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晩秋のみちのく紀行

若い頃からこれまで旅先として主に海外に目が向いておりましたが、コロナ禍以降それが出来なくなったことで国内を旅する機会が増えてきました。
正直最初は“コロナなので仕方なく国内”という思いがありましたが、あちこち訪ねるうちに自分の国のことを何も知らなかったんだなあと思うように...。
その後少しずつですが各地域が持つ魅力を再発見できているような気がします。

というわけで先月(2022年11月)およそ30年ぶりに東北地方(宮城・岩手)を旅してまいりました。
撮影しました数々の画像とともに簡単ではございますが独特な歴史や文化を持つ東北地方の一部を紹介したいと思います。
※今回画像多めの内容となります。申し訳ございません!


松島(宮城県松島町)

30年ぶりに訪れた松島は波穏やかで時折吹く冷たい風が心地良かったです。


石巻駅(宮城県石巻市)

街のあちらこちらに宮城県出身の漫画家石ノ森章太郎の代表作“サイボーグ009”のキャラクターが設置されています。
駅前でいただいた地元B級グルメ石巻焼きそば(二度蒸し麺を使用した鯖の旨だし焼きそば)がクセになる美味しさでした。


石巻南浜津波復興祈念公園(宮城県石巻市)

2011年の東日本大震災で最大の犠牲者を出した石巻。
津波伝承館で地元の方から当時の貴重な話を聞いた後は復興祈念公園へ。
この広大な公園がかつて多くの人々が暮らしていた市街地だったとはただただ驚き...。


中尊寺(岩手県平泉町)

いつか訪ねてみたいと思っていた中尊寺金色堂。
平安時代末期、都から遠く離れた奥州に豊かな仏教文化を花開かせた平泉は当時なんと平安京に次ぐ規模の都市だったとのことです。(金色堂は写真撮影不可)


毛越寺(岩手県平泉町)

奥州藤原氏の栄華を今に伝える毛越寺。
浄土庭園内に点在する礎石等の遺構にかつて存在したであろう壮麗な大伽藍をイメージしながら散策しました。


一関の餅食文化(岩手県一関市)

見たことのない様々な餅が売っておりワクワクします。
穀倉地帯である岩手県一関市付近には独自の餅食文化があるらしく、祭りや年間行事、人生の節目などに餅料理を食べる習慣があるらしいです。


北上川と岩手山(岩手県盛岡市)

岩手山が雪化粧をすると盛岡の街もそろそろ雪が降り始めるという合図になるらしいです。
黒くどっしりした味噌と絡めていただく盛岡名物の“じゃじゃ麺”が不思議な美味しさでした。


盛岡の近代建築(岩手県盛岡市)

盛岡市内には東北地方唯一である辰野金吾設計の岩手銀行赤レンガ館をはじめ、江戸、明治、大正、昭和の歴史的建造物があちこちに点在。
周囲の現代的な街並みとバランスよく共存しているように感じました。


三陸の海の幸(岩手県盛岡市)

盛岡に転勤になった友人といただいた新鮮な三陸の海の幸と地酒(浜千鳥)。
幸せ過ぎます!!!


せんだいメディアテーク(宮城県仙台市)

建てられてからだいぶ経ちますがずっと訪ねてみたかった“せんだいメディアテーク”。
各階を不規則に貫くチューブ状の構造体が柱の役割を果たしていてとても面白かったです。
カーテンウォールが定禅寺通のケヤキ並木や街並みを映し出すスクリーンのようになっているのも素敵です。

せんだいメディアテークHP
https://www.smt.jp/info/about/character/# 


仙台グルメ(宮城県仙台市)

仙台名物のモチモチ太麺ナポリタンや秋刀魚のつみれ等がはいった仙台おでん、そしてお決まりのずんだ餅など仙台も美味しいものだらけでした。


仙台空港(宮城県名取市)

約30年ぶりに訪れた晩秋の東北地方。
関西からですとやはり距離的、心理的に遠く感じることから訪ねる機会があまりありませんでしたが、 独特な歴史や文化が発展してきたエリアで自分の知らない未知なる面白さがまだまだあるような気がしてきました。
今回は主に東北地方の太平洋側をメインに周りましたが、次回は日本海側もぜひ訪ねてみたいと思います。
(個人的には出羽三山など山岳信仰の象徴でもある即身仏も興味があります。写真はちょっと投稿できなさそうですが。。。)
今後も機会がありましたら関西以外の面白情報を投稿したいと思いますのでなにとぞ宜しくお願いいたします。

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