アメリカdeバスケ6〜高校バスケ②初練習参加!〜
練習参加、初日
2月は高校ではバスケットボールシーズンの終盤。リーグ戦が終わって、カンファレンス(地区)のプレーオフトーナメントの時期だ。
Sr.(シニア:12年生、いわゆる高校3年生)にとっては、このトーナメントで負けたら最後。シーズンが終了となる。
ルール上、今シーズンはエントリーが出来ないため、練習生として参加させてもらう事になった。
本来、日曜日はオフなのだが、プレーオフ前だから?練習があるとのこと。
午後から練習とのことで、ホストファミリー全員と向かった。
ホームスティ先は、カリフォルニア州サンディエゴ郊外(北)のCarlsbad(カールズバッド)と言う街だった。
西海岸の海辺を背に、丘をいくつか越えて上がったところに家はあった。
留学先の高校は、ホームステイ先から車で約45分、通勤通学ラッシュだと約1.5時間かかるサンディエゴ市内。
なぜこんなに遠くな場所になったか。
実はホストファミリー(ママ)のリサが、この高校で教師をしていたからなのだ。
まずは、練習参加前にブランチして腹ごしらえ。
学校近くのメキシカン料理屋さんに連れて行ってもらった。
美味しかった。
日本のコンビニのブリトーは比ではない。
(今後、このメキシカン料理にハマっていく事になるのだが、それはまた番外編に…)
お腹を満たし、いざ高校へ!
高校も丘の上にあった。私立のカトリック高校で雰囲気のある学校だ。道を挟んで向かい側に、University of San Diego(私立サンディエゴ大学)があることから、
University of San Diego High School
サンディエゴ大学高校
通称"Uni"(ユニ)と呼ばれた。
立地場所から名付けられているだけで、付属高校というわけではないらしい。(卒業後、高校が移動し名前が変わったことから知った)
この日は日曜日のため、先生や職員の方は基本不在。そのまま体育館へ直行した。
体育館はメインにコートが1面、サイドに例の階段式観客席( *アメリカdeバスケ5参照 )が設置出来るぐらいの広さだ。
中に入ると、ヘッドコーチが迎えてくれた。
コーチブッチャー
黒人の優しそうな人だった。ホストファミリーとの会話を必死に聞き取った。私にもゆっくりと簡単な英語で話しかけてくれた。
チームには12〜15人ぐらいが所属していたかと思う。ほとんどの選手がシュートしながら練習に備えていた。
みんな日本人に比べて、身長も体格も大きい。マジックキャンプですでに海外の子とプレーしたこともあったので、怖さや弱気などの気持ちはなかった。ワクワクドキドキ。
練習では自己紹介をして(名前を言っただけのようなレベル)、みんなの名前を教えてもらい、練習開始。
内容は、シューティングからスタート。それ以降は、ほとんど記憶にない。
スポーツに国境はない。と言われるが、練習は動きをみてコーチの説明を注意して聞いていれば問題なく参加することができた。
ファンダメンタルレベルで言うと、日本人の方がはるかにうまいと思う。その辺りで選手やコーチにすぐ認めてもらえたように思う。
まじめに基礎をやっておいてよかった。
その分、アメリカの選手は個性があると思った。シュートがめちゃくちゃ上手とか、ドリブルの緩急・リズムが上手いとか、空間の使い方がよい、とか。
(日本人は型を完璧にするが個性が育ちにくい)
練習では、Sr.は特に集中していた。
彼女らの邪魔にならないようにと思った。
キャプテンのケリー。
リーダーシップを取りながらPFとしてプレー。
チームの大黒柱。バランスが良く、体を張ってプレーする。とても好印象で個人的にすぐ好きになった。
さすが、シーズンも終盤だ。練習もテンポ良く進んでいった。
ドリルもラリーも全部楽しかった。
最後のコートランまでも楽しかった。
日本ではランメニュー聞くと憂鬱になりがち。練習の雰囲気も一気に暗くなりがちだ。
アメリカは、こういうしんどいメニューの時でも場を盛り上げやりきるのが上手だ。
人種の特性もあるだろう。
それに加えて、
スポーツのシーズン制
日頃の練習量
シーズン終盤という時期
という後転的な要因も影響していると思う。
チームで盛り上がりよい雰囲気で練習を終わることが出来た。私自身も気持ちよく走れた。
みんなとも仲良くやれそうだ。
初練習の参加は、こんな感じで終わった。
つづく…