アメリカdeバスケ18~高校バスケ⑭新シーズン!~

8月末から新学期がスタート。
と、同時にプレシーズンのトレーニングがスタートした。
小学生の頃バレーボールをやっていた(そして得意だった)ので、秋シーズンスポーツのバレーボールチームにも入りたかったのだけど、バスケシーズンと若干被ることもあって諦めた。

アメリカでは、やろうと思えば3つのスポーツチームに所属可能。実際、バスケシーズンが終った後、試合観てたら足が早い!と、春シーズンは陸上コーチに誘われた。実際はコートでそう見えるだけで、短距離は、、、笑
しかし、トレーニングになると思って参加した。

今シーズンは、Sr.(シニア:高3)の学年となり高校最後のシーズンだ。メギンをはじめ同期は4人。それ以外ほとんどが後輩。とは言っても、あまり先輩後輩という感じはない。たまにルーキーやら後輩やらで先輩がいじる。

プレシーズンは外でのトレーニングがほとんどだった。また、放課後に地域リーグに週1回で参加した。

高校のシーズンインは11月15日!
この日からようやく本格的なチーム練習と試合が始まる。日本のように練習試合、というのがない。シーズン中の全ての試合はシーズンゲームとしてその年の結果として残る。

リーグ戦は年明けから。それまでは、シングルゲームよりも地域で開催されるカップ戦に参加した。

カップ戦は、4チームが参加して2日間で開催される。それぞれのカップ戦では記念Tシャツももらえる。強豪チームは、NIKEなどが主催で全米中からチームを集めて開催するトーナメントに参加したり、遠くまで遠征していたりする。

または、選手個人でAAUというトラベリング(クラブ)チームに参加する選手もいる。


トラベリングチームのことを知ったのはシーズン途中だった。チームメイトの中ではメギンだけトラベリングチームに所属していて、そういうところで出来るのが羨ましく思ったが、ホストファザーのスコットが反対派で勧めてもらえなかった。大学チームに所属してから、ディビジョン1のリクルートは、AAUのショーケースから多くの選手を見つけ出していることを知った。

高校で学んだセットプレーは、モーションとUCLAセットだった。コールの仕方は、相手にばれないように、モーションの時はアメリカの州の名前、UCLAの時は数字、で伝える。

コールはポイントガード担当だ。よって、私がコールしてプレーが始まる。私の場合、数字はまだよかったが、州の名前はテキサス率高め、笑。単純に言いやすく伝えやすいからだ。カリフォルニアの発音も意外に難しい。あとは、フロリダとかシカゴ、ユタ。

最初はスタートで出ていたのだが、シックスマンでチームのスパークになって欲しいということでシックスマンとしてプレーした。これに関しては、新米ヘッドコーチに対してチームへメイトの親からのプレッシャーがあったらしい、、、スタートにこだわりはなかったこと、スコットからチームの役割についていろいろ伝えてもらっていたので、私は与えられたスパークになれるように意識してプレーした。

スコットから、PG極意として、『ミスはPGが引き受けること』を学び、実践。試合中、Niceパスを出したがハンブルしてターンオーバーになった時には、"my bad"、と言ってこちらのミスとして対処。試合中にチーム内で揉めたりミスを引きずらないよう、ミスはこちらで引き受けチームの状態を保つ。

また、言葉でコミュニケーションが十分に取れないので、練習から姿勢(プレー)でチームを引っ張るように努めた。

アメリカの子達は、もちろん全員がめちゃくちゃ上手なわけではないし、みんな背が高いわけでもない。とは言っても、体格や背は日本に比べて大きい。プレーは上手くみえないのだけど上手い選手が結構いる。スピードは全体的に日本人の方が早い。

アメリカではみんなよくしゃべり意見を言う。

バーシティーチームに所属しているからには、プレイングタイムが短かったり出場できなかったりするとアプセットするしコーチに話をしに行ったりする。

日本ではベンチに入っていても出られなくても文句は言わない。その理由を聞きにいくこともない。コーチの選手との距離感については、アメリカの方が理想的だなと感じた。選手も気持ちよくプレーできる。

チーム練習は平日の放課後に1.5時間。コートは1つしかないので、男女のバーシティーとJrバーシティーが入れ替わりで練習をする。よって、曜日で放課後すぐに練習の日もあれば2時間待ってから練習の時もある。待っている時間は男子の練習を見たり、宿題をやったりしていた。シュート練習をもっとしたかったが、出来る環境がないことを理由に練習しなかった。今考えればいつでもやろうと思えば自転車で公園に行けば出来たのになぁ。

つづく、、、

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