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〜妄想旅行がとまらなくなる?〜 『日本の路線図』三才ブックス

よく行く古本屋さんで目に入り思わず手にとった『日本の路線図』という本。
パラパラとページをめくってみると全国47都道府県の各鉄道会社が掲出している様々な路線図が一冊の中にまとめられたものでした。
以前投稿しました「世界最古のCI/ロンドン地下鉄ロゴマーク」でロンドンの地下鉄路線図デザインについて触れたことがありましたが、路線図が大好きなわたしは旅先の街で駅の路線図を見ながら、“もしこの街に住んでいたらこの路線で通勤するのかな?”とか、“この辺りとか多分便利で住みやすそう”とか“どんな人生になったのかな?”などよく妄想します。
この本があればそれが自宅で出来る!ということで即購入となりました〜♪
(ちなみに鉄道車両にはあまり興味ありません...)



札幌市営地下鉄(北海道)
200万都市札幌の地下鉄は3路線。
「北12条」、「北18条」などの駅名から札幌らしい碁盤目状の都市構造がイメージできます。


青い森鉄道(青森県)
シンプルで爽やかな印象の路線図。
青森の豊かな自然の中を駆け抜けるらしい憧れの鉄道です。


都営地下鉄(東京都)
カラフルな路線が複雑に絡み合ったこの路線図は東京ならではですよね。
複雑だけどこの色分けで意外と解りやすいです。


富山地方鉄道(富山県)
富山市内をゆっくりと走る路面電車は環状線を含む3路線。
比較的小規模で可愛らしいイメージです。


名古屋鉄道(愛知県)
名古屋を中心に岐阜や三重、そしてあらゆる方向にのびる路線網が圧巻です。


Osaka Metro(大阪府)
碁盤目状の街並みをイメージさせる路線図。
中心部を南北に走る大阪の大動脈“御堂筋線”のカラーはまさに大動脈の赤らしいです!


とさでん交通(高知県)
はりまや橋を中心として東西南北に走る路面電車。
高知城や坂本龍馬ゆかりの地など名所旧跡を訪ねるのにも便利です。


アストラムライン(広島県)
『?』の形をしたユニークなデザインの路線図。
郊外と広島市中心部を結ぶ通勤通学に欠かせない市民の足です。


熊本市電(熊本県)
祇園橋、呉服町、八丁馬場、味噌天神前など歴史を感じさせる電停が多いイメージです。
『蔚山町』は加藤清正が朝鮮出兵の際陣取った場所(現在の韓国・蔚山)に由来するらしいです。


ここからは番外編で海外の路線図デザインを3つご紹介します。

ロンドン地下鉄
路線図の原形は1931年に電子回路の製図技師であったハリー・ベックによって作られたもので、現在もその電子回路感(?)あふれるデザインは踏襲されています。
また、その後の世界の路線図デザインにも多大な影響を与えたことでも有名です。
利便性はもちろん統一感と美しさを兼ね備えたこの路線図はそのデザイン性から様々なグッズが販売されています。


パリ地下鉄
フランス・パリらしいとても繊細で美しい路線図。
駅名でさえシャルル ド ゴール エトワール駅、シャトレ レ アル駅などいちいちお洒落です♪


ニューヨーク地下鉄
路線図の美しさでは上記2都市には及ばないと思いますが、 路線数33、駅数472、総延長375kmを誇る世界最大規模の地下鉄路線網にはダントツの迫力を感じます。


どこにでもある路線図ではありますが、限られたスペースの中に駅名や路線の乗り入れ状況、周辺のシンボルなど様々な情報が収められており、作成者の工夫や苦労に思いを馳せながら眺めてみたらこの路線図、とても味わい深く感じます。
また駅名にはその土地の歴史を、路線形状には地勢等を読み取ることができ、特に初めて訪れる都市だとワクワクします!(あ、私だけでしょうか…?)
普段何気なく眺めている路線図も視点を変えて眺めてみたらまた違った感じに見えるかもしれません♪


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