオが終わってみんなまっすぐ帰ろうとしてたところを、彼がまだ喋り足りないよーって言ってみんなでマックに行った日のこと、めちゃくちゃ覚えてます。かわいいやつなんです。
これが一転、ドラム叩くとめちゃくちゃ上手いところが本当にずるい。ドラムがしっかりしてるからいつもきちんとリズムを取れるし、安路のドラムがいてくれれば安心して歌える。そう思わせてくれるリズムキープを常にできるのは本当にすごいことだなと思います。自己紹介に書く特技がないと悩んでたけど、これだけドラムにまっすぐなのは立派な特技なんじゃないかなと思ったり。
まだ書きたいことたくさんあるけど、きっとこれからも私のnoteにはたびたび彼らが登場すると思うので今日はここらへんで留めておきます。ひぐらしは本当にいいバンドなんです。曲がめちゃくちゃいいのもそうだし、何よりメンバーの人柄が私はすごく好きなんです。私がまた軽音に戻ろうと思ったのも、彼らと一緒にやりたいことがたくさんあるからなんです。それこそ、こんなに長ったらしい文章を書けてしまうくらいには彼らが好きです。レポートより長いですからね、これ。これからもいっぱい楽しいことしようと私は勝手に思ってるので、よかったら温かい目で見守ってください。よろしくお願いします。
緋夏