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奈良 洞川(どろがわ)温泉のすごいお兄ちゃん

ワシら探泉隊シニア部代表は、代表だけに代表らしい行動をと言うことで、日帰りでもあくなき探泉を遂行するのだ。

本日は、奈良県。
奈良県といえば、入之波温泉山鳩の湯が大好きな湯だが、今日はとりあえず訳あって道の駅橿原へ。
以前ここで投函したアンケートに当選したのだ。懸賞の草餅をいただく。(交通費の方がはるかに高い。道の駅さん、もうちょっと賞品検討してくれろー)

さて、この後、十津川温泉郷に行くか、かつらぎ温泉八風の湯に行くか。
十津川はいろいろ事情がわかっているが、八風は掛け流しではあるものの、ゴージャスなホテルの日帰りということでシニア部としては却下。
シニア部は残り少ない人生を生きているので、余計なことをしている暇はないのだ、そうなのだ。10秒検討し、ネットでかなり評価の高い洞川温泉(どろがわ)へ行くことに。
この道の駅からおよそ90分だ。

洞川は天川村の先にある大峰山の東側の拠点だ。ここは昔から修験道の聖地で、塩沼亮順大阿闍梨が千日回峰行を達成した霊峰だ。ちなみに西側が吉野でこちら側がこの洞川だ。

天川村黒滝を抜けて行くのだが、時まさに紅葉真っ盛り。明日から紅葉祭りも予定されているというタイミング。一足早い紅葉を楽しみながら、大峰山の懐に進んでいく。

洞川温泉共同湯に11時到着。
ちょうど開店。施設の前が広い公共駐車場でそこに停める。温泉利用者は90分無料とのこと。こんな駐車場は無料にしても良いのになあ・・という印象。

入り口
掛け流しの内湯



さて11時オープンとともに一番で入場。700円、結構高い。
同時に4名くらいの男性が入るが、私以外全員がまっしぐらに洗い場で石鹸でゴシゴシ洗ってはる。私は丁寧にかけ湯して一番に内湯に。続けて入ってきた若いお兄さんが、内湯に入らずまっしぐらに露天風呂へ。

ここは優しい単純泉がふんだんに掛け流し。しかもかなり広めの内湯なのだから相当の湯量があると思いきや、しばらく内湯につかって露天に出てみると、無理!、なにこの塩素臭!と悲鳴をあげるくらいの修羅場。
そんな中、お兄さんは気持ちよさそうにのんびり浸かってはる。しかも浴槽の半分くらいしか湯がはられていないのに。半身浴かい!
このお兄さんはすごい。塩素臭もものともせず、のんびりと楽しそう。
私は足首まで浸かったものの即退散。
もう一度内湯に浸かって早々に浴場を出ることに。

なんだか、このお兄さんを下げて書いてしまったが、そうではない。温泉の楽しみは、かけ流し、循環、塩素あり、なし含めてすべての環境の中で個人の癒しなので、かけ流しがダメとか塩素があるから低俗とかという問題ではない。ただ、うちらのストロングスタイルには合わないというだけだ。そういう意味でお兄さんはすごい。

予定してた時間より早めに出たのに、ツレも同じで早めに出てきて、露天の塩素臭さ何!と同じ感想。
せっかくあれだけ大きな内湯をかけ流しできる湯量があるのに、観光客目当てで露天を無理くり作って循環塩素投入にしたのかな・・・と想像せざるを得ないかなしき温泉であった。

その後、名水を求めて車を走らせるも、いたるところで料金徴収。確かに管理も大変でしょうが、あまりに商売が見えすぎた洞川温泉。なんだかなあ、とかなり残念だったけど、それでもお山の紅葉はそんなこと関係なく美しかった。

温泉分析書

この情報は、2022.11月の情報です。

洞川温泉
0747-64-0806
水曜休み 700円

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