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講演会をさせて頂きました!

6月2日(日)私の母校であります成田高校の同窓会で、講演会をさせて頂きました。
場所は成田駅前のホテル『ウェルコ成田』です。

こちらがパンフレット。10ページあります。

10時から総会が行われまして、私の講演会は 11時〜12時までの 1時間です。

1時間で終わるよう、家で何回も練習しました。

会場はこんな感じ ↓
右側にテレビカメラも入っていて、緊張します。

成田高校は 1898年(明治31年)10月7日に創立され、今年で 126年目を迎えました!
同窓会は毎年この時期に行われていますが、さすがに卒業生全員に招待状は送れないので、今年 還暦を迎える学年の皆さんにのみ送っているそうです。

先輩の皆様方を前に、私が漫画家を目指していた頃の話、私がどうやって漫画家になったかのお話などをさせて頂きました。


無事、講演会を終え、私のサインとイラスト入り『ひぐらし日記』を 3名の方にプレゼント!

たくさんの方が手をあげて下さったのですが、誕生日が近いということで、こちらの御三方に決定しました。



同窓会の会長さんから花束をいただきました💐


いただいた花束



笑顔の小泉市長さん・私・会長さん

成田市長の小泉さんも成田高校の卒業生なのです。



私・息子・娘

私の漫画のアシスタントをしてくれているどん太、娘は私の配信関係の仕事をしてくれています。

思いがけず司会者の方から壇上に呼んでいただき、緊張気味の 2人。

2人とも成田高校の卒業生です。
先ほど「還暦を迎える学年に招待状を送っている」と書きましたが、成田高校の卒業生だったら どの学年でも参加できます。


講演会の後は、12時〜2時まで お食事会です。


市長さんにビールを注いでもらう どん太。


なんと!漫画家の 加瀬あつし先生がいらしていました。(向かって右端が先生)
加瀬あつし先生も成田高校の卒業生なんです。
『カメレオン』をはじめ、たくさんの漫画本を出版なさっている偉大な先生です。
まさかここでお会いできるとは思っていませんでした。
先生は多忙な漫画制作のため右手をいため、手術なさったとのこと。きさくにも私に「これ見て下さい」とおっしゃって、手術痕を見せて下さいました。
こんなことなら、色紙を持参してサインしていただきたかったよ〜💦
でもラインを交換して下さったので、いつかまたお会いできると信じています!!



最後にみんなで校歌を歌い、三三七拍子で〆ました。何十年たっても、校歌って覚えているもんですね〜♪
私は向かって左の端っこにいます(楽しそう)笑



会場には、担当の先生とホテルの方とのご厚意で私の漫画を飾って下さっていました。


娘・私・息子

後ろの漫画は今年の成田高校の同窓会報『不動心』に描かせていただいたものです。


たくさんの人で賑わう中、Aさんという方が私に声をかけて下さいました。

私・Aさん

Aさんは「うちは日暮大工さんに建ててもらった。その後も、増築だとか、修理だとか、何かあると日暮大工さんに来てもらっていた」とおっしゃいました。

父のことです。

Aさんは「日暮大工さんは毎年、春にはタケノコ、秋にはブドウを わざわざ うちまで届けに来てくれていた。なのに 一昨年あたりからパッタリおみえにならなくなったから、母と二人で「どうしたんだろうね…」と心配していた」とのこと。

私が講演会で「父が 一昨年 2022年の暮れに亡くなった。父の病院のベッドの枕元にはいつも『ひぐらし日記』が置かれていて、繰り返し読んでくれていた」という話をしたものだから、Aさんは驚いて、私に声をかけた、とのこと。

私は、父が自分が建てた家に、毎年 タケノコやブドウを届けていたなんて知りませんでした。

「父ちゃん、父ちゃんのことを待ってくれてる人がここにもいたよ…」と思うと、胸に熱いものが込み上げてきました。

私は Aさんに「お母様にもよろしくお伝え下さい」と言って、一緒に写真を撮りました。
ただ、バタバタしていて Aさんの連絡先を聞くのを忘れてしまいました💧

それにしても、大工だった父は一生の間に何軒くらいの家を建てたんだろう?
宮大工だったから、神社仏閣や鳥居も建てていたけれど…
聞いておけばよかったな!


父が可愛がって育てていたブドウは今も元気で、みんなで手入れしています。

去年は 1つ1つのブドウに父がやっていたみたいに袋をかけなかったら、全部 ハクビシンに食べられてしまいました💦

今年は 慣れない弟が春先に剪定したのですが、母が「あまりにも枝の根元から切りすぎて、これじゃ枯れっちゃうよー😢 父ちゃん、ごめんよー」と、仏壇に突っ伏して泣いていました。
母は父が亡くなってからというもの、よく泣きます。

でも、ブドウの力強い生命力でここまで枝を伸ばしてきました。

ここまで育つのに10年以上かかったそう。


写真は、1つの枝に 1つだけの房を残して、カットしているところ。真ん中にいるのが母です。

下記の写真は、父がまだ元気だった頃に育てたブドウ🍇

「今秋 うまくブドウが実ったら、Aさんのお宅に持って行ってあげようかな。母に聞けば、家がわかると思うんだ! 一緒に撮った写真もあげたいし…」と思っている私です。







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日暮えむ
「せっかく この世に生まれてきたのだから、1冊でもいいから自分の本を残したい」子供の頃から本好きだった自分の夢をかなえるべく、エッセイ漫画を描いています。よろしくお願い致します。